ダイヤモンドが燦々と輝く大きめのクラスターピアス
久しぶりに大粒のクラスターダイヤモンドピアスを入荷しました。
アンティークのダイヤモンドピアスは小ぶりなものが多いのですが、このピアスは横幅が1.1センチ程、重みも5グラム以上ある大きめのピアスです。
贅沢にたっぷり使われたダイヤモンドがゴージャスです。
過去に一度だけ、このような大きさのクラスターピアスを扱ったことがありよく覚えているのですが、実に遡ること7年前のことでした。
それだけこれだけ横幅に大きさのあるアンティークダイヤモンドのピアスは珍しいです。
(縦に長いドロップタイプのピアスは比較的見つかるのですが)。
オールドマインカットとローズカットの競演
多くのダイヤモンドが使われています。
中央のメイン石はオールドマインカット(クッションシェイプ)、それ以外がローズカットダイヤモンドです。
中心部分には高さが付けられていて、3ミリ強のダイヤモンドがセットされています。
メイン石が直径3ミリ強、周囲を取り囲む8石のローズカットが2ミリ程度です。
留め具へとつながるお花の上の部分にも1粒の小さなダイヤモンドがセットされています。
左右総計20個の美しいダイヤモンドが共鳴しあっています。
全体は18Kイエローゴールドでダイヤモンド周囲のみがプラチナ。
台座部分のゴールドの透かしも繊細で美しいです。
1910年頃のフランス製。
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クラスターリングとは、中央の石を中心に周りを一回り小さい石で囲むお花のようなデザインの指輪のことです。
石と石の間が同じ間隔で詰まっています。
19世紀後期に、イギリスやフランスで特にクラスターリングが流行しますが、それ以前からあった伝統的なデザインです。
現代でも使われ続けているデザインで、クラスターエンゲージリングといってプロポーズの時に贈られることも多い指輪デザインです。
「ヴィクトリア王朝時代末期のクラスターリング ダイヤモンド」
「クラスターリング」といっても、場所も時代も変われば雰囲気は大きく異なります。
下記はフランスで20世紀初頭に製作された、大きなブルーサファイヤをダイヤモンドで囲ったクラスターリング。
先ほどのヴィクトリアンのクラスターリングに比べて大ぶりで、よりモダンな雰囲気が出ています。
下記はオランダ製のクラスターリング。
下記は何と2重のクラスターリング。
中心の石を2周、小さい石で囲っています。
クラスターの「Cluster」とはお花や果実などの「房」「かたまり」のことです。
アンティークのクラスターリングでは、ダイヤモンドのものが多いですが、「ルビーxダイヤモンド」「サファイアxダイヤモンド」等、ダイヤモンドと色石の組み合わせの指輪も多いです。
下記はブルーサファイヤをダイヤモンドが囲っています。
下記は色石x色石のパターンで、すべてがガーネットでできています。
下記は真珠xダイヤモンドのパターンです。
また「クラスターピアス、イヤリング」と言って、同じデザインのアンティークジュエリーでピアスになったものも存在し、やはりとても人気があります。
「アンティーククラスターピアス(ダイヤモンド、お花)」
ブローチでも存在します。
アンティーククラスターピアス(ダイヤモンド、お花)。
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