エンジェルスキン珊瑚(天使の肌コーラル)ネックレス

もっとも高価な珊瑚エンジェルスキン このようなクオリティーのコーラルは今日存在しません いわゆる「天使の肌 (peau d'ange)」と呼ばれる最上級の珊瑚のネックレス。
愛らしいピンクの色がもうたまりません。
このネックレスは長年懇意にしているディーラーさんからとても良心的な価格で入手して、リーズナブルにお出ししていますが、エピソードでも書きましたようにこのように上質なエンジェルスキンコーラルはゴールドより高価に取引されることもあります。
こうした正真正銘のエンジェルスキンのコーラルは今日では採取されませんので、良いエンジェルスキンはアンティークおよびヴィンテージのジュエリーで探すしかありません。
僅かにグラデーションになっていますが(中心になるほど大きく)見た感じではほぼ同じ大きさの珠が連なっています。
このような優しい色の珊瑚は私も初めてみました。
珊瑚であれ他の宝石であれ、得がたい綺麗な色です。 珊瑚は一珠ずつハンドメイドで仕上げられてます それぞれの珠をよく見ると、珊瑚の珠は完全な真円ではなく、端に向かって僅かに扁平になっているのが分かります。
これは機械ではできません。
1珠ずつ手作業で丁寧に仕上げられていることが分かります。
珊瑚と珊瑚の間にノットを入れてそのノットの取り方も素晴らしいです。
クオリティーの良いセッティングで糸もしっかりしているので(糸もコーラルと同じ淡いピンク色にしているところがセンスが良いです)、これだけ大粒の珊瑚でも安心感があります。
1920年頃の作品ですが、留め具部分はおそらく1950年代あたりにやり直されています。
(留め具部分は18カラットゴールド)
追記:ネックレスの長さが54センチ。
少し長めと思われる方もいらっしゃる思いますが、珊瑚の珠が多く大粒なので、通常のネックレスより長さが必要になります。
特にウールの上などに着けますと、珠が大きく多いためかなり尺が取られます。
長さの調整は、オールノットを全てやり直すことになってしまい、ノットのピンク色の糸も年月を経て味わいがあり良い状態ですのでもったいないです。

  • 幅:540mm 
    重量:64g
    商品の状態:2-3粒に細い表面的な傷が見られますが、良好
  • 販売価格:売り切れました。

エンジェルスキン珊瑚(天使の肌コーラル)ネックレス

  • 珠の直径は最小で5ミリ、最大のもので6ミリ、緩やかなグラデーションです
  • 大きい珠が柔らかいラインを作り、着けたときに更に優しい印象になります
  • ピンクの濃さも一様でないところが、天然ならではの自然な美しさです
  • このような表面に入った線のような傷が4-5珠に見られます
  • 留め具部分、フォックも付いているので二重に安心です
  • エンジェルスキン珊瑚(天使の肌コーラル)ネックレス
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エンジェルスキン珊瑚(天使の肌コーラル)ネックレス

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アンティークエピソード

珊瑚を使ったアンティークジュエリー(エンジェルスキン 天使の肌のコーラル)

パールとともに「海の二大宝石」と呼ばれるコーラル(珊瑚)。
コーラルを用いたジュエリーの歴史は、古代ローマに遡ります。
当時、珊瑚(コーラル)は悪魔から身を守ると信じられてきました。

ヨーロッパではコーラルは彫刻されてカメオとして使われたり、自然の形のままでネックレスやブレスレット、リング、ピアスにされ愛されました。
下記は販売済みですが、当時セットで見つけた珊瑚のピアスとブローチです。

アンティーク天然サンゴピアス(お花、18金ゴールド)

アンティーク天然サンゴブローチ(地中海珊瑚、18金ゴールド)

しかし珊瑚が特に脚光を浴びるのは1920年代。
アールデコのジュエラーがジュエリーに「ビビットな色彩」を出すために用い始めたためです。
下記のコーラルとダイヤモンド、エナメルのバングルは1925年頃の製作です。
ササビーズに出展されています。

珊瑚ジュエリー
(c)sotherby's

珊瑚は、宝石の中でも珍しい有機物質の宝石です(大半の宝石は鉱物系)。
宝石として使われる珊瑚は、いわゆる「サンゴ礁」などと異なりずっと深海に生息する硬質のサンゴです。
ポリプ(サンゴ虫)の触手が8本に分かれていて(珊瑚礁は、触手の数が6本です。)、多くは太陽の光が届かない深く冷たい海の底でひっそりと生息しています。

数百ミクロン程度までの微小な浮遊物などを捕食して、ゆっくりと成長します。
わずか1cm成長するのに、50年近くかかる種類もあるのだとか。
磨くと美しい光沢を放ち、その赤い色が当時の女性の舞踏会用のドレスによく合い、女性の顔色を健康的に若々しく見せてくれると重用されました。

アンティークジュエリーで用いられる珊瑚としては、19世紀にイタリア、ナポリ湾で取れたもの。
フランス、ニースを中心とする地中海沿岸部でとれたものが有名です。


珊瑚は赤、オレンジ赤、ピンク、白色に大きく分けることができます。
ヨーロッパのコーラルの色もオレンジレッド、血赤色、ピンク色など様ざまです。
下記はくっきりとしたオレンジ色の珊瑚が鮮やかなピアスです。

アンティーク珊瑚ピアス(地中海サンゴ、19世紀)

ピンクがかったものやオレンジ色、濃いものから薄い色までと、実にさまざまな自然の色が存在する珊瑚ですが特に価値が高いといわれるのが、「ポーダンジュ(天使の肌) Peau d'ange (英語でangels skin) 」と呼ばれる色の珊瑚です。
ローズ(薔薇)の色を深くしたようなサーモンピンクで、特にアールヌーボー期に好まれます。

アンティーク珊瑚の大半はオレンジ色ー赤色の珊瑚ですので、「エンジェルスキン」のピンク色の珊瑚は少ないです。
下記はやはりアールヌーボーの頃のエンジェルスキンの珊瑚のネックレス。
粒も大きく色もくっきり、これだけ美しい珊瑚は当店としても初めてです。

天使の肌 アンティーク珊瑚のネックレス

また下記は2010年頃のフランスのジュエリーオークションに出品されていた、やはりエンジェルスキン珊瑚のネックレスです。
「peau d'ange」がフランス語でangel skinを意味します。
上記の当店扱いのネックレスとノットの部分の色合いまでが同じだったのでドキッとしました。

エンジェルスキン珊瑚

ピンク色は濃さがあるほど良いです。
下記はカルティエ製のヴィンテージの指輪ですが、珊瑚自体は上記のネックレスの方が上質です。

カルティエヴィンテージ指輪(珊瑚、ダイヤモンド、サイン入り)

最上級のエンジェルスキンの珊瑚は今日、1グラム220-230ユーロ(2017年1月現在1グラム27,500円程)で取引をされることもあるのだとか。
つまりゴールドより高い価格がつけられることがあるのです。
日本でもこのようなピンク色の珊瑚が「桃さんご」と呼ばれ、高知近海で採れたようですが、今では採取されていないそうです。

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