天然真珠はもちろんダイヤモンドも透明感があり綺麗です。
真珠の大きさは直径が4.5ミリ程になります。
天然真珠としてはかなり大きめの珠になります。
正面から見ますとほぼ真円に見えますが、横から見ますと少し扁平な形の真珠であることが分かります。
このあたりも逆に天然真珠であることが分かりやすく良いです。
最後の写真がわかりやすいですが、ダイヤモンドは現代のブリリアンカットと異なるオールドヨーロピアンカットになっています。
特徴として正面から見たときに石の中心が穴が開いているようにみえます。
もちろん穴があいているわけではなく、キューレットを削り落とすカッティングであったため正面から見るとそう見えるのです。
こうした点からもある程度古い年代の作品であることがたどれるところも面白みです。
買い付け後の催事にて販売済み。
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真珠の良さを本当に理解できるようになるには、やはり良質な真珠を出来るだけたくさん見ることです。
その良いサンプルとなるのは、アンティークジュエリーの中でピアスやネックレス等、複数の真珠が使われているジュエリーです。
その真珠の照り、色、巻き。
また天然真珠は一見真円に見えても、よく見るとわずかに歪んでいることが多いです。
そしてその歪みは1粒ずつ異なることが多いのです。
左右で1対を成すピアスの場合、よく見るとその形が微妙に異なることが多く、天然真珠の特徴を掴みやすいです。
下記は当店で販売済みの天然真珠のピアス。
この手の、真珠の周りに台座や爪などの遮りのないタイプのピアスが一番、見やすいサンプルです。
真珠はダイヤモンド等と一緒に用いられることも多く、その場合このような比較的小ぶりの天然真珠が用いられていることも多いです。
天然真珠は、一粒ずつ微妙に色の拡散の仕方が異なることが多いです。
同じ系統の色合いで揃っていても天然のものなので、内側から出る照り、色の拡散の仕方がそれぞれ異なります。
これは、天然真珠の大きな特徴です。
現代ジュエリーですとそれはむしろマイナスポイントなのかもしれませんが、天然真珠の場合、ある意味当然なのでマイナス要因ではなくむしろ味わいです。
一方、初期の頃の養殖真珠も天然パールとは別に評価が上がってきています。
下記は当店扱いの20世紀初頭の養殖真珠のピアスです。
美しい照りと巻きを持ったボリュームある真円の養殖真珠が用いられています。
小粒のことが多い天然真珠にはない魅力があります。
粒が揃っていて大きさもあるので小粒な天然真珠よりは価格としてはむしろ高くつくこともあります。
下記もアンティークならではの面白いピアスです。
一面に敷き詰められているのは何とマザーオブパールです。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。