ルビーとイエローサファイア、コランダム石の貴重なコンビネーション
1900年頃のフランス製。
赤石はルビー、そして薄いイエローの石はイエローサファイアです。
ルビーもサファイアも同じコランダム系の宝石です。
(コランダムの内、赤いものをルビー、それ以外をサファイアと呼んでいます)。
イエローサファイアは黄色がそれほどくっきり出ておらずとても淡い色をしています。
現在であれば人工的に色を調整してしまうであろう色なだけに、この淡いレモン色はとても自然でアンティークならではです。
赤系の色と黄色系の色の組み合わせはアンティークジュエリーでも滅多にない、とても貴重な組み合わせです。
黄色と赤がしっくり調和して指元を華やかに彩ってくれます。
優しい色合いと、なだらかな曲線が美しい指輪
デザインは1900年頃に流行した、2石がクロスして連なったクロスオーバーリングです。
この指輪では更に両サイドにそれぞれ小さな真珠が3粒ずつセットされています。
視線が横へと流れる美しいライン、なだらかな曲線でフレームへとつながっていきます。
このなだらかな曲線のシルエットが、優しい色合いのルビーとイエローサファイアに調和し、品の良い女性らしさを感じさせてくれる指輪です。
全体は「ローズゴールド」と呼ばれる、ちょっとピンク帯びた18Kイエローゴールド。
指輪サイズは17号(有料でサイズ直し可)。
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アンティークジュエリーの貴石の中でも人気の高いブルーサファイヤ。
9月の誕生石であるサファイアは、ルビーと同じくコランダム系の鉱物の変種です。
赤いものをルビーと呼び、その他はすべての色名を冠してサファイアと呼び、色によってピンクサファイア、ブラックサファイア、ブルーサファイアなどと呼んでいます。
鉱物名がコランダム、宝石名がサファイアになります。
コランダムは不純物がない状態であれば、無色の鉱物ですが、ある種の元素が不純物として、微量に取り込まれることで、様々な美しい色を持つサファイアとなります。
イエローサファイアやバイオレットサファイア、オレンジサファイアなどは人気もあり、かつ非常に高価な宝石です。
イエローサファイアとは黄色系色のサファイアのことです。
イエローサファイアは、日本人には馴染みが薄いかもしれませんが、トルマリンにはない多色や照り、サファイア独特の奥行きある輝きがとても綺麗な宝石です。
一言でイエローと言っても、この指輪のサファイアのように淡いレモンカラーから黄金色のゴールデンまで色幅があります。
イエローサファイアで色のしっかり出たものは「ゴールデンサファイア」等と呼ばれる事もあります。
イエローサファイアは強いパワーを持つ宝石ともされていて、身に着けると
好奇心が刺激される、集中力が身につき、勉強熱心になり、仕事運、金運がアップするとも言われています。
アンティークジュエリーでもイエローサファイアは滅多に出てこない宝石であるため、とても貴重です。
ピンクサファイア、ブラウンサファイアなど中間色のサファイアもアンティークジュエリーで稀ではありますが見つけることがあります。
青系のサファイア(コランダム)で青みの濃いものは、ブルーサファイアとして鑑別されますが、紫系の色味を呈しているサファイアは、バイオレットサファイアと呼ばれます。
バイオレットサファイアは、2005年のイヤーストーンにもなっていることでも知られています。
バイオレットサファイアは、アメシストのような紫から、タンザナイトのような紫まで様々です。
紫色の宝石で、最も高価な宝石に分類されます。
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