ジョージアン後期 イエロートパーズペンダントトップ(トライアングル)

インペリアルトパーズのペンダントトップ、こちらでラストです 前回の買い付けでとても良い出自から複数点のトパーズのジュエリーを譲っていただきまして、何度かに渡ってご紹介させていただきました。
こちらはその最後の1点です。
この時に仕入れた一連のトパーズはその大半が売却済みになりましたが、お買い上げ下さったお客様から「これほど美しいトパーズは見たことがない!」とご感想を頂いております。
トパーズの中でもっとも希少価値があるのが「インペリアルトパーズ」と呼ばれる色のトパーズ。
トパーズと言いますと現代ではもう少し褐色、茶色を帯びた色を想像される方も多いようです。
確かにそうした色のトパーズも存在しますが、こうしたシェリー酒のようなトパーズが最高品質で「インペリアルトパーズ」と呼ばれています。
しかしながらアンティークジュエリーでもこうしたインペリアルトパーズと呼ばれる色のトパーズはほとんど見ることがありません。
それは自然のままでこれだけ美しいトパーズは昔から、とても数が少ないからです。
このような完璧なインペリアルトパーズは19世紀初頭に僅かに見られるぐらいで、19世紀後期のジュエリーではほとんど見ることがないです。
7ミリx1.2センチという大粒のインペリアルトパーズ。
表面はファセットを浅めに、裏面に深いカットを入れて、表面から見たときはその艶やかな石の面にファセットが映りこみ綺麗です。
ジョージアン王朝時代後期ならではのカンティーユ金細工 美しいイエロートパーズを鮮やかに引き立てているのは、イエローゴールドによる金細工です。
金の刺繍と呼ばれたカンティーユ細工が見事なペンダントです。
カンティーユは、小さな金の粒を、一粒ごと熱をかけて留めていく技法です。
(これだけ小さなゴールドの粒をロウ付けしていくのはとても繊細な作業で、19世紀初頭(1800-1830年代頃まで)以外のジュエリーでは見られない金細工技法です。
フィリグリー細工の表面には、ミルグレインが打たれていますが、これが裏面にもぎっしりと施されています。
1820年頃のイギリス製。
15カラットゴールド。
トパーズの大きさは(もっとも長い辺で計測)8.5ミリx1.4センチ。
ペンダントの大きさは、1.7センチx2.8センチ(最上部の引き輪を含まず)。
元々ペンダントあるいは縫いつけるタイプの胸飾りだったと思われますが、最上部の引き輪のみ、ほとんどのチェーンがこれでは通らないほど小さいため、付け足させて頂いております。
その前の小さな引き輪はオリジナルです。
注:チェーンはついていません。

  • 幅:17mm 
    高さ:28mm 
    重量:2.6g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

ジョージアン後期 イエロートパーズペンダントトップ(トライアングル)

  • 角度を変えると石の底からシェリー酒のようなオレンジ色が挿します
  • イエローゴールドxイエロートパーズで色彩的にもあわせやすいです
  • トパーズは全周をゴールドで囲ったセッティング
  • カンティーユ細工や、石をセットした表目のギザギザなど細部まで見応えあり
  • 石には厚みがあり裏面にキューレットが伸びています
  • ジョージアン後期 イエロートパーズペンダントトップ(トライアングル)
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アンティークエピソード

トパーズのアンティークジュエリー(ピンクトパーズ、インペリアルトパーズ)

トパーズは古代の人々にも崇められ、西洋では古くから「美と健康の宝石」と信じられてきました。
しかし「トパーズ」と言う言葉は古くは黄色系の宝石全般を指すことが多く、今日の本来のトパーズのみが「トパーズ」と呼ばれるようになったのは18世紀中ごろになってからです。
(例えば16世紀には、イエローサファイヤがトパーズと呼ばれることもありました。)

トパーズの語源はサンスクリット語の「tapas 火」に由来し、太陽の加護を受けた、気高さを象徴する宝石として、また闇夜への恐怖を吹き飛ばし、悪を退ける力を持つとされ、古くから身を守る護符として用いられてきました。
トパーズを見につけると、周囲に惑わされる事なく、常に冷静に毅然としていられる力が身に着くと信じられてきました。
産出地である紅海の島の周辺が霧深く、島を探すのが困難だったからとされています。

トパーズ(topaz) は硬度8の硬い鉱物系宝石です。
日本名を「黄玉(おうぎょく)」というように、黄色の宝石を代表していますが、フッ素やアルミニウムを含み、様々な色のトパーズが存在します。
自然界で一番多く存在するのは黄色ではなく無色に近いトパーズ、色がほとんどない水色のトパーズです。
続いて黄色、茶色系のトパーズ。
その他、青色、緑色、ピンク等の豊富なカラーバラエティを持ちます。
もっとも希少性が高いのが、イエロートパーズ、ピンクトパーズ、レッドトパーズです。

とりわけコレクターの関心を引くのは「インペリアルトパーズ」と呼ばれる色のトパーズです。
インペリアルトパーズの色を何と表現するかは難しいですが、西欧では「ゴールデンシェリーの色、あるいはマルメロゼリー(花梨ゼリー)の色に黄色もしくはピンク色が透けたような色」と表現されます。
言葉では表現が難しいですが、下記はインペリアルトパーズの一つの典型的な色です。
こうした無加工のナチュラルなインペリアルトパーズは非常に価値があります。


インペリアルトパーズのペンダントトップ

ヨーロッパでトパーズが人気を博したのは18世紀にブラジルの鉱山が見つかってからで、1800年頃からイエロートパーズおよびピンクトパーズが、大流行します。
トパーズは17世紀の末からオープンセッティングにされたものもありますが、多くのアンティークトパーズはクローズドセッティングにされています。
これは、裏面に箔(フォイルバック)を入れて色を調整するのが目的であったことが多く、それは特に複数のトパーズを1つのジュエリーで色あわせする際に有効でした。

ピンクトパーズは自然無加工でも存在しえますが、その多くは無色に近いピンクで、自然のままで綺麗なピンク色のトパーズは非常に少ないです。
そのため色の薄いピンクトパーズはクローズドセッティングで裏面に赤い箔を入れることで色が濃く見えるようにセットされることが多くありました。

下記は当店で扱いのナチュラルピンクトパーズのペンダント。

1820年頃のイギリス製。
イエロートパーズ、ピンクトパーズがジュエリー界を席捲していました。

3カラーゴールドピンクトパーズペンダントトップ

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