ブルーサファイヤアンティーク指輪(ダイヤモンド、クラスターリング、1900年頃のフランス)

ブルーサファイアとローズカットダイヤモンドのクラスターリング ブルーサファイアを8つのローズカットダイヤモンドで囲んだクラスターリングです。
明るくよく澄んだ美しいブルーサファイアは直径3.5ミリ程。
当時は現在のように加工により色を調整していないので、濃かったり薄かったりすることが多いのですが、このブルーサファイアはサファイアのお見本のような色です。
状態もとても良く、ファセットも美しい、質の良いブルーサファイアです。
ブルーサファイヤの周りを8石のダイヤモンドが取り巻き、両脇のショルダーにもダイヤモンドが盾の形になった台座にセッティングされています。 オープンワークのローズカットダイヤモンド ダイヤモンドもそれぞれ直径3ミリ程と、こうした脇石に使われるダイヤモンドにないボリュームがあります。
通常ならメイン石となるような良質のダイヤモンドで、全てローズカットされています。
ダイヤモンドは台座に奥深く埋め込まれ、控えめなセッティングになっているところが、奥ゆかしいです。
19世紀後期ー1900年頃のフランス製。
18Kゴールド。
指輪サイズは12号(有料でサイズ直し可)

  • 幅:16mm 
    高さ:10mm 
    重量:2.7g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

ブルーサファイヤアンティーク指輪(ダイヤモンド、クラスターリング、1900年頃のフランス)

  • 指輪のお花部分直径が約1cm、サファイアはやはり高貴な印象があります
  • 左右に更にダイヤモンドが一粒ずつ、横にもラインが流れる着けやすいデザイン
  • サファイアはWGの爪で高くセットされ、ダイヤモンドは台座深く埋め込まれてます
  • WGの台座の裏は透かしになっており、底部はYGに切り替わっています
  • 台座裏とフレームはイエローゴールド、両方の色が入っていて使いやすいです
  • ブルーサファイヤアンティーク指輪(ダイヤモンド、クラスターリング、1900年頃のフランス)
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ブルーサファイヤアンティーク指輪(ダイヤモンド、クラスターリング、1900年頃のフランス)

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アンティークエピソード

ブルーサファイヤ(サファイア)のアンティークジュエリー

アンティークジュエリーの貴石の中で、もっとも高い価値がありもっとも人気があるの宝石の一つがブルーサファイヤです。
9月の誕生石であるサファイアは、ルビーと同じくコランダム系の鉱物の変種です。
赤いコランダム(鉱物名)をルビーと呼び、その他はすべての色名を冠してサファイアと呼んでいます(宝石名)。
色によってピンクサファイア、ブラックサファイア、ブルーサファイアなどと呼びます。
鉱物名がコランダム、宝石名がサファイアになります。
サファイヤと言う人もサファイアと言う人も両方いて、両方正しいです。

アンティークジュエリーで使われているコランダム(サファイア)には、まず何といってもブルーサファイアとルビー。
そしてピンクサファイア、ブラウンサファイアなど中間色のサファイアも時々、見つけることがあります。
良いサファイヤのポイントをいくつか挙げると。
1)何より、透明感があること。
2)色は、深く澄んだ青色やわずかに紫色味を帯びた中明度の青色がもっとも良い。
3)深み
濃い青色ほどよいものとされています。
現在産出されるブルーサファイヤのほとんどは、日常的に超高温での加熱が行われているので本来の色合いを示すものは少ないです。
ちなみにこの超高温での加熱(1500度ぐらい)によるサファイヤの色の調整が始まったのは1960年頃からであると言われています。
現代ブルーサファイヤに行われている人工的なトリートメントとしては、超高温での熱加工、加熱だけでは変わらないサファイヤに外部からの拡散加熱処理を施すという技術があります。

下記は当店で販売済みの「コーンフラワーブルー(矢車草の花の青色)色」のブルーサファイヤです。
現代のような超高温での加熱が行われていなかった当時のサファイヤは、宝石本来の色を見ることができます。

