ペルピニャンガーネット アンティーク十字架(クロス)

ペルピニャンガーネットの十字架(クロス) 南フランスのペルピニャン地方で採れた鮮やかな明るい赤色の美しいガーネットです。
アンティークペルピニャンガーネットの仕入れは近年フランス現地でも大変で、実際このクロスも馴染みのディーラーさんが、えらい遠くまで取りに行って仕入れたそうです。
ペルピニャンガーネットのアンティークジュエリーの大半はブローチですが、クロス(十字架)は比較的よく見られます。
フランス南西部は、パリから最も離れたフランスです。
当時はパリとの文化的相違も大きく、地理的にはむしろスペインに近いため、パリ地域以上に19世紀後期以降もキリスト信仰が厚かった地域です。
このような地域の宝物であるペルピニャンガーネットで十字架が作られたのも頷けます。 ひし形のペルピニャンガーネットと円形のペルピニャンガーネット 面白いことに円形とひし形の2種類の形のペルピニャンガーネットが用いられています。
クロスの四隅(4石)がひし形にセットされています。
ペルピニャンガーネットの大半は円形の台座にセットされるため、ひし形のペルピニャンガーネットを4石も揃っているのは貴重です。
クロス自体は小ぶりですが、ペルピニャンガーネットには1石ずつ大きさがあります。
明るい赤色で、夕日も思わせる色です。
艶やかで、状態の良いペルピニャンガーネットです。
19世紀後期のフランス製。
18カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。
動画も撮影しています。
ペルピニャンガーネット アンティーク十字架(クロス)

  • 幅:19mm 
    高さ:29mm 
    重量:2.6g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

ペルピニャンガーネット アンティーク十字架(クロス)

  • 艶やかに燦々と煌めくペルピニャンガーネット。
  • 横が1.9センチ、縦が2.9センチと比較的小ぶりのクロスです
  • 台座側面の棒状の彫りはペルピニャンガーネットのセッティング特有です
  • 内包物まで肉眼で見える透明感。2種類のカッティングが貴重です
  • 左がフランス18金の刻印で右が工房印です
  • ペルピニャンガーネット アンティーク十字架(クロス)
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アンティークエピソード

ペルピニャンガーネットとフランス南西部のアンティークジュエリー

イギリスのでもフランスでもアンティークジュエリーでもに使われているガーネットの大半がボヘミア産。
ボヘミアンガーネットはちょっと黒っぽい赤色をしており、アンティークガーネットと言うとそのイメージを強くお持ちの方も多いのはないでしょか?
しかしペルピニャンガーネットの用いられたアンティークジュエリーを見れば、そのイメージは払拭されるはずです。

ペルピニャンガーネットとは、フランス南西部ペルピニャン地方で産出されていた希少な美しいガーネットのことです。
カタランの文化歴史を象徴する宝石で、その歴史は1750年に遡ります。
ペルピニャンガーネットが採掘されたのは、18世紀半ばから1920年代にかけてです。
鉱山からガーネットが採掘されることはもうありません。
ペルピニャンガーネットは、深いピンクがかった赤ワイン色をしており、同じサイズのルビー以上の価値があると言われるずば抜けた宝石です。
昔から数は少なく、フランスアンティークジュエリーにしか(しかもそのほんのごく一部)存在しません。

フランス現地でもやはりアンティークでしか手に入らないペルピニャンガーネットは、まさに幻の石です。
まさにフランスのアンティークジュエリーに限定された美しいアンティークガーネットです。
下記は当店で数年前に販売済みのペルピニャンガーネットのピアスですが、いまだに多くお問い合わせを頂きます。

ペルピニャンガーネットのピアス(アンティーク、ベルエポック)ス

ペルピニャンガーネットのセッティングは、この地方独自のもので、「ペルピニャンセッティング」と呼んだりします。
石の下をゴールドで閉じます。

ペルピニャンガーネットアンティークブレスレット(18金ゴールド)

ガーネットそのもののカッティングも独特で、石が閉じられているので見にくいですが下は平らで、上にたくさんのファセットをつけています。
パピヨンと呼ばれるヴェルメイユの破片をガーネットとゴールドの間にいれて、美しい反射を起こすこともあります。

ペルピニャンガーネットは、真っ赤のものから、ピンク帯びた赤、ワイン色がかった赤と複数の色があります。
いずれの色もボヘミアンガーネットよりずっと明るい色調の赤が特徴的です。
下記のリングでは、真っ赤なペルピニャンガーネットとピンクを帯びたガーネットの両方が用いられていますが、どちらもボヘミアンがーネットにはない明るい色調です。

ペルピニャンガーネットアンティーク指輪(ダブルクローバー 三つ葉 )

ペルピニャンガーネットが生まれたペルピニャンという街はフランス南西部の都市です。
ペルピニャンの歴史は極めて古く、ローマ時代から人が定住していたといわれています。
中世になってペルピニャンの街の建設が始まり、1276年から1344年までは、マヨルカ王国の王国の首都として栄えます。
時代の中でマヨルカ王国に組み込まれたりバルセロナ伯領となったり、過酷な歴史を生きつつも、いつの時代もペルピニャンは複数の文化が入り乱れる工芸品の中心地でした。
ジュエリーもパリを中心としたジュエリーとはまた異なる味わいのジュエリーが作られました。

一つにはこの地域は鉱物的に非常に豊かな地域であったからです。
古くは銀、ゴールド(共に閉山しています)、そして宝石ではガーネットが産出され、この地域においてジュエリーは一大産業でした。
そしてその主役がガーネットでした。
ペルピニャンガーネットの一部はスペインに運ばれかの地でジュエリーにされたものもありました。
これはやはりスペイン国境の約20キロに位置する地理的要因も大きかったことでしょう。

「ペルピニャンガーネット」と言う呼称は産地による呼称であり、いわゆる鉱物名ではありません。
産地を取って「カシミールサファイヤ」と呼ぶのと同じロジックです。

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