ペルピニャンガーネット アンティークペンダント

すっかり日本でも有名になったペルピニャンガーネット。
私が15年ほど前に紹介し始めた時はまだあまり知られていなかったのですが、近年非常に多くのお問合せを頂きます。
久しぶりのペルピニャンガーネットの入荷です。
特に真ん中のガーネットは直径9ミリ強と稀に見る大きさです。
少しピンクの差した、ずば抜けて明るい理想的なペルピニャンガーネットの色です。
この真ん中の石の下部の端に2か所に小さいえぐれ傷が2つありますが、目立たないですしえぐれなので拡がっていくことはないです。
真ん中に石だけでなく他の石の色も完璧で、艶があります。
おそらく元々はピアスです こちらのペンダント、おそらく元々はピアスです。
片方のピアスになってしまったかの事情でペンダントに加工されたとみられます。
当店ではこの状態のまま仕入れています。
オリジナルのピアスフックをそのまま使い、裏面で溶接しているようです。
そのおかげでオリジナルの刻印も残っています。
セッティングもペルピニャンガーネットの典型的なクローズドセッティングと、丸く石を囲ったコレットセットです。
石によっては飾り爪がつけられています。
元々ドロップタイプのピアスだったのでしょう。
縦長で下部のパーツが程よく揺れて、美しいペンダントです。
18カラットゴールド。
1880-1900年頃のフランス製。
注:チェーンは付きません。

  • 幅:19mm 
    高さ:52mm 
    重量:2.8g
    商品の状態:中心のガーネットの端2か所にわずかなえぐれあり
  • 販売価格:売り切れました。

ペルピニャンガーネット アンティークペンダント

  • 光を浴びるとさらに燦々と明るく光る理想的なペルピニャンガーネットの色です
  • 横が最大1.9センチ、縦が5.2センチ。縦長のドロップタイプのペンダントです
  • 全体の草花をイメージした有機的なラインも魅力的です
  • ガーネットには厚みがありファセットも豊かにはいっています
  • 元々はピアスだったと思われる、針部分にフランス18金の刻印あり
  • ペルピニャンガーネット アンティークペンダント
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ペルピニャンガーネット アンティークペンダント

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アンティークエピソード

ペルピニャンガーネットとフランス南西部のアンティークジュエリー

イギリスのでもフランスでもアンティークジュエリーでもに使われているガーネットの大半がボヘミア産。
ボヘミアンガーネットはちょっと黒っぽい赤色をしており、アンティークガーネットと言うとそのイメージを強くお持ちの方も多いのはないでしょか?
しかしペルピニャンガーネットの用いられたアンティークジュエリーを見れば、そのイメージは払拭されるはずです。

ペルピニャンガーネットとは、フランス南西部ペルピニャン地方で産出されていた希少な美しいガーネットのことです。
カタランの文化歴史を象徴する宝石で、その歴史は1750年に遡ります。
ペルピニャンガーネットが採掘されたのは、18世紀半ばから1920年代にかけてです。
鉱山からガーネットが採掘されることはもうありません。
ペルピニャンガーネットは、深いピンクがかった赤ワイン色をしており、同じサイズのルビー以上の価値があると言われるずば抜けた宝石です。
昔から数は少なく、フランスアンティークジュエリーにしか(しかもそのほんのごく一部)存在しません。

フランス現地でもやはりアンティークでしか手に入らないペルピニャンガーネットは、まさに幻の石です。
まさにフランスのアンティークジュエリーに限定された美しいアンティークガーネットです。
下記は当店で数年前に販売済みのペルピニャンガーネットのピアスですが、いまだに多くお問い合わせを頂きます。

ペルピニャンガーネットのピアス(アンティーク、ベルエポック)ス

ペルピニャンガーネットのセッティングは、この地方独自のもので、「ペルピニャンセッティング」と呼んだりします。
石の下をゴールドで閉じます。

ペルピニャンガーネットアンティークブレスレット(18金ゴールド)

ガーネットそのもののカッティングも独特で、石が閉じられているので見にくいですが下は平らで、上にたくさんのファセットをつけています。
パピヨンと呼ばれるヴェルメイユの破片をガーネットとゴールドの間にいれて、美しい反射を起こすこともあります。

ペルピニャンガーネットは、真っ赤のものから、ピンク帯びた赤、ワイン色がかった赤と複数の色があります。
いずれの色もボヘミアンガーネットよりずっと明るい色調の赤が特徴的です。
下記のリングでは、真っ赤なペルピニャンガーネットとピンクを帯びたガーネットの両方が用いられていますが、どちらもボヘミアンがーネットにはない明るい色調です。

ペルピニャンガーネットアンティーク指輪(ダブルクローバー 三つ葉 )

ペルピニャンガーネットが生まれたペルピニャンという街はフランス南西部の都市です。
ペルピニャンの歴史は極めて古く、ローマ時代から人が定住していたといわれています。
中世になってペルピニャンの街の建設が始まり、1276年から1344年までは、マヨルカ王国の王国の首都として栄えます。
時代の中でマヨルカ王国に組み込まれたりバルセロナ伯領となったり、過酷な歴史を生きつつも、いつの時代もペルピニャンは複数の文化が入り乱れる工芸品の中心地でした。
ジュエリーもパリを中心としたジュエリーとはまた異なる味わいのジュエリーが作られました。

一つにはこの地域は鉱物的に非常に豊かな地域であったからです。
古くは銀、ゴールド(共に閉山しています)、そして宝石ではガーネットが産出され、この地域においてジュエリーは一大産業でした。
そしてその主役がガーネットでした。
ペルピニャンガーネットの一部はスペインに運ばれかの地でジュエリーにされたものもありました。
これはやはりスペイン国境の約20キロに位置する地理的要因も大きかったことでしょう。

「ペルピニャンガーネット」と言う呼称は産地による呼称であり、いわゆる鉱物名ではありません。
産地を取って「カシミールサファイヤ」と呼ぶのと同じロジックです。
鉱物的にはペルピニャンガーネットはガーネットの中の「アルマンディンガーネット」に所属します。

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