超ゴージャスなフィリグリーのゴールドネックレス
1880-1900年頃のフランス製。
マーユと呼ばれる編み目モチーフのネックレス。
シェルシュミディでも類似商品を何度も紹介してきていますが常に完売の人気商品。
2つとして同じものはなく、それぞれ微妙にモチーフや長さ、厚みなどが異なります。
このチェーンは非常に重みと厚みがあり、とりわけゴージャス!
長さは77センチ。
一重でロングネックレスのようにして着けると、美しい長さです。
(留め具もついているので、2重まで可能です)
大変な重みと厚さがあります
今回のチェーンネックレスは長さの割りに大変重量があります。
24.5グラムと、通常150センチぐらいのチェーンの重量があるのです。
その分やはり編み目にボリュームと厚みがあり、ゴールドの細工も豪華で見栄えがします。
表裏にフィリグリーがぎっしりと施されています。
こうしたマーユのネックレスにはいろいろなタイプがありますが、このネックレスはチェーンとしてというより、一つで主役を張れる豪華さが魅力的です。
これほどたっぷりとゴールドを使用したフィリグリーのネックレスは久しぶりに見つけました。
最近この手のしかもこれほど良質なフィリグリーゴールドネックレスは見つけるのが至極困難です。
一つ持っていると家族代々受け継いで使えますし、一生モノのネックレスになってくれます。
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アンティークジュエリーの中でもいつもとても問い合わせを多くアイテムにロングチェーンネックレスがあります。
このような特に150センチを超えてくるようなロングネックレスは、フランス語ではよくソートワール(sautoir)と呼ばれます。
時代や様式によりあらゆるデザインで作られたソートワール。
南仏プロヴァンスでは、ソートワールの「連の多さ」は社会的ステータスを表すと考えられていました。
そしてチェーンに十字架やメダル(メダイヨン)、時には時計を通したのです。
時計を通すときはあらかじめ胸の辺りにそれ用の小さなポケットも作られました。
下記は1900年頃の絵葉書で描かれた「アルルの女性たち」。
当時のソートワールの装いが分かる一枚です。
アンティークソートワールは金銀やプラチナで作られ、豪華なものにはダイヤモンドや真珠、オパールなどが挟まれたものもあります。
下記は当店で販売済みの19世紀後期のソートワールですが、間にオパールが挟まれています。
シェルシュミディでもこれまで金細工が秀逸な王政復古の時代のソートワール、1880-1990年頃のゴールドのフィリグリーのソートワール、1920年代のアールデコロングネックレスなど様々なロングチェーンをご紹介してきましたが、いつも出すたびにすぐに売り切れてしまいます。
現代の装いにも1重でロングで使ったり、2重、3重にしたり使い勝手がよく、しかもエレガントなジュエリーであるからでしょう。
下記は王政復古時代のソートワールで、留め具部分の手をモチーフにした金細工はセンチメンタルジュエリーでもあります。
下記はフィリグリー金細工のゴールドチェーンです。
またソートワールはゴールド製のものが多いですが、銀製でも下記のように秀逸な素晴らしい作りのアンティークソートワールがあります。
このように凝った留めに具メッセージが込められたものも存在します。
珍しい素材では象牙(アイボリー)のソートワールも過去に数点扱いました。
いつも需要が供給に対して逼迫しているアンティークジュエリーでもっとご紹介したいのですが、ソートワールは相続の時に半分にされてしまったりとオリジナルの長さを保っているものが年々少なくなってきています。
例えば2人娘がいた場合に長いネックレスを半分にして、ブレスレットにしてしまうというようにです。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。