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「ガーランド」とは「花綱模様」のことです。
フランスではベルエポックの時代に、イギリスではほぼ同時期のエドワーディアンの時代にジュエリーモチーフとして好まれました。
花が連なった模様です。
18世紀文化への回顧
ベルエポック時代の宝飾界では、18世紀ルイ16世時代のブルボン王朝時代、あるいはそれ以前の貴族文化への回帰する動きがありました。
そこから「伝統的で貴族的なジュエリー」へのリバイバルが起こります。
このようにして生みだされたのがガーランド(花綱)モチーフ、リボンモチーフ、ローレルリースをモチーフとするジュエリーです。
ガーランド(花手綱)は、18世紀後期より結婚式の装飾として一般的でした。
フランスの地方の結婚式は野外で行われていた為に、木から木へこのガーランドの装飾を施すのが一般的でした。
下記のネックレスではガーランド(草花のモチーフの連なり)とローレルリース(下部のリース部分)の両方がモチーフとして入っています。
ベルエポック時代よりわずかに後年になりますが、下記のネックレスも挙げておきます。
1910-1920年頃のフランス製。
やはりガーランド模様が入っていますが、ベルエポック時代のガーランド模様はほぼ例外なくイエローゴールドなのに対して、ホワイトゴールドで作られています。
隣国のイギリスでもベルエポック時代とほぼ同時代のエドワーディアンで同様のガーランドのジュエリーがこのようにダイヤモンドとホワイトの地金で作られています。
ガーランド様式は非常に短い期間しかジュエリーのモチーフにされなかったこともあり、現地でも大変探されていて高価なことが多いです。
まさに最後の貴族時代、ベルエポックを代表するジュエリーです。
ベルエポック時代のジュエリーに関して更に詳しい情報は、ベルエポック時代のアンティークジュエリーをご参照ください。
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