オパールとルビーのアンティーク指輪(ダイヤモンド、カボションカット)

オパールの青とルビーの赤、フレンチらしい捕色の組み合わせ オパールの緑がかったブルーと、ルビーの赤色の珍しい色の組み合わせにハッとさせられます。
美しい楕円形のオパールは、水色を基調に緑色の班模様がくっきりと出て、遊色効果が豊かなオパール。
ふっくらとカボションカットにされていて、10つの小さなゴールドの爪で留められています。
そしてオパールの上下に明るいルビーがセットされています。
わずかにピンク帯びた明るい赤色は、ルビーのお手本とも言うべき美しい色で、オパールの水色に鮮やかな輪郭を与えます。
この補色を使った珍しい宝石の組み合わせが、他にない素晴らしい色のハーモニーを生み出しています。
フレンチらしい抜群の色彩センスに秀でた作品です。
クロスオーバーリングを変形させた優美な指輪デザイン ホワイトゴールドに切り替わったモチーフが横にも伸び、縦長であるだけでなく横長なデザインが、とても着けやすいです。
この葉っぱの形のモチーフには、左右それぞれ3石ずつのダイヤモンドがセットされています。
ややグレイがかった落ち着いたホワイトゴールドに深くセットされたダイヤモンドは、オパールとルビーを邪魔することなく控えめに輝きます。
1900年頃のフランス製。
全体は18Kゴールド。
指輪サイズは9号(有料でサイズ直し可)。

  • 高さ:13mm 
    重量:2.1g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

オパールとルビーのアンティーク指輪(ダイヤモンド、カボションカット)

  • オパール、ルビー、ダイヤモンド、YGと鮮やかな色のカクテルが素敵です
  • 指元でもルビーの赤がワンポイントで映え、遠目で見たときもとても美しいです
  • 楕円形で程よい厚みのある上質なオパール。班模様がしっかりと出ています
  • サイドのダイヤモンドも状態が良く、しっかりとした輪郭で渋い輝きを放ってます
  • 工房印は比較的はっきり残っていますが金位の刻印はかなり薄くなってます
  • オパールとルビーのアンティーク指輪(ダイヤモンド、カボションカット)
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オパールとルビーのアンティーク指輪(ダイヤモンド、カボションカット)

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アンティークエピソード

オパールのアンティークジュエリー

妖艶な美しさを持つオパール。
オパールの語源は、サンスクリット語で「宝石」を意味する「upala」とする説や、ギリシャ語で「目」を意味する「opthalmus」である等、数説存在します。

古代の東洋では神聖なものと考えられていました。
そして古代ギリシャでは、持ち主に洞察力と予言の才能を与えて、病気から守ってくれる石として重宝されます。
物事を変化させる力を持つと言われる、珍しい宝石です。
しかしそんなオパールは18世紀から19世紀にかけては、当時の著名な小説家ウォルタースコットの書いた「ガイエルスタインのアン」(オパールを所持するヒロインがそのオパールを海に投げ捨てるまで不幸に見舞われ続けたという話)の影響で不吉の石と考えられ不評となってしまいます。

再びオパールが脚光を浴びるのは、フランスのアールヌーヴォー期。
ラリックをはじめとるする当時の一流フランスジュエラーの手によって、オパールは随一の人気宝石の地位を取り戻したのです。
下記は19世紀末、アールヌーボー全盛の頃のフランス出作られたオパールの指輪。
赤石はガーネットで、赤色と青色、補色の組み合わせがフランスらしい色彩センスです。

オパールとガーネットのアンティーククラスターリング(パンジー、アールヌーボー)

続いて下記はもう少し後、1920年頃のアールデコの影響が強く見られるオパールの指輪です。
同じオパールで時代としても数十年の違いですが、雰囲気がまったく異なります。
オパールはその柔和な中間色から、他の宝石以上にデザインによって大きくその雰囲気を変える宝石です。

オパールとダイヤモンドのアンティーク指輪(ジオメトリック、お花、1920年頃)

