バカンスの風物詩フランス人女性が休暇の際に、好んでつけるのがこのゴールドのクレオールピアス。
軽装に美しく映えることから、バカンス地でのジュエリーとして数世紀にわたり愛されているジュエリーです。
シンプルなデザインなので、日常使いもしやすく出番の多いピアスとなることでしょう。
18K製で、1930年頃のフランス製。
シンプルデザインのピアスこそアンティークがお薦めクレオールの形をしたピアスは現在でも作られていますが、このピアスは後ろから挟み込んで留める昔ながらの作り(=ドルムーズと呼ばれるタイプのピアスの形状)です。
現在のピアスは、型をとって量産しているため、どうしても作りがちゃちになってしまうのですが、アンティークピアスは、一点ずつ手作りされているので丈夫さや耐久性に雲泥の差があります。
一見シンプルに見えますが、両面に金の掘り込みを入れたり、ピアス全体が多面カットされたりと、アンティークならではの細かな仕事ぶりが魅力。
手作業でしかできない極めて手の込んだ細工が、ピアスの良し悪しを決めるのです。
フランスの金の刻印あり。にならないようにしているところが、地金はクレオールピアスがもっとも映える18Kイエローゴールドで、
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クレオールとは元来、アンティル、ギニア、レユニオン諸島など、本国ではなく中南米やカリブ海の植民地生まれの植民地生まれのヨーロッパ人のことを指します。
フランスでは、特にマルチニックやレユニオン諸島で生まれた白人のことを「クレオール」と言いました。
例えばナポレオン一世の妻であった、ジョゼフィーヌ皇后などは、マルチニックで生まれたクレオールです。
クレオールはやがてもっと広く、その習慣や言語も指すようになります。
そこから転じて、「混じり合って劣化した、濁った、不純な、どっちつかずの、固有性を欠いたもの」とした意味合いとともに用いられることもあり、クレオール性とは「文化的諸要素の混在」のことを言うこともあります。
80年代に、マルティニク島出身のグリッサン、コンフィアン、シャモワゾーらの運動により、文化的な意味でクレオールが注目を集めるようになりました。
ジュエリー用語で「クレオール」と言うと単純に下記のようなデザインのピアスを指します。
下記はもう少しフープの大きなクレオールピアス。
こちらも当店にて販売済み。
クレオール人が身につけていたようなリング状のイヤリング・ピアスです。
これらのクレオールピアスは、自然の恵み豊かな大らかな印象を与えるようで、フランスでは特に夏の避暑地、バカンスのときにつけるジュエリーとして今も変わらぬ人気を誇っています。
元々こうしたフランス海外圏で伝統的に作られたちょっと耳輪のようなデザインのピアスが、フランス本国にもたらされ、このような垢抜けたデザインのクレオールピアスが作られました。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。