燕のアンティークペンダントトップ(ツバメ、鳥モチーフ)

珍しい鳥モチーフのペンダントトップ 19世紀のフランス製。
目にルビー、ボディ部分にローズカットダイヤをはめ込んだ美しい燕(ツバメ)。
ツバメは、巣作りすることから、長く幸せな家庭のシンボルとされてきた鳥です。
目の赤いルビーが良いアクセントになっています。
かすかに揺れるツバメ 全体は14-18金のピンクゴールドです(刻印がありますが、薄れていてはっきりしません)。
ぶら下げてつけるペンダントトップなので、ツバメがかすかに揺れて粋です。
ピンクゴールドの地金にも、羽部分に細かく入れられた模様などで、燕に動きをつけています。
2センチ程度の小ぶりのペンダントトップなのでとても付けやすいと思います。
注:チェーンはついていません。

  • 幅:18mm 
    高さ:21mm 
    重量:3g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

燕のアンティークペンダントトップ(ツバメ、鳥モチーフ)

  • わずか2センチほどの燕に、細かく宝石をいれて細工をしているのがすごいです
  • 小さめなので付けやすく、燕はぶら下げるので動きが出て楽しめます
  • ピンクゴールドのボディにも細かな彫金が施されていて表情豊かな燕
  • ピンクゴールドでできたくちばしが何ともいえずキュート。宝石もキラキラ
  • 裏面はゴールドの無地。程よい厚みで立体感があります
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燕のアンティークペンダントトップ(ツバメ、鳥モチーフ)

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アンティークエピソード

鳥をモチーフにしたアンティークジュエリー 鳩(サンエスプリ)やツバメ

アンティークジュエリーのモチーフになる鳥は、主に鳩(ハト)と燕(ツバメ)です。
特に鳩は旧約聖書のノアの箱舟にも登場することから精霊のシンボルとされヴィーナスゆかりの鳥とされてきました。
16世紀にはサンテスプリ騎士団が着用。
それが広まり、特にフランス北部のノルマンディーの女性はサンテスプリのペンダントをクロス代わりに愛用したといわれています。
鳩をモチーフにしたアンティークジュエリーでは、ノルマンディーのサンエスプリ(Saint Esprit 精霊)が有名です。
サンエスプリは、ノルマンディーはとても美しいジュエリーで、サンエスプリ(聖霊)を象徴する鳩から構成されています。
サンエスプリ(英語読みを活かしてセントエスプリと紹介されることもある)のジュエリーでは一般的に、頭が下部にそして翼は広げられた状態になっていることが多いです。
これは芸術史のなかで、鳩が空から地上へ降りる時、「神の言葉」を伝えるものとして表現されてきたからです。
絵画の中でしばしば、鳩はその口ばしに花のついた枝や葡萄の房をくわえて描かれています。
サンエスプリ(セントエスプリ)の歴史は古く、「1691年にルイ14世が所有していたパリュールの中にもセントエスプリの十字架が入っていた」という記録が残っています。

下記は当店扱いの「サンテスプリ(精霊)ペンダント」。
サンテスプリ(精霊)ペンダント(天然真珠、アメジスト、トルコ石、エメラルド、ガラスペースト)

上記のペンダントは18-19世紀の二つの時代に分かれて作られたことから、おそらくもともと胸飾りでその時はおそらく逆向きにつけられていたのではないかと推定できます。
ピューリタンは、ノルマンディーのサンエスプリのジュエリーは、葡萄の房をくわえていることが多く、それは豊穣を象徴しているというでしょう。
サンエスプリで、石は必ずクローズドセッティングで固定されています。
サンエスプリで用いられた宝石はダイヤモンド、あるいは無色か色のついた鉛ガラスです。

下記は当店扱いの「鳩(ハト)のブローチ」。
鳩のアンティークブローチ(エメラルド、ダイヤモンド、エナメル、イエローゴールド)

一方のツバメは数世紀に渡り、、健康と富、忠誠心を表すと信じられてきました。
巣作りをして一羽のパートナーと生涯を共にすることから、長く幸せな家庭のシンボルとされてきました。
19世紀のイギリスで「しあわせを運んでくる鳥」としてジュエリーのモチーフとして流行します。
下記は当店扱いのツバメをモチーフにしたペンダントです。
数羽連なって群れで飛ぶ姿が美しいです。

ツバメ(燕)アンティークゴールドペンダント

鳥がモチーフになったジュエリーで一人、フランスの有名なジュエラーをご紹介しておきます。
フランスの稀代のジュエリーデザイナー(特に活躍するのは1940-50年代です)に、ジーン・シュランバーゼー(Jean Schlumberger)がいます。
フランス語読みですと「シュルンベルジェ」ですが日本ではシュランバーゼーで紹介されることが多いようです。
シュランバーゼーは1907年、フランスのアルザスに生まれます。
早くも10代の頃には才能を認められ、その独特の感性と個性的な趣向を凝らしたデザインが当時の上流階級で人気を博し、後にティファニーの専属デザイナーになります。
1956年には海や鳥などの自然界をモチーフにしたジュエリーで一躍有名になります。
特にバード・オブ・パラダイス(楽園の鳥)は、シュランバーゼーを代表する作品です。
下記はシュランバーゼーが1956年ティファニー社のために製作した「A bird of paradise」。
大粒の石は、グリーントルマリン。
シュランバーゼー

「宇宙の不規則なものをキャプチャーしたい」という言葉を残しており、そんなシュランバーゼーは、「宝石の詩人」とも呼ばれました。

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