アールデコ アンティークダイヤモンドリング(黒エナメル)

オールドヨーロピアンカットxローズカット 大きさのある美しいダイヤモンドのリング。
中心のダイヤモンドは直径5.5ミリ。
台座にすっぽり入ったセッティングなのでそれほど感じないかもしれませんが、メインダイヤモンドだけで0.6カラットはあります。
キューレットをダイナミックにカットした、かっこいいオールドヨーロピアンカットダイヤモンド。
透明感があり、驚くほど厚みもある素晴らしいダイヤモンドです。
更には上下左右、それぞれ2石ずつ(合計8石)のダイヤモンドが脇石として用いられています。
こちらはローズカットですが破片のような薄いローズカットではなく、「ダッチローズカット」と呼ばれる厚みがありファセット面の多いローズカットです。
ちょっとゴツゴツとして存在感があります。
そしてローズカットとは言え、透明感もあり美しく煌めきます。 マットな質感のブラックエナメル 珍しい黒エナメルの用いられ方がされています。
ダイヤモンドをまず円形の台座で囲い、その外周に黒エナメルが施されています。
典型的なアールデコのリングですが、このブラックエナメルの質感が変わっています。
通常アンティークジュエリーで用いられるエナメルはもう少し陶器に近い、滑らかな質感のエナメルが用いられています。
こちらはやはりエナメルですが、よくバッグなどで見られるようなマットな樹脂系のエナメルです。
利点はやはり陶器のエナメルと比べて傷がつきづらい、壊れづらいです。
リングは使っている中でどうしても当たりが気になりますが、このエナメルでしたら心配なく使えます。
ショルダーは二手に別れていて、間に細いスリットが入っていてかっこいいです。
指輪の内側に刻印があるのですが、見たことのない刻印で牡牛のように見えます。
数人のフランス人ディーラーに確認しましたところはっきりとは分からないですが、フランスの地方で押された刻印あるいは海外領土の作品ではないかとのことです。
独特の黒エナメルのテクスチャーにも納得がいきます。
18カラットゴールド。
1920年頃のフランスあるいはフランスの海外領土の作品と推定。
指輪サイズは17号(サイズ直し可)。
動画も撮影しています。
アールデコ アンティークダイヤモンドリング(黒エナメル)

  • 高さ:10mm 
    重量:3.2g
    商品の状態:メインダイヤモンドのエッジにわずかにえぐれあり
  • 販売価格:275,000円(税込み)

アールデコ アンティークダイヤモンドリング(黒エナメル)

  • ダイヤモンドは直径5.5ミリ程、厚みもあります
  • 黒エナメルと白いダイヤモンドの黒白の色のコントラストがかっこいいです
  • 黒エナメルの縁、ベゼルの縁に細かくミルグレインが打たれています
  • キューレットが大きめに切り落とされています。ファセットも完成度が高いです
  • 左側に牡牛のような刻印、右に文字の一部が見えます
  • アールデコ アンティークダイヤモンドリング(黒エナメル)
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アールデコ アンティークダイヤモンドリング(黒エナメル)

275,000円  [通販価格:税込]
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アンティークエピソード

アンティークダイヤモンド指輪(ダイヤモンドリング)の変遷

アンティークジュエリーの王様と言えばやはり「アンティークダイヤモンドリング」です。
一言でアンティークダイヤモンドと言っても年代や国場所等によって実に様々なダイヤモンドリングが作られました。
年月と共に見て行きましょう。

1)まずは17世紀末まで遡るダイヤモンドリング。
この時代のダイヤモンドのカッティングは、テーブルカットが主流です。

17世紀テーブルカットダイヤモンド指輪(17世紀末 銀と18カラットゴールド)

2)次に少し年代があがり、18世紀後期のリングです。
18世紀のダイヤモンドはテーブルカットにされることもありましたが、ローズカットのことも多いです。
このリングのダイヤモンドは、ローズカットにされています。

18世紀ローズカットダイヤモンド指輪(フランス、銀製)

3)こちらも同時代、やはり18世紀後期のリングです。
このリングではダイヤモンドはテーブルカットになっています。

18世紀 テーブルカットダイヤモンド指輪

4)少し年代があがって1800年頃のリング。
こちらのリングは南仏のものです。

1800年頃アンティークダイヤモンドリング

5)イギリス、ジョージアン王朝時代後期(1820-1830年頃)のリング。
大きめのローズカットダイヤモンドです。

ローズカットダイヤモンドリング(レイトジョージアン 1830年頃)

6)第二帝政期(1860年頃)のダイヤモンドリング。
ブルーエナメルも効果的に用いられています。

大粒ローズカットダイヤモンドの指輪(ブルーエナメル、1860年頃)

7)19世紀後期(1880年頃)ローズカットのダイヤモンドリング(フランス)。

ローズカットダイヤモンドリング(レイトジョージアン 1830年頃)

8)アールヌーボーの特徴が出たダイヤモンドリング。

アールヌーボーマーキーズ指輪(ダイヤモンド、草花模様)

9)イギリスで言うところのエドワーディアン(1910年頃)のダイヤモンドリング。
プラチナ細工が美しいです。

エドワーディアンプラチナダイヤモンドリング(0.6-0.7カラット、プラチナ細工)

10)アールデコのデザインと技術が秀逸な個性的なリング。

バゲットカットとラウンドカットのダイヤモンドリング(アールデコ)

11)ヴィンテージと呼ぶべき、1940年代のリング。

ヴィンテージダイヤモンド指輪(1940年代フランス、イエローゴールド)

国や地方によって特徴的なリングが見つかるのも、ダイヤモンドリングの面白さです。
11)下記は南仏アルルの作品。

ビジュードプロヴァンス アルルの指輪(オールドマインカット クッショシェイプダイヤモンド)

12)下記はオランダの典型的なダイヤモンドリング。
ダイヤモンドはもちろんダッチローズカットです。

ダッチローズカット指輪(オランダ製、14金ゴールド)

いかがでしょう?
一言でアンティークダイヤモンドと言いましても、ダイヤモンドのカッティングに始まり地金の違いやデザインのバリエーション等々、ダイヤモンドリングを見ればアンティークジュエリーのバラエティの豊かさを感じていただけたことと思います。

アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

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