フィリグリー金細工ネックレス(オレンジ珊瑚と天然真珠)

まるで蚕が繭糸を巻いたような・・・、史上最高レベルのフィリグリー金細工 当店でもいつもお探しの方が多いのが高度な金細工のアンティークジュエリー、特にフィリグリー細工のジュエリーです。
フィリグリー細工はイギリスなどの北ヨーロッパではなく、イタリアやフランスなどヨーロッパでも南側で発達した技術で、特に1880-1900年頃のイタリア・フランスのジュエリーにそのトップレベルの作品を見つけることができます。
このネックレスのフィリグリー細工はこれまで当店で扱ってきたフィリグリー細工のアンティークネックレスの中でも群を抜いて細かいです。
この時代であってももう少し直線的にフィリグリー細工が展開されることが多く、カーブがかかっていたとしてもこれほど何重にもぐるぐると螺旋を描いたものは他に見たことがございません。
フィリグリーとは金を「糸」のように細くして巻きあげ模様をつくる金細工の技法なのですが、まさに「金の糸」のようで、まるで蚕が繭糸を巻くように、多いところでは六重にも金線が螺旋状に巻かれています。
そしてあっと驚くのが、これだけ曲線に巻いた金線の上にさらにミルグレインを肉眼で見切れないほど細かく打っているところです。
これだけ細い金の線の上に鏨で微細な粒状の細工を施していくのですから、肉眼でも見れない細かさの作業をどのようにして行ったのだろうと思いますね。
当時の熟練した職人さんは最後は手の感覚で、このような微細な作業を仕上げていったといわれています。 地中海珊瑚と天然真珠、海のめぐみ溢れる南仏らしいネックレス こちらのネックレスはフランスの刻印が打たれていますが、同じフランスでもパリを中心とする北フランスではなく、南フランスのほうで製作された特徴が出ています。
自然の恵みをたっぷり受けた南仏の恵みを感じさせる、明るい色彩が魅力です。
オレンジ色の珊瑚は、典型的な地中海珊瑚。
アンティークジュエリーならではの天然真珠は、それぞれ形が異なり一部かなりいびつな形をしていますが、100年以上経ても非常に艶のある美しい真珠です。
特に中心のモチーフのトップにセットされた5粒の真珠は、それぞれとても個性的な形の面白い真珠です。
突き出したようにセットされていますので取れてしまうのではと心配されるかもしれませんが、真珠を内側から金の線で深く刺すように、非常にソリッドにセットされています。
海の二大宝石をふんだんに使った、南仏らしい明るいネックレスです。
珊瑚と真珠でできたチェーン部分は68センチもあり、ゆったりと長めに着けていただけます。
地金は18Kゴールド。
19世紀後期-1900年頃のフランス製。

  • 幅:22mm 
    高さ:88mm 
    重量:12.5g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

フィリグリー金細工ネックレス(オレンジ珊瑚と天然真珠)

  • メインモチーフはハートと王冠になっています
  • モチーフ部分は2つのモチーフを足して2.2センチx8.8センチ程
  • 珊瑚のオレンジに真珠の白、明るめの18金と、色彩の明るいジュエリーです
  • 多いところでは6重に螺旋が描かれていて、上辺べにミルが打たれてます
  • チェーン部分は珊瑚と金細工、そしてところどころに真珠が入ってます
  • フィリグリー金細工ネックレス(オレンジ珊瑚と天然真珠)
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アンティークエピソード

アンティークジュエリーの金細工「フィリグリー」

アンティークジュエリーの醍醐味の一つはその手の込んだ繊細な金細工です。
あまりに緻密な細工であるため、時として肉眼では見切れないほどです。

肉眼で見切れないほどの金細工を当時、どのようにして職人さんは製作していたのでしょう?
それは手の感覚だったと言います。
熟練した職人さんは最後は手の感覚で、金細工を仕上げていったのです。

フィリグリー細工とは、金や銀を糸のように細くして巻きあげ模様をつくる金細工の一技法です。
可鍛性(かたんせい)といって、衝撃や圧力で破壊されることなく変形できるゴールドの性質を利用した加工方法です。
繊細な金細工で、20世紀初頭以前のジュエリーに見ることができます。
プラチナがジュエリーの世界で実用化されていくにつれ、このような手のかかる金細工技法は徐々に消えていきます。

フィリグリー細工は作られた時代が長期に及ぶので年代の特定が難しいところですが、下記の「マーユ」と呼ばれ楕円形の編みにフィリグリー細工を施したネックレスやブレスレットの大半は、1880-1900年頃のフランスで作られました。

アンティーク フィリグリー金細工ゴールドチェーン

まるで糸のように自由自在に美しいラインを描いています。
このようなフィリグリー金細工のゴールドあるいはシルバーの「チェーン」はほとんどがフランス製になります。
同時代のイギリスではまず見られません。
下記はやはりフランス製の銀製のフィリグリーチェーンです。

銀製アンティークフィリグリーロングチェーン(ソートワール)

一方、大陸ヨーロッパではフランスの他にも数は少ないですがドイツやオーストリアハンガリー帝国でもフィリグリー細工を用いたジュエリーは作られました。
しかしチェーンではなくブローチ等が多く、作品の雰囲気もフランスのフィリグリー細工とは異なります。
下記はロンドン、ヴィクトリアアルバート美術館所蔵のドイツ製のシルバーフィリグリーのブローチです(1872年製作)。

シルバーフィリグリー

(c)Victoria and Albert Museum, London 2018

銀製のフィリグリー細工はこの他、ポルトガル、エジプト等でも見られます。

下記はやはりフィリグリー細工のブレスレットで、素晴らしいフィリグリー細工に加えて更に金線に芥子真珠がセットされています。
年月とともにこうした芥子真珠は欠けていくことが多いのですが、非常に状態が良く残った希少な例です。

フィリグリー金細工アンティークチェーンブレスレット(シードパール)

下記はエナメルと共にフィリグリー細工が施された例です。

フィリグリー細工アンティークペンダント(透かし、赤エナメル)

特にフィリグリーのアンティークチェーンは皆様から多くのご要望をいただきますが、需要においつけていないアイテムです。
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