アンティークシトリンネックレス(マベ真珠、アールヌーヴォー)

驚くほど重量感がある、アンティークシトリンのネックレス 昔ながらの上質のシトリンを使った希少なアンティークシトリンネックレス。
シトリンは、透明度の高いゴールドシャンパンのような美しい天然の色です。
シトリンは昔はとても貴重な宝石でした。
そんな贅沢な宝石シトリンを、しかも非常に大粒のもの(最も大きなシトリンは何と直径1.4センチほど)をふんだんに使用した、重量感のあるネックレス。
大きさもさることながら、とても厚みのある良質のシトリンです。
アールヌーボーらしい素材のセレクト、デザイン 19世紀末のフランス製。
当時席捲していたアールヌーボーのデザインが、はっきり出ています。
首にヒダのように美しく広がるネックレスデザイン。
あまり見ることのない真珠との組み合わせが、有機的で瑞々しいです。
そしてこの真珠どことなく不思議な雰囲気をかもし出していますが、マベ真珠です。
色の広がり方が通常の真珠より均一的で、このジュエリーの独特な世界観をうまく表現しています。
地金はアールヌーボーの多くのジュエリーで見られるように銀。
しっかりとしたチェーンの編みこみにも、当時の意匠が感じられます。

  • 幅:460mm 
    重量:22g
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークシトリンネックレス(マベ真珠、アールヌーヴォー)

  • 「黄色く硬質なシトリンと、有機的な白い真珠」の組み合わせはヌーボーならでは
  • ネックレスの長さ(内側は46センチ。首にヒダのように広がり、贅沢な存在感あり
  • シトリンは真円でファセットカット、真珠はひょうたんのような有機的なフォルム
  • まろやかで優しい色の天然のマベ真珠、アンティークにおいても希少です
  • シトリンの裏の先端は尖っています。8ミリという厚み
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アンティークエピソード

アンティークシトリンのジュエリー

色水晶の代表的なものに「アメジスト」「シトリン」「ローズクォーツ」があります。
水晶の中で紫色のものをアメシスト(アメジスト)、黄色のものをシトリン、薄いピンク色に色づいた水晶のことをローズクォーツと呼んでいます。

シトリンは黄色からゴールド色に色づいた水晶のこと。
その色がトパーズの色に似ていることから過去には「Madeira topaz、Bahia topaz、topaz quartz」といった誤った呼称で呼ばれることもありました。

古代ギリシア人は紀元前4世紀から既にシトリンのことを知っていました。
心臓、腎臓、肝臓、筋肉の不調を直し血の流れをよくする力のある石、また直観力を高め、自己破壊を抑え、クリエイティビティを増す宝石としても知られています。
シトリンはその自然の黄色い色から、太陽のエネルギーを持つといわれています。

em]シトリンとアメジスト 紫水晶(アメジスト)の色の違いは色中心のエネルギー準位が違うからです。

下記は同じ水晶の仲間であるアメジストとシトリンのネックレス。
実は「アメジストxシトリン」の組み合わせのジュエリーは、アンティークジュエリーで時々見かけます。
鮮やかな色の対比が素晴らしいです。

シシトリンとアメジストのネックレス

[em]シトリンの色を決めるもの[/em]
シトリンの黄色の加減を決めているのは、結晶中に含まれる「鉄分」が原因になっています。
結晶中に鉄分が含まれていると、高い熱を受けた時に黄色に発色します。
鉄分が多いとより茶色に近い色になります。

現代のシトリン大半は、アメジストを人工的に加熱することによりシトリンの色に変えたものです。
450-480度の熱で熱すると、アメジストがゴールドからイエローの色に変わるからです。
本来地表に出てきた時にすでに黄色のものこそが、天然のシトリンというべきです こうして作られたシトリンは黄色が不自然で、宝石としての美しさはほとんどなく、アンティークジュエリーで見られる天然のシトリンとは別物の宝石のように、価値が異なります。

アンティークジュエリーにおいて、シトリンは高価な宝石です。
かつてはアメジストの色を変化させてシトリンを作るという技術は存在しませんでした。
アンティークのシトリンは天然無加工だけあってさまざまな色合いがあります。
レモンイエロー、トパーズに似た飴色や茶色、黄緑に近いイエローまであります。

下記はレモンイエロー色に近いシトリンです。

アンティークシトリンリング(ダイヤモンド、洋ナシカット)

下記はオレンジ色の色調が強いシトリンです。

シトリン アンティーククラスターリング(ダイヤモンド フランス製 19世紀)

下記は「フォイルバック」で、色調に変化を与えている例です。
光の反射で炎のように挿すオレンジ色は、石の下に入れられた金箔(フォイルバック)のためです。
朝夕など異なる日の光の下でさまざまな表情を見せては変化をします。

アンティークシトリンリング(フォイルバック、18金ゴールド)

[em]シトリンの産地[/em]
「天然シトリン(アメジストを熱処理したシトリンではなく天然のシトリン)」の主要な産地はブラジル、マダガスカル、ミャンマーです。
近年ではベトナムからも良質のシトリンが発見されたそうですが、こうした東南アジアでの採掘は後年になってからですので、当時は当然出てきていません。

シトリンはフランスアンティークジュエリーでは19世紀初頭の王政復古の時代(イギリスではジョージアン後期)に大変希少価値のある宝石としてジュエリーに重用されます。
下記は同時代のフランスで作られたシトリンのネックレス。
この時代ならではの金細工とシトリンの色合いが非常によくあっています。

シトリンのネックレス(王政復古時代、カンティーユ金細工)

そしてその後は19世紀末に、今度はルネラリックをはじめとするアールヌーボーの作家性によって、その独特の存在感を魅せつけます。
半貴石の中間色がジュエリーに大胆に取り入れられたこの時代。
その芸術的なジュエリーにおいて、それ以前のイメージとは異なる大胆で新鮮な魅力を発揮します。
シトリンはその中でもとりわけ、アールヌーボーのジュエラーに愛された宝石です。

下記は1905年製作のルネラリックのトパーズとシトリンのペンダント。
上部のオーバルの黄色石がトパーズ、下部のブリオレットカットの黄色石がシトリンです。

ルネラリックシトリン
(c)2018 Sotheby's

[em]誕生石、記念日のためのシトリン [/em]
シトリンはトパーズに並び、11月のもう一つの誕生石である他、日本ではあまり知られていませんが、結婚5周年の木婚式に贈られる宝石でもあります。
木婚式とは「もっこんしき」と読み、ようやく夫婦が1本の木になったことを意味するそうです。
文字通り木製のものなどをプレゼントすることもありますが、宝石の場合はシトリンが木婚式の石になります。

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