上質でクリアな17個のダイヤモンドが眩しく輝やきます
1920-30年頃のフランス製。
ダイヤモンドが合計17個、端から中心にかけて大きなダイヤモンドがセットされています。
それぞれのダイヤの大きさが違い、それぞれの石の輝き方に表情があって魅力的です。
どのダイヤモンドもオールドヨーロピアンカットされています。
現在のブリリアントカットと異なり、キューレットにとても深みがあるので、大胆なシンチレーションに楽しめます。
良質なダイヤモンドジュエリーをお探しの方に自信を持ってお薦めいたします!
アールデコの王道を行く、完成度の高いジュエリー
すっきりとした直線のバーのフォルムが、アールデコジュエリーの王道を行くものです。
ダイヤモンドをセットしたバーの上部はプラチナで、下部は18Kイエローゴールドへと巧みに切り替わっています。
プラチナの端にはすべてミルグレインが施されて、この細かさは宝飾期の最盛期ならでは。
裏面はゴールドでストッパーがついていて、今でもきちっと機能します。
小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。
オールドヨーロピアンカットとは、現在のブリリアンカットの原型と言われるカッティングです。
そのカッティングの特徴はアウトラインが丸く、原則的にシンメトリーでテーブルは八角形で小さめです。
オールドマインカットと同様、、ブリリアンカットに比べてテーブル(上部の平らな部分)が小さく、それに続く斜めの部分(クラウン)に厚みがあるのが特徴です。
オールドマインカットとオールドヨーロピアンカットの違いは、オールドヨーロピアンカットの方が円形でよりシンメトリーであること。
クラウンはオールドマインカットよりは浅くなり、テーブルもオールドマインカットよりは大きくなります。
しかし現代のブリリアンカットと比べますと、オールドヨーロピアンカットもクラウンが高くガードルが厚いです。
キューレットもオールドマインカット同様、大きいです。
逆に言いますと現代のブリリアンカットは、クラウンが更に浅くなりアッパーパビリオンが短くなり、テーブル面が大きくなったと言えます。
クラウンに高さがありガードル面積が大きいのでダイナミックなシンチレーションが出るのが、オールドヨーロピアンカットならではの魅力です。
下記は当店扱いのオールドヨーロピアンカットダイヤモンドのクローバーリング。
燦々と煌き、大きさ以上の迫力が出ています。
アンティークのダイヤモンドがさまざまな角度から見たときの煌きに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ブリリアントカットは数学的に計算されたカットなので、正面から静止して見る分には美しいのですが、ジュエリーは身に着けると当然動きます。
動いたときの美しい輝きという意味でもやはり、オールドヨーロピアンカットに軍配があがります。
オールドヨーロピアンカットはオールドマインカットと同様、正面から見たときに石の中心が穴が開いているように見えます。
もちろん穴があいているわけではなく、キューレットを削り落とすカッティングであったため正面から見るとそう見えます。
オールドヨーロピアンカットより前に出てくるカッティングにオールドマインカット(クッションシェイプカット)については、アンティークダイヤモンドのカットクッションシェイプ(オールドマインカット)ダイヤモンドとはとはをご参照ください。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。