華やかな50年代のゴールドピアス
シェルシュミディがいつも扱うジュエリーより後年の1950年代のピアス。
1940-1950年代は肉厚なイエローゴールドを用いたボリュームのあるジュエリーが作られました。
ゴールドのプリーツでお花を描いた、華やかで明るいピアスです。
表面積も直径1.3センチと大きさがあり、立体感があるスタイルも1950年代らしいです。
1950年代はシャープなラインを好んだ1940年代から変化し、曲線を活かした女性的なラインが増えていきます。
モチーフは花です。
バネの効いたハイクラスな留め具
赤石はガーネットです。
明るさのあるきれいなガーネットです。
全体がゴールドですが、よく見ますとガーネットの爪の部分だけ地金が白いです。
プラチナです。
ガーネットはイエローゴールドと合わせられることが多く、このピアスでも大部分はイエローゴールドなので温かみのあるガーネットの色で合っていますが、プラチナの爪が良いアクセントになっています。
留め具は、針の先端をポンと少し上にはじくことで開くようになっています。
今でもパチンと音を立てて針をロックできる、秀逸な留め具です。
1950年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
動画も撮影しています。
1950年代イエローゴールドピアス(ガーネット)
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どこまでが「アンティーク」でどこからが「ヴィンテージ」なのか?
アンティークやヴィンテージという言葉はよく耳にしますね。
ではどこまでを「アンティークジュエリー」と呼び、どこからを「ヴィンテージジュエリー」と呼ぶのでしょうか?
「アンティークは100年以上たったもの」という定説はありますが、今日ではジュエリーに関しては1930年代のアールデコまでを含んで「アンティークジュエリー」と呼ぶのが一般的です。
1930年代と言いますと厳密に言えば100年を経ていないですが、ジュエリーの素材や製造過程、デザインがその時代特有のものか、量産を目的としたジュエリーか否かがアンティークとヴィンテージを分けるひとつの基準で、それが1930年代で分かれると考えられています。
それでは1940年以降のジュエリーに価値がないかというとそういう訳ではありません。
特に1940年代のジュエリーには戦火の迫る中、その時代にしかない特徴的なデザインで高く評価されています。
下記は1940年代を代表する指輪デザイン「タンクリング」です。
1940年代というと、第二次世界大戦を思い浮かべる人が多いようです。
ですので40年代ジェエリーというと、「戦争中にジュエリーなんて作っていたのですか?」と質問をされることがあります。
40年代ジュエリー(フォーティーズスタイル)とは正確に言うと、1939-1943年当たりに作られたジュエリーを指します。
1940年代はリングで特に特徴的なジュエリーが作られましたが、ピアスも大ぶりで磨き上げられたゴールドが鮮やかな華やかな作品が作られました。
1940年代のカクテルジュエリーと戦後エステートジュエリーに関して更に詳しい情報は1940年代のカクテルジュエリーと戦後エステートジュエリーをご参照ください。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。