フィリグリー金細工ドラップリーネックレス(天然シードパール、18Kイエローゴールド)

久しぶりにフィリグリー金細工のジュエリーを入荷しました 当店でいただくお問い合わせの中で最も頻度の高いのが「フィリグリーのチェーンはありませんか?」というご質問です。
過去に多くのフィリグリー細工のジュエリーを販売してきましたのでそのおかげだと思いますが、光栄ではございますが残念なことにご紹介できるものが今ではほとんどないのが現状です・・・。
フランスの金細工のネックレスは、美しい18金とその手のこった細工、デザインの良さ・・・日本に限らず世界中で人気があります。
近年は現地でも確実に少なくなり、幻になりつつあるアンティークジュエリーの一つです。
しかし久しぶりに入荷できました!
今回はチェーンではなくネックレス、更には金線に無数の極小の芥子真珠が入れられています。
金線に芥子真珠を通したジュエリーはこの時代に流行し、当店でも何度か芥子真珠の入ったフィリグリー細工のゴールドネックレス、ブレスレットを扱ってきました。
フィリグリーの細工自体が当時も恐ろしく時間のかかる製作ですから、更に芥子真珠一粒ずつに手作業で穴を開けてゴールドの線を通す・・・書いているだけで気が遠くなりそうです。
石に穴を開けるということはその宝石が小さければ小さいほど難しいです。
芥子真珠はもちろん当時の天然の芥子真珠で大きさも形も完全に一様ではないですから、ほぼ真ん中に穴を開けるというのが当時の熟練した職人さんであってもどれだけ高度な作業であったか、そんなことにもぜひ想いを馳せていただけた嬉しいです。
これほど胸元を綺麗に魅せてくれるドラップリーネックレスは初めてです 「ドラップリー」と呼ばれる胸元にひだのように広がるネックレスデザインです。
このネックレスはぱっと見たときも美しくすぐに手に取りましたが、胸元にあてた時の美しさはまた数ランクあがります。
「フィリグリー」と一言で言いましても優劣がありレベルは様々なのですが、このネックレスのフィリグリーのラインは格別細いです。
そして細いラインの上を表面のみならず裏面まで、ミルグレインがぎっしり打たれています。
モチーフ一つの中にも微妙な高低差をつけていて、各モチーフは中心部に向かってなだらに膨らみ、中心部に細工のもっとも細かな部分と真珠が肌の上で浮かび上がります。
またその微妙なカーブが胸元にストンと落ちるその心地よいフィット感にもつながっています。
左右対称に広がるドレープと中心部のドロップラインの重量もよく計算されており、文字通りひだのように美しいシルエットを保ちながら動きすぎてしまうことなく、胸元にしっかり収まってくれます。
ネックレスの長さは42センチ。

  • 幅:420mm 
    重量:5.2g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

フィリグリー金細工ドラップリーネックレス(天然シードパール、18Kイエローゴールド)

  • モチーフは中心が一番大きく(1センチx1.7センチ)グラデーションになってます
  • 身に着けた時の綺麗さ、心地の良さはこれは実際にぜひ試していただきたいです
  • 真珠の下のゴールドのラインは飴の棒のようにくるくる捻られています
  • シードパールはドレープの中心にも1石ずつ入っています
  • フランス18金の刻印あり
  • フィリグリー金細工ドラップリーネックレス(天然シードパール、18Kイエローゴールド)
  • フィリグリー金細工ドラップリーネックレス(天然シードパール、18Kイエローゴールド)
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アンティークエピソード

アンティークジュエリーの金細工「フィリグリー」

アンティークジュエリーの醍醐味の一つはその手の込んだ繊細な金細工です。
あまりに緻密な細工であるため、時として肉眼では見切れないほどです。

肉眼で見切れないほどの金細工を当時、どのようにして職人さんは製作していたのでしょう?
それは手の感覚だったと言います。
熟練した職人さんは最後は手の感覚で、金細工を仕上げていったのです。

フィリグリー細工とは、金や銀を糸のように細くして巻きあげ模様をつくる金細工の一技法です。
可鍛性(かたんせい)といって、衝撃や圧力で破壊されることなく変形できるゴールドの性質を利用した加工方法です。
繊細な金細工で、20世紀初頭以前のジュエリーに見ることができます。
プラチナがジュエリーの世界で実用化されていくにつれ、このような手のかかる金細工技法は徐々に消えていきます。

フィリグリー細工は作られた時代が長期に及ぶので年代の特定が難しいところですが、下記の「マーユ」と呼ばれ楕円形の編みにフィリグリー細工を施したネックレスやブレスレットの大半は、1880-1900年頃のフランスで作られました。

アンティーク フィリグリー金細工ゴールドチェーン

まるで糸のように自由自在に美しいラインを描いています。
このようなフィリグリー金細工のゴールドあるいはシルバーの「チェーン」はほとんどがフランス製になります。
同時代のイギリスではまず見られません。
下記はやはりフランス製の銀製のフィリグリーチェーンです。

銀製アンティークフィリグリーロングチェーン(ソートワール)

一方、大陸ヨーロッパではフランスの他にも数は少ないですがドイツやオーストリアハンガリー帝国でもフィリグリー細工を用いたジュエリーは作られました。
しかしチェーンではなくブローチ等が多く、作品の雰囲気もフランスのフィリグリー細工とは異なります。
下記はロンドン、ヴィクトリアアルバート美術館所蔵のドイツ製のシルバーフィリグリーのブローチです(1872年製作)。

シルバーフィリグリー

(c)Victoria and Albert Museum, London 2018

銀製のフィリグリー細工はこの他、ポルトガル、エジプト等でも見られます。

下記はやはりフィリグリー細工のブレスレットで、素晴らしいフィリグリー細工に加えて更に金線に芥子真珠がセットされています。
年月とともにこうした芥子真珠は欠けていくことが多いのですが、非常に状態が良く残った希少な例です。

フィリグリー金細工アンティークチェーンブレスレット(シードパール)

下記はエナメルと共にフィリグリー細工が施された例です。

フィリグリー細工アンティークペンダント(透かし、赤エナメル)

特にフィリグリーのアンティークチェーンは皆様から多くのご要望をいただきますが、需要においつけていないアイテムです。
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