これは実は前回に予算の関係で見送ろうと思ってでも「やはりどうしても可愛い!」と思いすぐに連絡を入れて取っておいてもらった作品です。
1940年代の特徴が出た、この時代らしく楽しく朗らかなジュエリー。
特に留め具部分が最高なんです。
セットのブレスレットもあり、もちろんばら売りも可能ですが、パーティーシーンにこのパリュール(ジュエリーのセット)があったら何て素敵なの!と思います。
セットでご購入の場合、気持ちばかりではございますが少し引かせていただきます。
長さが58センチです。
若干糸のゆるみ(すきま)があるのではないかというご質問を受けましたが、これはすべての真珠の粒と粒の間に珠(ノット)を入れて糸が通されているためです。
特に粒の大きい昔の真珠のネックレスでよく見られる「オールノット」と呼ばれる糸の通し方です。
万が一、糸が切れたときに真珠の珠がなくなるのを防ぐことができ、また真珠の粒と粒があたらず傷みが少なくなるのが利点です。
このノットは大体は同一間隔で入っていますが、このネックレスに限らず間隔が少し異なって入れられていることもあります。
それを「隙間」のように感じられるかもしれませんが、これで良いのです。
左右差やバランスをこのノットで整えていて、全体として綺麗に流れるように仕上げられているからです。
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どこまでが「アンティーク」でどこからが「ヴィンテージ」なのか?
アンティークやヴィンテージという言葉はよく耳にしますね。
ではどこまでを「アンティークジュエリー」と呼び、どこからを「ヴィンテージジュエリー」と呼ぶのでしょうか?
「アンティークは100年以上たったもの」という定説はありますが、今日ではジュエリーに関しては1930年代のアールデコまでを含んで「アンティークジュエリー」と呼ぶのが一般的です。
1930年代と言いますと厳密に言えば100年を経ていないですが、ジュエリーの素材や製造過程、デザインがその時代特有のものか、量産を目的としたジュエリーか否かがアンティークとヴィンテージを分けるひとつの基準で、それが1930年代で分かれると考えられています。
それでは1940年以降のジュエリーに価値がないかというとそういう訳ではありません。
特に1940年代のジュエリーには戦火の迫る中、その時代にしかない特徴的なデザインで高く評価されています。
下記は1940年代を代表する指輪デザイン「タンクリング」です。
1940年代というと、第二次世界大戦を思い浮かべる人が多いようです。
ですので40年代ジェエリーというと、「戦争中にジュエリーなんて作っていたのですか?」と質問をされることがあります。
40年代ジュエリー(フォーティーズスタイル)とは正確に言うと、1939-1943年当たりに作られたジュエリーを指します。
1940年代はリングで特に特徴的なジュエリーが作られましたが、ピアスも大ぶりで磨き上げられたゴールドが鮮やかな華やかな作品が作られました。
1940年代のカクテルジュエリーと戦後エステートジュエリーに関して更に詳しい情報は1940年代のカクテルジュエリーと戦後エステートジュエリーをご参照ください。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
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