コーンフラワーブルーサファイヤ アンティーク指輪(矢車草色 ダイヤモンド)

ところでブルーサファイヤと言いますと、時々産地についてお客様からお問い合わせを頂きます。
アンティークジュエリーで使われているブルーサファイヤはそれが後年取り替えられたと言った事情がなければセイロンかカシミール(しかしカシミールは実際ほとんど見ないです)、あるいはビルマ産サファイヤです。
深みのある美しいロイヤルブルーカラーの良質なセイロンサファイアは、サファイアの最高峰である「カシミール産のブルーサファイア」に引けをとらない美しさ。
下記は当店で販売済みのセイロンサファイヤのリングです。

アンティークブルーサファイヤ指輪(セイロン産、ダイヤモンド、アールデコ)

しかしカシミールサファイヤはもちろんセイロンサファイヤもとても数は少なく、多くのアンティークジュエリーで使われている特に19世紀までのブルーサファイヤの多くがビルマ産です。
そしてビルマ産ルビーも非常に美しいです。
下記は19世紀後期のビルマ産ブルーサファイヤのブローチです。

19世紀ビルマ産サファイヤ

ちなみに現代ではタイ産のブルーサファイアが多く出回っていますが、アンティークジュエリーにおいてタイ産のサファイヤが使われることはないです。
良質で天然無加工の美しいブルーサファイアを入手したいのなら、アンティークジュエリーの中で、お探しになることをお薦めいたします。

フランスアンティークジュエリーにおいてブルーサファイヤと言えばナポレオンの妻、ジョゼフィーヌが有名です。
ナポレオンがドイツ征服に成功したとき、ジョセフィーヌのために手に入れたものに「カール大帝の守護石のサファイア」があります。
(寺院側は敬意を称して見せるだけのつもりだったのですが、ジョゼフィーヌが所望してしまい、やむをえなく寺院側は渡したという話です)。
ジョゼフィーヌはこの宝石の歴史的価値を知らず、単純に宝石好きの夫がさぞ喜ぶだろうと考えてサファイアを所望したということですが、実は「持つ者を必ず皇帝にする」と信じられていた素晴らしい秘宝でした。
カール大帝の父、ピピンがイタリア半島をローマ教皇領として法王に謙譲した時法王からお礼にもらったという歴史的にも超一級の由緒あるものでした。
そんな素晴らしい秘宝をナポレオンは簡単に妻のジョゼフィーヌに渡すのですが、それには理由があったと言われています。
妻の浮気をおさめるためです。
ジョゼフィーヌは大変な浮気性で、サファイアは古来より浮気を封じ込めると信じられていたのです。
そのせいか、ジョゼフィーヌのジュエリーには非常に豪華なブルーサファイヤのジュエリーをいくつも所有していました。
下記は、1806年にHenri Francois Riesenerが描いたジョゼフィーヌの自画像。
胸元にブルーサファイヤとダイヤモンドのネックレスが煌きます。

ジョゼフィーヌのサファイヤ
ジョゼフィーヌのサファイヤ2

また日本では婚約指輪と言うとダイヤモンドの印象がとても強いですが、ヨーロッパやアメリカではダイヤモンドに次いでブルーサファイヤを婚約指輪にする人も多いです。
最近ではイギリス、ウィリアム王子がケイト皇太子妃に贈ったのがやはりブルーサファイヤの指輪でした。
元々はウィリアム王子の亡き母、ダイアナ元皇太子妃のご婚約指輪だったサファイアのご婚約指輪です。
アンティークというほどは古くははありませんが、真新しいブランドの指輪などを贈るのではなく、一家の伝統が刻まれた指輪を受け継いでいくというのはやはりイギリス皇室らしい選択ですね。
ヨーロッパでは、結婚する際に花嫁がブルーの物を身に付けていくと幸せになれるという言い伝えもあるそうです。

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