私がフランス以外のアンティークジュエリーで特に惹かれるのがロシア製とスウェーデン製です。
そしてロシアのアンティークジュエリーとスウェーデンのアンティークジュエリーは共通点が多いです。
(地図を見れば意外にもスウェーデンとサンクトペテルブルクは近いのです)
円らかな良質な昔のトルコ石を贅沢に使ったピアスで、金細工も美しく見映えのするピアスです。
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アンティークと言いますとイギリスとフランスのイメージが強く、スウェーデンと言いますとピンと来ない方も多いことでしょう。
しかしスウェーデンも実は豊かなアンティーク文化のある国です。
フランスやイギリスのジュエリーと少し異なる雰囲気がり、ロシアのジュエリーと似ているという人もいます。
それも不思議ではありません。
地理的要因が強いです。
首都のストックホルムはサンクトペテルブルクに実は距離的にかなり近く、ロマノフ王朝期のロシア人向きのジュエリーを作っていた工房もあります。
日本ですと戦後のの銀製のデザインの秀逸なジュエリーを思い浮かべる方が追いかもしれませんが、1900年頃に作られたハイクラスのスウェーデンのジュエリーには、ファベルジェに類似したような作品も見られます。
やはりこれは地理的にロマノフ王朝とかなり近かったためだと思われます。
下記は当店扱いのダイヤモンドの指輪。
20世紀初頭の作品です。
ぱっと見たところフランスやイギリスの作品にも見えますが、内側のホールマークでスウェーデンのジュエリーであることが分かります。
スウェーデンの刻印は比較的特長があり、内側に3つのクラウンの入ったハートのような形が、ゴールド製品に押されています。
アンティークの刻印は磨耗も強く見ずらいことも多いですが、特徴のある刻印なので比較的見つけやすいですよ。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。