アールヌーボー エンドウ豆のエナメルブローチ(天然パール)

エンドウ豆、豆粒は天然パール 何とエンドウ豆がモチーフになったブローチです。
エンドウ豆は、フランス語で「petit pois(プチポワ)」と呼ばれています。
「pois」は豆という意味ですので「小さい豆」という意味になります。
スープなどのフランス料理の定番ですが、こんなに贅沢なエンドウ豆はフランス人も驚くことでしょう。
全体がゴールド、豆は美しい天然パール。
美しい緑色は、エナメルで描かれています。
皮膚部分はとても細かな模様が(おそらく鏨うちで)付けられていて、繊維の筋も彫金で描かれています。
これほど独創的で芸術性の高いブローチは、アンティークジュエリーと言えども滅多にみることはないです。
見つけた時、そのコンセプトに驚きの声をあげてしまいました。 アールヌーボーのジュエラーらしいセッティングとコンセプト 真珠は4粒。
いずれも艶の素晴らしい色もほぼ真白のとてもきれいな真珠です。
それぞれ形も大きさも異なり、天然らしいかなり歪な形の真珠も故意に選ばれたものです。
エンドウ豆の内側から金の線が伸ばし、真珠の下で椀状の台座を作ってセットしています。
アールヌーボーらしい瑞々しい植物の美しさを唄ったセッティングです。
繊細なセッティングに見えますが、えんどう豆の中にありこれ以上開かないので、この部分に直接衝撃がかからないのも良いです。
半開きで豆が開きかかったその一瞬を表現しているところにも、アールヌーボーの瞬間の植物の美しさを捉えるスピリットが見られます。
卓越したエナメルも見どころの一つ。
黄緑色を帯び色をベースに、部分的にオレンジ帯びた色が強弱を持って塗られています。
こうした繊細なグラデーションは、エナメル以外に出せない色です。
年月を経ていてもエナメルの色も、真珠も状態が良く素晴らしいコンディションのアールヌーボーのブローチです。
他に類を見ない作品です。
1890-1900年頃のフランス製。
18カラットゴールド。

  • 幅:49mm 
    高さ:11mm 
    重量:5.2g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アールヌーボー エンドウ豆のエナメルブローチ(天然パール)

  • 完全にも開いても閉じてもいない、この空き具合が一番美しい形なのです
  • 横幅が5センチ程度、さやの部分を上に着けてもきれいです
  • 艶のある少し扁平な真珠、浮いてるように見えますが下部に台座があります
  • さやの部分はローズゴールドで、細かく粒金が施されています
  • 針と針受けにフランス18金の刻印に加えて工房印が打たれています
  • アールヌーボー エンドウ豆のエナメルブローチ(天然パール)
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アールヌーボー エンドウ豆のエナメルブローチ(天然パール)

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アンティークエピソード

エナメルのアンティークジュエリー(クロワゾネ、プリカジュール、ギロシェ)

アンティークジュエリーで時々登場するエナメル。
その柔らかな質感は、どんな高価な宝石を使用したジュエリーにもかえがたい魅力があります。

エナメルはその技法もバラエティに富んでいますが、基本的には粉末のガラス質のエナメルで、金属やガラスなどに焼き付けたり、そこに絵を描いたりしたジュエリーを指します。
その歴史は古代エジプトにさかのぼり、19世紀後半にかのジュリアーノ一族によって一躍脚光を浴びます。
19世紀後半にルネッサンス様式に着想を得たエナメルの重ね塗りで、一世を風靡。
白・黒、ブルー・白の点描などが有名です。
カルロジュリアーノの二人の息子、カルロとアーサーが父の跡を継ぎ、ジュリアーノ一族のエナメルワークは更なる発展を見せます。

またスイスジュネーブのスイスエナメル、フランスリモージュ地方のリモージュエナメルも人気です。
アールヌーボー時代には、透明なエナメルも好んで用いられました。

アンティークのエナメルジュエリーももともと数が少なく、今後ますます手に入らなくなること必至です。
下記では特徴的なエナメル技法について、個別に記します。

クロワゾネエナメル アンティークジュエリーで見られるエナメル(エマイユ)技法のひとつで、エナメルの中でも高度な技術を要するエナメルにクロワゾネエナメルがあります。
クロワゾネエナメルとはいわゆる有線七宝のことです。

クロワゾネエナメル指輪(アンティーク有線七宝、真珠、18金ゴールド)

土台となる金属の上に1mmにも満たない金線を貼り付けて輪郭線を描き、できた枠内をエナメルで埋める装飾技術です。
基本的に金属の上に施されますが、下記では何とクリスタルの上にクロワゾネエナメルが施されています。

