特別小さなシルバーメッシュバッグ
アンティーク市場でかつては比較的よく見かけた銀製のメッシュバッグ。
通常のこのようなシルバーメッシュのバッグは10-15センチほどのバッグなのですが、何とこんなに小さなミニチュア版のバッグを見つけました。
当時、人形用のためにこのように小ぶりの銀製のバッグが作られましたが、それにしても小さいです。
人形用のシルバーバッグは大体、5センチ程あることが多いのですが、こちらのバッグは横が1.7センチ、縦が3.4センチ(下部の垂れたドロップラインを含む)と、さらにずっと小さいのです。
この大きさのために、例外的にペンダントとして用いることが可能です。
実際にペンダント通し輪がついています(オリジナルで付いていたのか不明ですが当店で仕入れたときはこの状態でした)。
フランス語で「小さなものはすべて可愛い」という表現がありますが、この小ささだからこその可愛さがあります。
小さければ小さいほど、作るのが難しくなります
これだけミニチュアのバッグは、作りづらくなります。
留め具のところなど今でも気持ちよく開け閉めができて、メッシュの部分の状態も良いことから非常によく作られた作品であることがわかります。
良質な銀の重みと、ハンドメイド編みの柔らかさが伝わってくるミニチュアバッグ。
ベルエポック時代に作られた美しいシルバー製の装飾品です。
お人形などのバッグとして、あるいはペンダント通しにチェーンを通してペンダントトップとして用いることができます。
1900年頃のフランス製。
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気が遠くなるほどの時間をかけて手作業で作られたアンティークバッグ。
装飾性が高くまるで1つの芸術品のようなところが魅力です。
まず定番なのが、下記のような銀製のバッグ。
ベルエポック時代のパーティバッグです。
ゴージャスなものではゴールドで編まれたバッグも存在します。
アンティークバッグには色々な素材のものが存在します。
布地、刺繍の施されたもの、ビーズ、ベークライトやプラスチックが使われたもの、
革製のバッグ、石や宝石等があしらわれた豪華なバッグ等。
下記は取っ手の部分がベークライトで出来た、1920年頃のフランス製バッグ。
下記は見るからにゴージャスなゴールドとダイヤモンドで作られたヴァンクリーフアーペル社のヴィンテージのメイクアップバッグです。
数年前にオークションに出展されました。
アンティークバッグの魅力は何より現在では復元するこごができない手の込んだ華美な装飾にあります。
またその時代のファッションを如実に伝えてくれます。
アンティークバッグは当時の夜会用に作られたものがほとんどですから、いずれのバッグも小さめでちょっとしたものしか入れることができません。
現代の女性には実用的ではないですが、まさにその小ささにも過ぎし日のエレガンスを感じます。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。