メダイユ、ロケットやチャームが盛りだくさん
1880-1900年頃のフランス製。
18Kのゴールドチェーンに、ハートのロケットペンダント、サンジャック貝のチャーム、フランスの国家が作ったメダイユ、お花と十字架のチャームがつけられています。
ハートのロケット(1.9センチx2.1センチ)には真珠が埋めこまれいます。
優美なシルエットのお花のモチーフを、ベースのゴールド、それよりややピンク帯びたゴールド、グリーン帯びたゴールドの3色のゴールドを使って描いています。
どのチャームも単品でペンダントトップを張れるクオリティー
サンジャック貝(1.2センチ)は厚みがあり、とても立体的。
貝の殻の曲線をダイナミックな彫金で表現。
フランスの国のメダイユ(1.1センチ)は、昔のフランスの産業省が作ったものの。
エピソード欄にも細かく記載しましたが、とても珍しいもののようです。
サンジャック貝と一緒についているところを見ると、海にまつわる公務についていた人に宛てられたものだと思います。
ベースとなっているゴールドの編み目のチェーンは、一つのモチーフが1センチx1.8センチ。
フィリグリー細工が見事で、しなりがついているので、手首に美しくフィットします。
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チャーム(charm)とは腕輪・鎖などにつけて身につける飾りものを指します。
ラテン語の「歌(carmen)」から派生した言葉でフランス語ではシャルムと言います。
チャームという英語の意味は簡単なようで分かりづらいですが、
「人を喜ばせる、魅了するものや資質」、「ネックレスやブレスレットについいている小さな飾り」、「魔法の力が宿ると信じられている物や行動」といった意味があります。
ジュエリーの用語として使うときは、しあわせを叶えてくれそうな魔法の力を持ったお守りのような装身具、といった意味合いになります。
アンティークジュエリーでは実に様々な魅力的なチャームが作られました。
チャームはそれだけでペンダントになったり、 ブレスレットから吊り下げるてチャームブレスレットになったり、小さなチャームが指輪についた「チャームリング」と呼ばれるものも存在します。
細工に長けたアンティークジュエリーではチャームも実に凝った、多用なデザインのものが作られました。
順番に見ていくことにしましょう。
まずは動物編。
ウサギ。
猿。
定番のモチーフとしてハートのチャーム。
やはり定番の球体のボール。
花や葉もチャームのモチーフとして好まれました。
下記は薔薇のチャーム。
変わったものとしては、実用性も兼ねた笛。
運動系では、テニスラケット。
金細工を駆使したものが多いですが、下記はエナメルも秀逸な「手」のチャーム。
小さすぎて履けませんが、見事にリアルな靴。
カンテラ(ランタン)。
チャームをブレスレットに垂らしたスタイルも流行します。
様々なチャームの連なったブレスレット。
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