ペルピニャンガーネット アンティークバーブローチ

幻のペルピニャンガーネットブローチ シェルシュミディが初めてペルピニャンガーネットをご紹介したのは、遡ってみましたところ2009年のことでした。
フランスのアンティークディーラーさんから見たこともない真っ赤なガーネットをご紹介頂き、日本でもいろいろ調べましたが紹介しているお店は調べた限りではありませんでした。
現地のディーラーさんの話やフランス語の文献を見ながら説明文を記載し、日本で初めてペルピニャンガーネットについてきちんと文章にしてご紹介したのは当店だと自負しております。
それから20点以上のペルピニャンガーネットのアンティークジュエリーをご紹介してきたと思います。
ところが幸か不幸か、当店で紹介しはじめたペルピニャンガーネットがどんとんと全国的に広まり、大人気になりました
日本人ディーラーが皆(アメリカでも人気が出てきているそうです)、ペルピニャンガーネットを買いあさるようになり、買えなくなったと現地のディーラーにもぼやかれます。
結果、当店でもここの所仕入れが難しかったのですが、久しぶりに入荷しました。
一言でペルピニャンガーネットと言ってもその色と艶で非常に美しいものと、それほどでもないものがあるのですが、粒が大きく色も艶やかな色彩の明るい赤色で理想的な色です。 ペルピニャンガーネットはブローチが王道です ペルピニャンガーネットの大半がブローチです。
このブローチでは13石。
真ん中のペルピニャンガーネットが一番大きく、グラデーションで左右に広がっています。
端のペルピニャンガーネットだけ、細長いオーバルです。
ブローチは表面積が大きいので、やはりペルピニャンガーネットを数多く豪華に使ったセッティングがしやすくペルピニャンガーネットの王道です。
やはり大きさがあるほうが、珠玉の赤色を堪能できます。
ペルピニャンガーネットのジュエリーのセッティングはいずれも類似しています。
クローズドセッティングで、台座の側面に線模様が入れられています。
ブローチの刻印は針に入れられることが多く、長い年月の間で取り換えられてしまうこともあるのですが、このブローチでは留め具の下にきれいに刻印が残っているのも嬉しいポイントです。
18カラットゴールド。
19世紀のフランス製。

  • 幅:72mm 
    重量:3.9g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

ペルピニャンガーネット アンティークバーブローチ

  • 横が7.2センチ、縦が センチと横長に広がるバーブローチ
  • 直線的なバーブローチですので縦にも斜めにも着けて頂けます
  • ゴールドで石を囲い爪が少し石にかかるペルピニャンセッティングの王道
  • 明るい赤ワイン色で理想的なペルピニャンガーネットの色です
  • この部分にフランスの18金の刻印、針部分に工房印の一部が残っています
  • ペルピニャンガーネット アンティークバーブローチ
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ペルピニャンガーネット アンティークバーブローチ

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アンティークエピソード

ペルピニャンガーネットとフランス南西部のアンティークジュエリー

イギリスのでもフランスでもアンティークジュエリーでもに使われているガーネットの大半がボヘミア産。
ボヘミアンガーネットはちょっと黒っぽい赤色をしており、アンティークガーネットと言うとそのイメージを強くお持ちの方も多いのはないでしょか?
しかしペルピニャンガーネットの用いられたアンティークジュエリーを見れば、そのイメージは払拭されるはずです。

ペルピニャンガーネットとは、フランス南西部ペルピニャン地方で産出されていた希少な美しいガーネットのことです。
カタランの文化歴史を象徴する宝石で、その歴史は1750年に遡ります。
ペルピニャンガーネットが採掘されたのは、18世紀半ばから1920年代にかけてです。
鉱山からガーネットが採掘されることはもうありません。
ペルピニャンガーネットは、深いピンクがかった赤ワイン色をしており、同じサイズのルビー以上の価値があると言われるずば抜けた宝石です。
昔から数は少なく、フランスアンティークジュエリーにしか(しかもそのほんのごく一部)存在しません。

フランス現地でもやはりアンティークでしか手に入らないペルピニャンガーネットは、まさに幻の石です。
まさにフランスのアンティークジュエリーに限定された美しいアンティークガーネットです。
下記は当店で数年前に販売済みのペルピニャンガーネットのピアスですが、いまだに多くお問い合わせを頂きます。

ペルピニャンガーネットのピアス(アンティーク、ベルエポック)ス

ペルピニャンガーネットのセッティングは、この地方独自のもので、「ペルピニャンセッティング」と呼んだりします。
石の下をゴールドで閉じます。

ペルピニャンガーネットアンティークブレスレット(18金ゴールド)

ガーネットそのもののカッティングも独特で、石が閉じられているので見にくいですが下は平らで、上にたくさんのファセットをつけています。
パピヨンと呼ばれるヴェルメイユの破片をガーネットとゴールドの間にいれて、美しい反射を起こすこともあります。

ペルピニャンガーネットは、真っ赤のものから、ピンク帯びた赤、ワイン色がかった赤と複数の色があります。
いずれの色もボヘミアンガーネットよりずっと明るい色調の赤が特徴的です。
下記のリングでは、真っ赤なペルピニャンガーネットとピンクを帯びたガーネットの両方が用いられていますが、どちらもボヘミアンがーネットにはない明るい色調です。

ペルピニャンガーネットアンティーク指輪(ダブルクローバー 三つ葉 )

ペルピニャンガーネットが生まれたペルピニャンという街はフランス南西部の都市です。
ペルピニャンの歴史は極めて古く、ローマ時代から人が定住していたといわれています。
中世になってペルピニャンの街の建設が始まり、1276年から1344年までは、マヨルカ王国の王国の首都として栄えます。
時代の中でマヨルカ王国に組み込まれたりバルセロナ伯領となったり、過酷な歴史を生きつつも、いつの時代もペルピニャンは複数の文化が入り乱れる工芸品の中心地でした。
ジュエリーもパリを中心としたジュエリーとはまた異なる味わいのジュエリーが作られました。

一つにはこの地域は鉱物的に非常に豊かな地域であったからです。
古くは銀、ゴールド(共に閉山しています)、そして宝石ではガーネットが産出され、この地域においてジュエリーは一大産業でした。
そしてその主役がガーネットでした。
ペルピニャンガーネットの一部はスペインに運ばれかの地でジュエリーにされたものもありました。
これはやはりスペイン国境の約20キロに位置する地理的要因も大きかったことでしょう。

「ペルピニャンガーネット」と言う呼称は産地による呼称であり、いわゆる鉱物名ではありません。
産地を取って「カシミールサファイヤ」と呼ぶのと同じロジックです。

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