--- アンティーク・エピソード ---アンティークジュエリー刻印の謎「異なる金のカラットの刻印」

世界で最も長いジュエリーの歴史をもつ国のひとつフランス。
フランスの刻印制度はイギリスと並び世界で最も早く、制度が作られました。
フランスの刻印は金の刻印だけでも、フランス国内用に作られたゴールド製品の押されるもの、輸出用ゴールド製品に押されるもの、輸入金製品に押されるもの等、いくつもあります。
すべてを網羅するのはプロでも難しいですが、アンティークジュエリーで使われる刻印はある程度は決まっています。
(もちろん珍しい刻印も出てくるのですが・・・)
刻印がないアンティークジュエリーというのももちろんありまして、「刻印がない=フェイク」と言うことではなく、アンティークジュエリーの真偽は色々な要素を複合的に観る必要があります。
しかしそのジュエリーの真偽や歴史をたどる大きな道しるべになることは確かです。
シェルシュミディでは特別な理由がない限り、刻印の押されているものを仕入れるようにしています。

このブレスレットには2つの刻印があります。
まず留め具の表にある三つ葉マーク。
これはフランスの9Kゴールドの刻印。
そして留め具の裏側には15Kというマークがあります。
一つのジュエリーに異なるカラットの刻印が入っているとは、どういうことなのでしょうか?
フランスの刻印制度は、分からないときは低めにつけるという習慣があります。
元々付けられていた刻印が三つ葉(9金ゴールド)のほう。
当時、正確にカラットを把握せず、無難に低めの間違いない純度ということで9Kの刻印を入れたのでしょう。
ところが後年に、このブレスレットのゴールドは9K以上ありそうと判断した業者さんが改めて検査したのだと思います。
検査の上、刻印を押すところに持っていた改めてつけたのが15Kのほうということです。
フランスの刻印制度は古く、多くのアンティークジュエリーには刻印が入っていますが、しかし19世紀前半以前のジュエリーなど、刻印の入っていないものもしばしばあります。
しかし現在のフランスでは、フランスで貴金属のジュエリーを販売する業者は、よほど重量が小さくない限り刻印を押したものを売らなくてはいけない法律があります。
そこでその法律を遵守するために、古いジュエリーを持ち込みきちんとした検査をうけで、改めて刻印を押すことがあります。
またこのように実際以上に低いカラットの刻印が押されたものは、より正確な刻印が打たれることがあるのです。
もちろん昔の刻印も残したままにしますので、複数打たれた状態になることになります。
稀ではありますが、こうしたケースもあります。

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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。

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