天然真珠とダイヤモンドのアンティークリング(1920年代アールデコ)

白(真珠)と白(ダイヤモンド)のマリアージュ 1920年代のフランス製。
真珠とダイヤモンドという、2つの白い2大宝石を贅沢に使った、白く輝くリング。
主役は中心にセットされた、直径5.5ミリの天然真珠。
天然真珠としては最大に近い大きさです。
特に横から見ると分かりますが、完全に真円ではないところが、昔の天然真珠ならでは。
100年ほど経ているのに傷がなく、艶のある天然真珠のまぶしいこと。
周囲には10個のオールドヨーロピアンカットされたダイヤモンドがセッティングされています。
真珠も素晴らしいですが、ダイヤモンドも透明度が高い、きわめてクオリティーのよいダイヤモンド。
きらきらと白く輝く美しいリングです。 完璧なアールデコ様式 デザインには、アールデコ様式が顕著に出ています。
こうした「完璧なアールデコ様式」のジュエリーは、非常に価値があります。
数も少なく、また飽きの来ないデザインなので、アールデコジュエリーがお好きな方には絶対お薦めしたいリングです。
地金は18Kゴールド。
指輪サイズは11.5号(有料でサイズ直し可)。

  • 幅:12mm 
    重量:2.9g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

天然真珠とダイヤモンドのアンティークリング(1920年代アールデコ)

  • 5ミリ以上の天然真珠はマックスの大きさ。艶良し、色良し、状態良し
  • 「ダイヤモンドと真珠」の組み合わせは、上品で高貴。丸く使いやすいデザイン
  • 真珠の周囲にはミル打ち。ダイヤは非常に厚みがあり輝きが強い上質のもの
  • フレームも台座も程よい厚みがあり、安心できます。しっかりした作りです
  • 真珠の裏側が葉っぱ模様に。見えないところ間で見えないのが最上のおしゃれ
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アンティークエピソード

アンティーク=天然真珠は大きな間違い

アンティークジュエリーに詳しい方でしたら「昔は養殖の技術がなかったのだから、アンティークジュエリーで使われている真珠は全て天然真珠ですよ」といったことを聞かれたことがあるでしょう。
これはアンティークジュエリーの業界のセール文句になっているようですが必ずしも正しくはありません。
アンティークジュエリーに使われている真珠の多くが天然真珠です。
しかし全てが天然真珠ではありません。

上記の「アンティーク真珠=全て天然」説はヨーロッパで養殖真珠が本格的に市場に出始めるのは、一般的に1920年代頃からと言われていますからそれに基づいた論拠ということになります。
しかし養殖真珠はそれ以前にヨーロッパに存在し、一説には1880年頃から存在していたと言われています。
実際に1900年頃のヨーロッパのアンティークジュエリーから一部に使われています。
例えば下記をご覧ください。

こちらはフランスの有名なジュエリー専門のオークション会社のカタログからの抜粋です。
クリスティーズを初め世界の著名なオークション会社の競売では、真珠に関して天然か養殖か明記します。
この「真珠とダイヤモンドの指輪」は「1900年頃に製作されたと」推定されていますが、ジュエリーの説明文のところに「Perles de culture(養殖真珠)」と言う記載があります。


同じカタログから別の事例をご紹介いたしましょう。
こちらは花綱模様の美しい典型的なベルエポック時代のダイヤモンドと真珠のペンダントです。
こちらは1910年頃の推定と先ほどの作品より僅かに後年になりますが、こちらは「une perle en pampille(天然真珠の房飾り)」と記載があります。
天然真珠になります。



天然真珠の評価がもっとも高かったのは、20世紀の初頭です。
1900-1920年頃は非常に美しい天然真珠のジュエリーが作られた時代であるのと同時に、初期の頃の養殖真珠がジュエリーに使われはじめた時代でもあります。

この時代に天然真珠として最大に近い大きさの最高級の天然真珠を使ったロングネックレスは、現在の貨幣価値に換算して約10億円で取引されたと言う記録が残っています。

養殖真珠が多く市場に出回るようになったのは、1920年頃からです。
1940年代にはもう養殖真珠が凌駕していき戦後は言うに及びませんので、美しい天然真珠が用いられたアンティークジュエリーを探すのであればやはり1930年代頃までというべきでしょう。

「養殖真珠」といっても本当の初期の頃(20世紀初頭)の養殖真珠は真珠層が厚くとても出来がいいです。
例えば下記は、1920年前後に英国で製作された養殖真珠のネックレス。
真珠の粒は0.8センチ程です。

1920年養殖真珠

現代の養殖真珠とは雲泥のレベルの差があり、それはそれで近年では高額に取引をされています。
天然真珠への評価が高まる昨今では、初期の頃の養殖真珠はヨーロッパのオークション等で非常に高価な値段がついてきています。
養殖真珠へのイメージが大きく変わるのではないでしょうか?

アンティーク真珠に関して更に詳しい情報は、アンティーク真珠についてをご参考ください。

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