アンティーク養殖真珠ネックレス(52センチ) 

現在の養殖とはレベルの違う、厚みのある真珠層 久しぶりに初期の頃の養殖真珠のネックレスを入手しました。
天然真珠のような美しい艶と丁寧なアンティークらしいセッティングが魅力的です。
養殖が始まったばかりの真珠は核こそ人工的に入れますが、その後長い年月をかけて真珠層を養殖しました。
そのため、現在の半年から2年で作る養殖真珠と比べ物にならないほど真珠層が厚くなります。
約100年経て、真珠の色合いや艶が退化していないのは、そのためです。
もっとも大きな珠で直径8ミリ強、最小のもので直径5ミリ弱とはっきりとしたグラデーションになっています。
珠が大きめで52センチと長さもたっぷりあり、重量感もあります。
日本ではとにかく天然真珠の評価が高いですが、養殖初期の養殖真珠で粒にある程度大きさがあり綺麗な艶のあるものは、価格的な評価も高いです。
初期の頃の養殖真珠は、現代の養殖真珠に比べてずっと厚巻きですから、大きさも重要な要素になるのです。 ゴールドのオリジナル留め具 オリジナルのゴールドの小さな留め具が魅力的です。
縦長の立方体の形をしていて、留め具をここに差し込むことで開閉できる仕組みです。
端の部分をきゅっと押して引っ張ることで開きます。
すべての面に、彫金で帯状の模様が入っています。
オリジナルと思われるセキュリティーチェーンまでついています。
真珠は全てオールノットで仕上げられていて、ボリュームのある真珠のネックレスですのでノットが入っているのは安心です。
1900年頃のフランス製。
動画も撮影しています。
アンティーク養殖真珠ネックレス(52センチ) 

  • 幅:520mm 
    重量:20.9g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティーク養殖真珠ネックレス(52センチ) 

  • 理想的な美しいグラデーション
  • 長さ52センチで重みもありストンとキレイに垂れてくれます
  • ノットもきれいに入っています。艶のある真珠はうっすらとクリーム色です
  • 左のパーツをつまみ部分を押しながらまっすぐ左に引くことで開きます
  • フランス18金の刻印あり
  • アンティーク養殖真珠ネックレス(52センチ) 
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アンティーク養殖真珠ネックレス(52センチ) 

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アンティークエピソード

アンティーク=天然真珠(ナチュラルパール)は大きな間違い

アンティークジュエリーに詳しい方でしたら「昔は養殖の技術がなかったのだから、アンティークジュエリーで使われている真珠は全て天然真珠ですよ」といったことを聞かれたことがあるでしょう。
これはアンティークジュエリーの業界のセール文句になっているようですが必ずしも正しくはありません。
アンティークジュエリーに使われている真珠の多くが天然真珠です。
しかし全てが天然真珠ではありません。

上記の「アンティーク真珠=全て天然」説はヨーロッパで養殖真珠が本格的に市場に出始めるのは、一般的に1920年代頃からと言われていますからそれに基づいた論拠ということになります。
しかし養殖真珠はそれ以前にヨーロッパに存在し、一説には1880年頃から存在していたと言われています。
実際に1900年頃のヨーロッパのアンティークジュエリーから一部に使われています。
例えば下記をご覧ください。

こちらはフランスの有名なジュエリー専門のオークション会社のカタログからの抜粋です。
クリスティーズをはじめ世界の著名なオークション会社の競売では、真珠に関して天然か養殖か明記します。
この「真珠とダイヤモンドの指輪」は「1900年頃に製作されたと」推定されていますが、ジュエリーの説明文のところに「Perles de culture(養殖真珠)」と言う記載があります。


同じカタログから別の事例をご紹介いたしましょう。
こちらは花綱模様の美しい典型的なベルエポック時代のダイヤモンドと真珠のペンダントです。
こちらは1910年頃の推定と先ほどの作品より僅かに後年になりますが、こちらは「une perle en pampille(天然真珠の房飾り)」と記載があります。
天然真珠になります。



天然真珠の評価がもっとも高かったのは、20世紀の初頭です。
1900-1920年頃は非常に美しい天然真珠のジュエリーが作られた時代であるのと同時に、初期の頃の養殖真珠がジュエリーに使われはじめた時代でもあります。

この時代に天然真珠として最大に近い大きさの最高級の天然真珠を使ったロングネックレスは、現在の貨幣価値に換算して約10億円で取引されたと言う記録が残っています。

養殖真珠が多く市場に出回るようになったのは、1920年頃からです。
1940年代にはもう養殖真珠が凌駕していき戦後は言うに及びませんので、美しい天然真珠が用いられたアンティークジュエリーを探すのであればやはり1930年代頃までというべきでしょう。

「養殖真珠」といっても本当の初期の頃(20世紀初頭)の養殖真珠は真珠層が厚くとても出来がいいです。
例えば下記は、1920年前後に英国で製作された養殖真珠のネックレス。
真珠の粒は0.8センチ程です。

1920年養殖真珠

現代の養殖真珠とは雲泥のレベルの差があり、それはそれで近年では高額に取引をされています。
天然真珠への評価が高まる昨今では、初期の頃の養殖真珠はヨーロッパのオークション等で非常に高価な値段がついてきています。
養殖真珠へのイメージが大きく変わるのではないでしょうか?

アンティーク真珠に関して更に詳しい情報は、アンティーク真珠についてをご参考ください。

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