アンティークタッセルピアス(フリンジ 金細工)

ゴールドを編み込んだフリンジ このようなタッセルの形になった独特の形のピアスは、アンティーク市場でも稀にしか見ない作品です。
先端がフリンジになったデザインですが、フリンジはすべてゴールドを編みこむことで作られています。
もともと確かもっと古い時代の胸飾りにされていたものが、後年にピアスとして作り替えられたものが多いです。
ピアスの針部分に押された刻印も古い時代のもので、作り替えられたのも19世紀中だと思われます。
片方が11本、もう片方が13本のフリンジが垂れ、タッセルの数が多い豪華な作りのピアスです。
フリンジは1本ずつ、複数の金線を編みこまれるようにして作られています。
もちろん手作業で、しかも金細工に長けていた時代の特殊な技術でしか作ることができません。
フリンジの先端は、ゴールドを丸めて粒金のようにして仕上げてあります。 実は左右同じではないので、サービス価格でのご提供です 片方が11本で片方が13本?と思われた方も多いでしょう。
実は房の数だけでなく、このピアスよく見ますと左右がびっこです。
まずフリンジの数、そしてフリンジの長さが微妙に違います。
また後ろから見ないと分かりませんが、留め具の形や大きさも微妙に異なるのです。
買い付けする時に「えっ?」と思ったのですが、私はやはり金を編んでいる細工に弱く、またこのタイプのゴールドを編んだ細工もののジュエリーは非常に高価になってしまうことが多いのですが、比較的リーズナブルに譲っていただけましたので仕入れました。
おそらく胸飾りを解体してピアスにするときに、そのようなことが起こったのではなかったからではないかと思います。
実際に横に並べて見ないと気にならず、ピアスは幸いなことに左右に着けますので装着してしまうとあまり気にならないと思います。
19世紀後期頃のフランス製(フリンジ等、メイン部分はさらに古いです)
地金は18金ゴールド。

  • 重量:5.2g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークタッセルピアス(フリンジ 金細工)

  • 上部の円形のフェイス部分の金細工も秀逸、パールも美しいです
  • 横幅が最大で7.5ミリ 縦が長い方が3.6、短い方が3.5センチになります
  • しなやかに重なり合うように垂れるフリンジは、他のジュエリーにはない美しさ
  • フリンジの先が金の玉状になっているので帆ずれたりする心配もないのです
  • フランス18金の刻印あり、針部分は後年作られましたが、やはり古いです
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アンティークエピソード

ゴールド(金)ジュエリーの歴史

ゴールドはその非腐食性、そして退色しないことから紀元前3000年ころから、人類の宝飾品として愛されてきました。
金は古代からエジプト時代から、権力者に愛されてきました。
ゴールドが古代文明で宝飾品になりえた理由としてもう一つ、純金(24K)状態では、ゴールドは非常に柔らかいという特徴があげられます。
現在ではあえて他の金属とわって18Kなどにして、硬さを出すとういことをしていますが、古代文明においてはまだ道具も原始的でした。
そこで柔らかく加工がしやすいというのは、大事なことでした。

古代、人々は沖積物のなかからゴールドを集めました。
ゴールドはゴールドラッシュがはじまる19世紀後半以前は特に希少で、小量の金を効果的に見せるため、いろいろな装飾技術を生み出されました。
金は死者と宇宙を仲介するものと考えられ、王様や司祭などが身にまとい、彼らが死んだときは一緒に埋葬されました。
そうすることで死後も、神の加護を受けることができると信じられていたのです。
しかし金は昔から非常に貴重なもの。
埋葬に使われるゴールドもかなりの量になり、フランスのシャルルマーニュ大帝(フランス王国時代、742-814年)は、この金の埋葬を禁止します。
というのも、古代から続いていた効した金の埋葬により、金が減少してしまうのを防ぐためです。

傑出した金細工のジュエリーが生まれた19世紀初頭
アンティークジュエリーにおいて金細工の傑出したジュエリーは、フランス出言うところの王政復古の時代(イギリスで言うところのジョージアンの頃)に見られます。
下記はイギリスジョージアンの時代のゴールドをメッシュ状に編んだブレスレットです。

ジョージアン 伸縮するゴールドブレスレット(イギリス)

この時代に、線状細工であるカンティーユやフィリグリー、薄い金の板を裏表からたたき出して表面に立体的なデザインを作り出すレポゼが登場。

下記は王政復古時代に作られたゴールドチェーンですが、中が空洞になっています。

アンティーク金細工ネックレス(王政復古、9金ゴールド)

1820-30年代の20年弱と非常に短命な王政復古時代ですが、この時代には18世紀の宮廷文化を回想した素晴らしいゴールドジュエリーが作られています。
この時代のゴールドの処理は薄く延ばしたようなのっぺりとしたフォルムを見ることが多いです。
これらの技術は当時はまだ大変貴重だったゴールドを、少ない量でボリュームを出したいという意図によります。
そのため手を惜しまず、非常に細工残ったジュエリーが作られます。
これらの素晴らしい金細工は、後年には見られなくなってしまう貴重なものです。

ゴールドラッシュ
ゴールドラッシュは、1848年1月24日、大工のジェームズ・マーシャルが、カリフォルニア州のアメリカン川沿いで砂金を発見したことに始まります。
当時カリフォルニアはまだメキシコ領でした。
しかしそのすぐ後の1848年2月にアメリカ・メキシコ戦争が終わり、アメリカ領となります。
ジェームズはこの発見を秘密にしようとしますが噂は直ちに世界中に広まります。

まず近郊の住民が一攫千金を目指し、サンフランシスコはゴーストタウンになったほど。
世界中から30万人もの人が海や大地を渡って当地に集まり、カリフォルニアにそしてサンフランシスコは探鉱者でにぎわいます。
それに伴いファッションやホテル、レストランなどのサービスがサンフランシスコで花開くことに、これが本当の「ゴールドラッシュ」だとも言われています。

1850年までに市民が手で採掘できるところのゴールドは取りつくされ、以降は機械設備を持った中規模から大規模の会社が採掘するようになります。
ゴールドラッシュによりカリフォルニアへの交通の便が重要になり、1855年にはパナマ鉄道が完成します。
これもゴールドラッシュがもたらした発展の一つです。
ゴールドラッシュ以降、金が豊富に供給されるど、今度はゴールド自体がジュエリーの主役になり、よりたっぷり金を使ったより重厚なデザインのゴールドジュエリーが次々と生み出されていきます。

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