アンティークゴールドドルムーズピアス(お花)

王道のドルムーズピアス フランスアンティークジュエリーの王道と言うべき、愛らしいドルムーズピアスを入荷しました。
耳たぶの後ろから針を差すドルムーズと呼ばれるタイプのピアス(英語名で「スリーパーズ」)です。
このようなドルムーズのアンティークピアスは、フランスのアンティークジュエリーでしか見ません。
ドルムーズピアスは、小ぶりで軽量なものが多く着けているのが楽です。
ドルムーズピアスは宝石がついているものは多くなく(付いていたとしても、小さなダイヤモンドが真珠であることが多いです)、イエローゴールドだけでできた小ぶりなものが主流です。
このピアスもまさにフランスのアンティークドルムーズの王道を行く作品です。
20年ほど前は、フランス現地でそれほど高価ではない価格でよく仕入れることができたのですが、ピアスは2つで1組。
特にドルムーズピアスは小ぶりであることもあり、良い状態で残っていることのハードルが高いようで近年ではすっかり見なくなってしまったアンティークジュエリーの一つです。 お花がモチーフのゴールドドルムーズピアス モチーフはお花。
6つの花びらが均一的に並んだ、ぷっくりとした形のピアスです。
それぞれの花びらと花の中心にある雌しべが、上に向かってきゅっと突き出た形がどこか宇宙を思わせます。
ゴールドの成型だけできています。
4番目のお写真をご覧ください。
小さな穴が開いているのが見えることと思います。
これは空気穴です。
中に一部空洞を含むような、このようなピアスやリングでよく見られます。
正面から見えない横にうまく作っています。
製造の裏側も垣間見えるところが面白いです。
19世紀中−後期のフランス製。
18カラットゴールド。
動画も撮影しています。
アンティークゴールドドルムーズピアス(お花)

  • 幅:8mm 
    高さ:13mm 
    重量:0.7g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:88,000円(税込み)

アンティークゴールドドルムーズピアス(お花)

  • 花びらと雌しべが上に向かって伸び小ぶりながら立体感があります
  • お花の直径が8ミリ程と小さく軽量で耳にフィットするピアスです
  • 明るめのイエローゴールドで宝石がなく、ヘビロテ間違いなしのピアスです
  • 左右とも側面の目立たないところに空気穴があるのも面白い発見です
  • 鷲の頭より古い時代のフランスの18金刻印である「馬の頭」が押されています
  • アンティークゴールドドルムーズピアス(お花)
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アンティークゴールドドルムーズピアス(お花)

88,000円  [通販価格:税込]
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アンティークエピソード

ピアスの留め具「ドルムーズピアス(スリーパーズ)、スタッドピアス、フープピアス」他

アンティークピアスをその留め具の種類から分別すると、大きく5種類に分かれます。

ドルムーズ(英語では「スリーパーズ」)
針を耳たぶの後ろから前にとし、耳たぶに固着するタイプのピアスの呼称です。
「眠る=ドルミール」という意味のフランス語から派生しています。
かつて赤ちゃんを抱く必要のある乳母が着けたといいます。
慣れるまで少し装着が難しいと感じる人が多いようですが、一度着けてしまえば邪魔にならず眠ってしまっても痛くならない重宝なピアスです。

アンティークらしい愛らしい(小ぶりなことが多いです)シルエットやデザインも魅力的で、まさにアンティークピアスならではの愛らしいピアスです。
下記は当店で販売済みの「天然真珠アンティークドルムーズピアス」
天然真珠アンティークドルムーズピアス(ダイヤモンド、1820年頃)

装着がスムーズに行かないときは、ドルムーズは針を下に押して開閉するのですが、その部分が硬くて着けにくくなってしまっているケースが多いです。
これは長い年月使われている間に、歪みが出てしまい開けにくくなってしまっているのです。
当店では販売前に提携工房で、こうした部分の調整を行ってからお出ししています。

現代のピアスと同じよう、前に針を通して後ろで金具を留めるタイプのピアス
下記のようなアンティークピアスでも比較的よく見るタイプのピアスです。
アールデコダイヤモンドピアス(ドロップ型イヤリング、ルビー、1920年代)

アメリカンピアス
フープ状になった針を前から後ろへ突き刺して、そのまま突き刺しただけのピアス。
現代では「アメリカンピアス」とも呼びます。
下記のようなピアスです。
上記のドルムーズピアスなどが着けづらいといった理由で、直されて流通しているケースも多いです。

アンティークローズカットダイヤモンドピアス(金細工、彫金、幾何学的)

スタッドピアス
スクリュー式のピアスのことで、アンティークピアスでは留め具の左右のギザギザを、左右同時に押すことで開閉するタイプのものが多いです。

この留め具はかつて、アメリカのある会社が特許を持っていたそうです。
確かにアンティークのスタッドピアスはフランス製のものでも、いつも同じアメリカの会社の刻印が留め具部分に入っています。

ダイヤモンド アンティークスタッドピアス(18カラットホワイトゴールド) ダイヤモンド アンティークスタッドピアス(18カラットホワイトゴールド)

クレオールピアス(フープピアス)
フランスでは、特にマルチニックやレユニオン諸島で生まれた白人のことを「クレオール」と言いました。
例えばナポレオン一世の妻であった、ジョゼフィーヌ皇后などは、マルチニックで生まれたクレオールです。
ジュエリー用語で「クレオール」と言うと単純にこのようなピアスモデルを指します。
クレオール人が身につけていたようなリング状のイヤリング・ピアスのことを指します。

アンティーククレオールピアス(金細工、18カラットイエローゴールド)

クレオールピアスについての詳しい説明はクレオールのアンティークピアス をご参照ください。

どのタイプのアンティークピアスが良いかはお好みによりますが、「ドルムーズピアス」は慣れるまで着けにくいですが、装着していて取れにくいと言う利点があります。
またいかにもアンティークと言った愛らしいデザインも魅力的です。

「フープピアス」は針が太すぎたり、ピアスのモチーフ部分の角度を調整したい時などに一番調整が楽に出来るタイプのピアスです。
例えばドルムーズタイプのピアスがどうしても着けにくいといった場合にも、フープタイプのピアスへの作り変えは比較的容易です。

ただし当店ではあらかじめお客様からの要望がない限り、あるいはおことわりなくピアスを加工して販売するといったことはないです。
業界でよく行われているのが、2つで1組のアンティークピアスを2つのペンダントに加工して、「元々ペンダントでした」と販売をしてしまうというもの。
私はアンティークピアスが大好きということもあり、こうしたことを見ると残念でなりません。

アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

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