ご存知の方も多いことと思いますが、オパールは産地によって大まかに2つに分類されます。
オーストラリア産のオパール、そしてもう一つがメキシコ産のオパールです。
宝石業界ではオパールといえば、基本的にはオーストラリア産を指すのが普通で、メキシコ産はよく「メキ」などと省略して呼んでいることが多いです。
アンティークジュエリーで使われているオパールの大多数はオーストラリア産です。

しかしながらメキシコ産もほんの時々ですが、見かけます。
一般的には、メキシコ産オパールは、オーストラリア産オパールより品質が落ちますが、アンティークジュエリーでは稀ではありますが、美しいメキシコオパールが使われていることもあります。
メキシコオパールは一般的に、多彩な色合いがなく地色が無色透明に近いです。
水っぽい感じです(そのため「ウォーターオパール」とも呼ばれています)。
特に昔のオパールは現在のような「人工的なお化粧」がなされていませんので、すぐに見分けはつくかと思います。

オーストラリア産オパールは、1878年頃から本格的な輸出が始まっています。
1890-20世紀初頭のイギリスやフランスのアンティークジュエリーに、上質のオーストラリア産オパールを使ったジュエリーがあるのはそのためです。
この頃の良質なオパールは、石によって差はありますが、光に当てることにより赤色のファイヤーを発するものが多いです。
下記は1870-1880年頃のフランス製ですので、非常に初期の頃のオパールの指輪です。

アンティークオパールリング(10粒のオパール、ダイヤモンド)

オパールのファイアーというと「ファイアーオパール」と言う言葉が浮かぶ人がいるかもしれません。
ファイアーオパールとはまたアンティークジュエリーで見られるオーストラリア産オパールとは別のものです。
ファイアーオパールとは地色が燃えるようなオレンジ色をしたオパールのことで、そのほとんどがメキシコ産です。
地色が赤橙系の色のオパールの内、遊色効果を持ったものをファイアーオパールと呼んでいます。

オパールといえば、まずその美しい色合い、そして異なった角度や光で見た場合の色合いの変化、遊色効果(play of color)で有名です。
ではこの角度によって色が変化する遊色効果は、どうしてオパールにだけ見られるのでしょうか?
それは他の宝石とは異なる、オパールの組成にあります。
オパールは非結晶の宝石です。
ダイヤモンドやサファイア、ルビーといった宝石は、それぞれの成分となる元素が、その化学構造に基づいてしっかりとした結晶を作っているのに対して、オパールは珪素と水が混じりあって出来た粒子(つぶ)が集まって形作られているだけ。
元素同士が結びついてはいないのです。
規則正しい非結晶質の珪酸の球状粒子間を光が通る時に回折干渉して七色の光が遊色効果)が生まれるのです。
一つの石の中に「遊色効果」でいくつもの色調を見れるのが、最大の魅力です。

ローマの歴史家ブリニーは、オパールの美しさを「すべての宝石の美しさを一つにしたもの」と表現しました。
つまり、オパールにはルビーよりソフトな赤色のファイアーがあり、アメジストを思わせるパープルの色が見えることがあり、エメラルドのようなグリーンをみることができるのです。
それらが単に存在するだけでなく、光の加減や角度などによってさまざまな色の組み合わせで輝くのが、まさに花火のようなのです。
下記は当店で販売済みのバングルですが、緑色が比較的強く見えるオパールですた。

オパールとエメラルドのアンティークバングルブレスレット

ところで時々「オパールは割れやすいと聞いて心配なのですが・・・」とおっしゃる方がいます。
しかしアンティークオパールに関してはその心配はご無用です。
「割れるオパール」は第二次大戦後、メキシコから質の悪い石が入ったことがあり、それらの石が割れて問題になったからです。
これはメキシコ産オパールは「ウォーターオパール」と呼んで水分をたくさん含み、急激に内部の水分が蒸発することにより、ひび割れができて起こりました。
これは本当に一部のメキシコ産オパールに起こったことです。
しかし良質のオーストラリア産オパールは、簡単に割れるものではありません(実際100年以上も経ているのに、どのオパールも割れていません!)。
オパールは確かに硬度はあまりありませんが、特に割れやすい石ではありません。
よく乾燥に弱いオパールは時々水につけたほうがよい、などという説もありませんが、それも必要ございません。

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