忘れなぐさがモチーフのエナメルピアス
勿忘草の花言葉は「forget me not(私を忘れないで)」。
忘れなぐさを水色のエナメルで描いたピアスです。
忘れなぐさの花びらが少しずつサイズが異なり、上の方にある花びらのほうが大きく、下の方の花びらがより小さなサイズになっています。
ぽってりとしたゴールドの造形で上辺にエナメルで彩色されています。
忘れな草は青色やピンク色もありますが、やはり水色が一番一般的です。
そのためアンティークジュエリーでもトルコ石あるいは水色のエナメルで表現されることが多い花です。
花芯は粒金です。
耳たぶの後ろから針を差すドルムーズタイプのピアスです。
小さなサイズのピアスです
ドルムーズピアスは小ぶりのものが多いですが、こちらのピアスは特に小ぶりです。
ところが小さすぎることなく、嬉しいことに多くの日本女性が無理なく着けることのできるピアスです。
(平均的な耳たぶの厚さで、ピアスホールの位置が極端に上寄りでなければ問題ないです)。
むしろその小ささが愛らしく、そして針も硬すぎないのでドルムーズピアスの中でもかなり扱いやすいです。
19世紀後期のフランス製。
18カラットゴールド。
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忘れな草(ワスレナグサ)は、イギリスもフランスでも19世紀中期〜後期に度々ジュエリーのモチーフにされてきたお花です。
英語では「Forget me not」。
フランス語でも「Ne m'oubliez pas」と英語とまったく同じ表現をします。
その名の由来を説明する伝説もいくつかあります。
最も有名なのが、ドナウの川辺で若者が恋人のため珍しい花みとったとたんに足をすべらし、川に落ち急流に流され、そのときに「僕のことを忘れないで」と言ったというドイツの伝承です。
残された少女は若者の墓にその花を植え、彼の最期の言葉を花の名にしたと言われています。
忘れな草をモチーフにしたアンティークジュエリーはほぼ例外なく、トルコ石がその宝石として用いられています。
下記は当店で販売済みの忘れな草のネックレス。
下記は何とダブルで描かれた忘れな草のリングです。
水色のトルコ石が用いられることが多いですが、下記のように水色のエナメルが用いられていた稀なケースもあります。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。