コレクター向けの希少な作品です。
ジャルディネッティとはイタリア語で、「小さい庭(リトルガーデン)」を意味します。
18世紀後半はフランスを中心にヨーロッパでは「花」がありとあらゆる芸術領域で流行します。
アンシメトリーにデザインされた「庭園と花々」はロココ文化の中で花開き、ジュエリーの世界ではな花束(フラワーブーケ)をデザインしたジュエリーが作られるようになります。
今回の買い付けの度の中でもプロの方にほど絶賛された、素晴らしい18世紀のジュエリーです。
注:チェーンは付いていません。
追記
サイズは縦幅2.6センチ(2つ目の銀製の引き輪部分は含まないで、イエローゴールドの小さな引き輪まで出で計測)、横幅2センチ、重量が3.4グラムになります。
ペンダントトップ自体は全て銀製、その上の小さな引き輪部分のみがイエローゴールドになります。
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アンティークジュエリーの魅惑的なジュエリーデザインに「ジャルディネッティ(Giardinetti)」があります。
ジャルディネッティとはイタリア語で、「小さい庭(リトルガーデン)」を意味します。
18世紀後半はフランスを中心にヨーロッパでは「花」がありとあらゆる芸術領域で流行します。
流行はジュエリーに限らず、洋服や香水、庭園、陶磁器といった様々な芸術分野に及びました。
時にアンシメトリーにデザインされた「庭園と花々」はロココ文化の中で花開き、ジュエリーの世界では大きな花束(フラワーブーケ)をデザインしたジュエリーが作られるようになります。
下記は1762年のフランスの「Traites des pierres precieuses(貴石について) 」に記載されていたジュエリーデッサンです。
大きなサイズのジュエリーが流行し大きなものは何と20センチにも及ぶことがありました。
かのマリーアントワネットもフランス革命も近づく1786年に、ワイルドローズとサンザシのブーケのジュエリーをオーダーしています。
そして各国の宮廷で流行したこれらの豪華絢爛な花束のジュエリーが、少しサイズダウンしたのがジャルディネッティ。
18世紀から19世紀初頭にジャルディネッティの指輪やペンダント、ブローチが作られました。
花籠やブーケといった小さな世界を、ダイヤモンドやルビーを使ってデザインします。
下記は当店で販売済みの18世紀のジェルディネッティのペンダント。
やはりダイヤモンドとルビーが用いらています。
花びらはルビー等の色石が好まれたほか、もっと淡い色を出したいときは、ダイヤモンドの裏に「フォイルバック」と言って色のついた金属の破片を入れることもありました。
ジャルディネッティのジュエリーには、ダイヤモンドだけのものや、数種の色石が使われているものの両方があります。
色石はゴールドで、ダイヤモンドは銀でセットされました。
下記は18世紀半ばに製作されたジャルディネッティの指輪です。
下記は当店扱いの大きなサイズのジャルディネッティのブローチです。
こちらはダイヤモンドだけが使われています。
まるで指元に胸元に花が咲いたような、楽しい気持ちにさせてくれる愛らしいアンティークジュエリーです。
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アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。