オールドマインカットアンティークダイヤモンドピアス

オールドマインカット(クッションシェイプ)のダイヤモンドピアス このようなダイヤモンドピアスは10-20年ほど前はヨーロッパの市場(特にフランスの市場)で定番で見つかるジュエリーだったのですが、近年は入手がどんどんと困難になってきています。
現地のディーラーさんに数カ月かけて探しておいてもらったものを、買い付けの度に1-2点仕入られたら運が良かったといった感じになってます。
ダイヤモンドはオールドマインカット(クッションシェイプ)になっています。
透明感のある良質な石で、キューレットの先端がダイナミックに切り落とされているのも味わいです。
メイン石の直径は3ミリ程ですが角ばっていて厚みもありますので、カラットとしてはもっとあります。
上部の脇石のダイヤモンドはローズカットにされています。
ローズカットダイヤモンドも特に片側の脇石はもっこりとして厚みがあります。 台座はフルールドリス(百合の紋章) アンティークならではの爪や台座の細工の作りの細かさも魅力です。
台座部分はフルールドリスの形になっています。
コンパクトで日常使いしやすい大きさでありながら、見た目より重さがあります。
実際に軽量のピアスの2倍ほどの重さがあり、作りがしっかりしています。
後ろで針をロックできる仕組みになっており、パチンと音を立ててロックすることができるのも嬉しいポイントです。
全体はイエローゴールドでダイヤモンド周りのみホワイトゴールドに切り替わっています。
1900年頃のフランス製。
地金は18カラットゴールド。
動画も撮影しています。
オールドマインカットアンティークダイヤモンドピアス

  • 幅:7mm 
    高さ:14mm 
    重量:3.4g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:253,000円(税込み)

オールドマインカットアンティークダイヤモンドピアス

  • 透明感のある角ばったクッションシェイプの美しいダイヤモンドです
  • 横が7ミリ、縦が1.4センチ。コンパクトなサイズ感が使いやすいです
  • 台座の爪が透かしになっていて横から見た時の美しさも格別です
  • 明るさのあるイエローゴールドとホワイトゴールドで明るく洗練されてます
  • 鷲の頭の刻印より古い、馬の頭の刻印が押されているのも嬉しい限りです
  • オールドマインカットアンティークダイヤモンドピアス
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オールドマインカットアンティークダイヤモンドピアス

253,000円  [通販価格:税込]
送料無料!

アンティークエピソード

アンティークダイヤモンドピアス

ダイヤモンドがセットされたアンティークピアスは、アンティークジュエリーの王道です。
日本に限らず世界中で人気があるため、近年は価格の高騰がすさまじいです。
ダイヤモンドのピアスはいつの時代も好まれて作られましたが、時代と共にそのスタイルや素材、デザインは変化していきます。

下記は当店で販売済みの18世紀のダイヤモンドピアス。
重厚な大きさもあるピアスです。
ダイヤモンドの周辺は銀が用いられています。

アンティークダイヤモンドピアス(18世紀フランス)

下記はその少し後年、王政復古時代(1820-1830年頃)のピアスです。

アンティークダイヤモンドピアス(洋ナシカット、19世紀初頭)

アンティークジュエリーでは、ダイヤモンド周りは白い金属でセットされるのが一般的です。
その方がダイヤモンドの白さを際立たせると考えられていました。
この「白い金属」は18世紀から19世紀後半にかけては、銀でした。
以降、プラチナとホワイトゴールドもダイヤモンドの周りに用いられるようになります。


下記は20世紀初頭に製作されたピアス。
ダイヤモンド周りにはプラチナが用いられています。

アンティーククラスターピアス(ダイヤモンド、お花、ゴールドとプラチナ)

アンティーク市場で比較的よく見つけやすいダイヤモンドのピアスは1900年前後に製作されたものが多いです。
フランスで言うところのベルエポック時代、あるいはイギリスで言うところのエドワーディアンの頃に作られたピアスが、数としては多いです。
この時代のダイヤモンドピアスの特徴としては、ダイヤモンドの周囲のみプラチナ(あるいはホワイトゴールド)が用いられ、プラチナ(あるいはホワイトゴールド)とイエローゴールドで2色の地金を用いています。
下記は1910年頃のフランス製のピアスです。
この時代のピアス製作の特徴がよく出ています。

アンティークダイヤモンドピアス(オールドヨーロピアンカット、花と葉のモチーフ、ゴールド)

アンティークのダイヤモンドピアスは実に色々なタイプが作られました。
「耳に長く垂れて揺れるタイプのピアス」も「短めで耳にぴったりフィットするタイプのピアス」もあります。

長く垂れるタイプのピアスは特に20世紀初頭のギャルソンヌルックにあわせて作られました。
この時代ドレスもピアスもネックレスも長くなりました。

アールデコ期には、このタイプのドロップタイプのピアスが多く作られます。

アンティークスタッドピアス ペアシェイプダイヤモンド 1930年代
アールデコダイヤモンドピアス(ドロップ型イヤリング、ルビー、1920年代)
1920-1930年以降は、下記のように全体がホワイトゴールドあるいはプラチナで製作されたピアスも好まれるようになります。

アンティークダイヤモンドピアス(スタッドタイプ、ホワイトゴールド 1930年代)

デザインも色々です。
下記のようなお花の形をしたダイヤモンドピアスも、アンティークピアスの定番のデザインです。

アンティークローズカットダイヤモンドピアス(大きめ、お花)

ピアスはつけ外しが頻繁に生じ、顔に非常に近いところに着けるジュエリーですから、ジュエリーの中でも最もクオリティーが求められるアイテムです。
アンティークのダイヤモンドピアスは概して、作りがとても良いです。
現代のジュエリー製作とは異なり、当時は地金から作りこんでいきますから、バネや留め具部分も現在のピアスにはない堅牢さを持ちます。
鋳型で作ったものではないので、例えば古くなったバネだけを変えるなど部分的な修理がしやすいことが多いです。

「色々なアンティークジュエリーを集めてきましたが、もっとも出番が多く、アンティークジュエリーの中でもっとも現代の遊べるのはピアス」とおっしゃって頂く方が多いです。
アンティークジュエリーの中でもピアス、特に最も定番のダイヤモンドピアスは複数デザイン揃えていただくと必ず重宝していただけます。

アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

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