エトルリア様式アンティークピアス(2カラーゴールド)

エトルリア様式のピアス 1850-70年頃のフランスは、ナポレオンのエジプト遠征時代によって、古代ギリシャやローマから多大な影響を受けます。
宝飾業界もその類にもれず、古代様式を回顧したジュエリーが作られました。
このピアスはエトルリア様式の影響を受けています。
フェイス部分にエギゾティックな葉模様と文様、粒金細工が見られます。
この時代の古代様式の回顧の王道を行く作品です。
古代様式を模して作られた19世紀ヨーロッパのアンティークジュエリーは多くはありません。
当店でもこれまで数えるほどしか扱っていないです。 2カラーゴールド 全体はピンクを帯びたローズゴールドですが、一部グリーンゴールドが用いられています。
2種類のトーンの異なるゴールドを用いたカラーゴールドのピアスです。
カラーゴールドのアンティークジュエリーは基本的にはフランスでしか見られないです。
そのためかロンドンの市場などに行くとこのようなピアスが「フランス製」と書かれて高価に売られていることが多いです。
耳たぶの後ろから前へ針を通すドルムーズタイプ(スリーパーズ)のピアス。
フェイス部分は2重になっていて、内側が一段高くなっています。
外側はお花の形をしていて彫金が美しいです。
1850-1870年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
動画も撮影しています。
エトルリア様式アンティークピアス(2カラーゴールド)

  • 幅:10mm 
    高さ:15mm 
    重量:1g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

エトルリア様式アンティークピアス(2カラーゴールド)

  • 内側の凸の葉模様と文模様がエトルリア様式の回顧です
  • ピアスの直径が1センチ。コンパクトで耳にフィットするドルムーズ
  • グリーンゴールドの部分は艶消しが施されていて質感も異なっています
  • 外側は花びらの形。真ん中のモチーフに高さがつけられています
  • フランス18金の刻印あり。針の反対側には工房印が押されています
  • エトルリア様式アンティークピアス(2カラーゴールド)
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アンティークエピソード

エトルリア(エトルスカン)様式、ギリシャ様式のアンティークジュエリー

エトルリア人は北イタリアを中心に繁栄した民族です。
エトルリア文明は中央イタリアで紀元前750年ごろから発展し始めました。
言語や社会はいまだに多くが謎に包まれたままですが、その最盛期であった紀元前600年-350年の間には既に高度な金細工が発達しています。
その高度な技術と斬新なデザインは現在の装身具にすら影響を与えています。
ローマ人はエトルリアの征服を紀元前311年に始まった戦争の間に開始し、エトルリア人最後の都市はローマにより紀元前265年に征服されたました。
この年こそエトルリア文明の最後の年です。 エトルリア人は、ギリシャとフェニキア文明の影響を受けています。
エトルリア人はギリシャから影響を受けて、スカラベ付きスイベルリングを使い始めます。
特に有名なのが微細な粒金細工と撚り線細工で、指輪を飾るのにグラニュレーションを用いました。

ヨーロッパの宝飾界では、1850年以降から「エトルリア様式」が流行しはじめます。
イタリア各地で発掘された古代の遺品から当時を模したジュエリーが生みだされました。
特に有名なのがカステラーニ一族、ジュリアーノ一族です。

フォルトゥナート ・ピオ・カステラーニ(1794-1865)(1793ー1865年)はローマのゴールドスミス、19世紀イタリアの著名な宝飾家です。
ミケランジェロやカエターニと協力して、エトルリアと古代ギリシャのジュエリーの研究と再現に専念し様々な技法を駆使したゴールド・ジュエリーで有名となり、大成功を収めます。 カステラーニが、古代エトルリアのジュエリーに関心を深めたのは1820年代の後期といわれています。 ゴールドのグラニュレーションの復活に専念して、息子のアレッサンドロ(1822-83)およびアウグスト(1829-1914)とともに模造の製作に成功、世界的に有名になります。 カステラーニは1851年に引退。 2人の息子たちが考古学ジュエリーにまでその活動を広げ、ビザンチンおよびカロリング朝スタイルもそのカステラーニ家のジュエリーに取り込んでいきます。
彼らの細工品はイギリスで非常に人気を博すとともに、当時のイタリアやフランスで広範に模倣され、エトルリアブームが起こるのです。

またフランスのアンティークジュエリーには、ギリシャの影響が見られるジュエリーもあります。
1850-70年頃は、フランス文化は、ナポレオンのエジプト遠征時代によって、古代ギリシャやローマから多大な影響を受けます。
当時エギゾティックなアーカンサスの葉やパルメット模様、ギリシャの壺、凱旋門や鷲、月桂樹、ローマの文様などが好んでフランスのジュエリーに取り入れられました。

ところで19世紀に古代を模倣して作られたアンティークジュエリーではなく、オリジナルの古代ジュエリーは市場にはほとんどでてこないものですが、どこへ行ったら見ることができるのでしょうか?
お薦めなのが、国立考古学博物館です。
ギリシャのアテネにある世界屈指の美術館です。
保有しているジュエリーは古代のものなので、石のついたジュエリーではなく、ほとんどが金の細工品です。
古代ギリシャ文明に作られた金細工が特に充実しているそうです。

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