当店でも初めて扱う、ラピスラズリのドルムーズピアス 玄人ほど好きな宝石、それがラピスラズリです。
現代ではそこまで高価な宝石のイメージはないかもしれませんが、アンティークジュエリーにおいてラピスラズリは非常に高価な宝石です。
とりわけ歴史が古い宝石の一つです。
古代から希少であったラピスラズリは、当時は現在のイランからアフガニスタン近郊の山脈から採掘されました。
アフガニスタン産の良質なラピスラズリはもう枯渇してしまっており、現代のラピスラズリはア ンティークジュエリーで用いられているラピスラズリとは別の宝石と言ってよいほどクオリティーが異なります。
古代から希少な宝石であったラピスラズリは驚くほど、数も出てきません。
当店でも扱ったのは数えるほどです。
中でも2つで1つのピアスは希少で、しかもこのピアスはドルムーズになっています。
ドルムーズのラピスラズリは、遡ってみましたところ当店でも初めて扱います。
鮮やかで青色がくっきりと出た理想的な色のラピスラズリ。
ラピスラズリはその石の表面に青系の斑点と金色の斑点が見られるのが特徴で、それもきれいに見える石です。
実はこのピアス、並べてみますと・・・
左右のラピスラズリの大きさが結構違います。
最初私も気づいておらず、写真を撮っていて気づきました。
ラピスラズリでこのようなカボションカットにできるほどの珠は珍しいので、大きさを揃えるのは難しかったのでしょう。
そんなところからもラピスラズリという宝石がいかに希少なのかが伝わってきます。 中心にはダイヤモンド 丸みを帯びたコロンとした愛らしいカボションカットされたラピスラズリ。
その中心には、ダイヤモンドがセットされています。
ラピスラズリは宝石としては十分な硬度を持っていますが、宝石の中では比較的柔らかいということもあり彫り物や象嵌（ぞうがん）に好まれる宝石でもありました。
古い時代のラピスラズリのリングでインタリオが施されたものなどは、高価に取引されています。
ダイヤモンドはオールドマインカット（クッションシェイプ）にされていて、深く埋め込まれているのでパッと見たところそこまで大きくみえないかもしれませんが、驚くほど厚みがあります。
大きなラピスラズリを支えるべく、ゴールドの留め具もしっかりしています。
実際重さが通常のアンティークピアスの3倍ほどあります。
19世紀中ー後期のフランス製。
18カラットゴールド。
動画も撮影しています。
ラピスラズリ　アンティークドルムーズピアス（オールドマインカットダイヤモンド）

• 重量：6.9g
  商品の状態：良好
• 販売価格：198,000円（税込み）