エナメル彩色クリスタルペンダント(オウム、インコ、サインドピース、1910年代)

アールヌーヴォーの時代に日本の有線七宝の影響を受けて、それがフランスで進化し、鮮やかな発色のエナメルがアンティークジュエリーが生まれました。
フランスのアンティークジュエリーにおいて、クロワゾネエナメルによく用いられた色は赤や青、黒、白、緑などです。
「クロワゾネ(cloisonne )」はフランス語で「仕切られた」という意味からきています。

プリカジュールエナメル(Plique-a-jour Enamel) フランス語で「Plique-a-jour Enamel(letting in daylight)」。
金属の下地がなく、金属枠のみによってエナメルを支える特別なエナメル技法です。
熱することで、エナメルが透き通ります。

プリカジュールエナメルとアールヌーボー
プリカジュールエナメルの技術は中世から存在しビザンチン帝国下で発展しましたが、19世紀になるまでにほとんど用いられてなくなっていました。
それが1890年頃に、アールヌーボーのジュエラーによって最高レベルに高められて蘇ります。
プリカジュールエナメルは、アーティスティックな構図を好んだアールヌーボーのジュエリーに特に好んで用いられました。
かのルネラリックはこのプリカジュールエナメルの旗手として有名になりました。
下記は1900年頃 にルネラリックが製作したアクアマリンとダイヤモンド、プリカジュールエナメルのペンダントです。
2019年にクリスティーズで競売にかけられました。

ルネラリックプリカジュールエナメル
(c) Christies

チャーチウィンドウ
裏から光りを当てるとステンドグラスのように光が透けます。
イギリスではプリカジュールエナメルのことを、「チャーチウインドウ(church window)」と呼ぶことがあります。
そもそもプリカジュールエナメルは、教会のステンドグラスの壮麗な美しさをジュエリーで表現しようと思って出来たエナメルです。
しかしその構造は異なります。
ステンドグラスに使われているガラスは細かくカットすることも薄くすることもできませんから、ジュエリーのような小さな物は作れないのです。

プリカジュールエナメルの色
複数の色合いを用いたり、美しいグラデーションを出すのは至難の技です。
下記は当店で販売済みのプリカジュールエナメルのペンダントトップです。
7色のエナメルが用いられていますが、これは想像を絶する難しさです。
と言いますのも、エナメルは色によって温度を変えて熱を加えていきます。
7回も炉に出し入れをして加熱するわけですから、1-2色のエナメルよりずっと難しくなるのです。

7色のプリカジュールエナメルのアンティークペンダント(ステンドグラス)

1900年前後にかけて多くの作家、あるいは宝飾メゾンが好んでプリカジュールを用いたハイジュエリーを手がけます。
下記は推定1900年頃、ジョルジュ・フーケのオパールとエナメルのペンダント。
数年前にササビーズ ロンドンに出展され高値で取引されています。

ジョルジュフーケのオパールとエナメルのペンダント

ギロッシュ(ギロシェ)エナメル 「ギロッシュ(ギロシェ ギヨッシュ)エナメル guilloche」はアンティークジュエリーに使われたエナメル技法のひとつです。
ギロシェエナメルとは、通常のギロシェ(エンジンターンを使って金属にギロシェを施す)の上に、透明あるいは半透明のエナメルをかけて下地の線刻模様を浮き出す技法のことです。

アンティークギロッシュ(ギロシェ)エナメルペンダント(ブルーエナメル、ダイヤモンド)

彫金加工された金属の表面に透明から半透明の釉薬をかけます。
金属の表面に同心円、放射状など繊細な模様を彫りこみ、そのうえに半透明のエナメル質をかけるのです。
金属の彫刻の上にエナメルをかけると、彫刻の深い浅いによって、エナメルの色が濃淡が生まれ、色合いの深みにつながります。

ファベルジェのギロッシュエナメル
帝政ロシア時代の奇才ファベルジェ(1846-1920年)の得意とした技法として知られています。
下記は数年前にササビーズに出展されていた、ファベルジェのギロッシュエナメルのシガレットケース(推定1904-1908年)。
これだけの作品ですが銀製です。

ファベルジェ

エナメルの色合いの美しさと彫りの美しさの両方を楽しむことができる、アンティークジュエリーにおいても非常に愛され、探されているジュエリーです。

カルティエのギロッシュエナメル
カルティエも特に20世紀初頭、時計などを中心にこのギロッシュエナメルを好んで用いています。
下記は推定1920年頃、カルティエのカフスボタンです。
小さな面積の中に美しい、ギロッシュエナメルが施されています。

カルティエ カフスボタン

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