トゥルビヨンリング（渦巻き）アンティークダイヤモンドリング

フランスを代表するアンティークリングトゥルビヨン（渦巻き） 久しぶりにトゥルビヨンリング（渦巻き）を仕入れました。
トゥルビヨンリング（渦巻き）は1900年前後のフランスで一世風靡した指輪デザインです。
短命でしかもフランス以外のアンティークリングで見たことのないデザインです。
一般的にはメイン石も脇石もすべてダイヤモンドが用いられます。
トゥルビヨンリング（渦巻き）には私自身、大変思い入れがあります。
と言いますのも私が10年来ずっと指に着けているのもやはりトゥルビヨンリング（渦巻き）のアンティークダイヤモンドリングだからです。
他のリングはいろいろ付け替えしているのですがなぜかこのリングだけは定番でいつも身に着けています。
横と縦のバランスも同じぐらいで丁度よいのです。
トゥルビヨンリング（渦巻き）は一般的にメインの石はそこまで大きさがないものが多いのですが、こちらのリングは格別に大きなダイヤモンドが用いられています。
直径6ミリ近くあるオールドヨーロピアンカットです。
しかもまばゆいばかりに煌めく内包物もない燦々と輝くダイヤモンドです。
アームのダイヤモンドも豪華です 中央の石も非常にボリュームがありますが、上下のアーム部分にセットされたダイヤモンドもひときわ豪華です。
通常トゥルビヨンのアーム部分にはもっとずっと粒の小さなダイヤモンド、中心に向かっては粒金などが施されているのですが、幅を比較的大きくとっていてぎっしりとダイヤモンドを敷き詰めています。
上下で9石と11石、合計20石のローズカットダイヤモンドがアーム部分にセットされていて華やかです。
脇石でありながら粒があり透明感のあるダイヤモンドです。
全体は18カラットイエローゴールドで、ダイヤモンドの周りの表層のみがプラチナ。
一方でメインダイヤモンドの爪はまたイエローゴールドに戻しているところが面白いです。
これほどボリュームのあるトゥルビヨンリングは希少です。
1900年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
指輪サイズは15.5号（有料でサイズ直し可）。
動画も撮影しています。
トゥルビヨンリング（渦巻き）アンティークダイヤモンドリング

高さ：13mm　
重量：3.1g
商品の状態：良好
販売価格：550,000円（税込み）

トゥルビヨンリング（渦巻き）アンティークダイヤモンドリング

透明感のある大粒のダイヤモンド、脇石も大きさのあるダイヤモンド尽くしです
指輪ベゼルの縦幅が1.3センチ、縦に横にバランス良く伸びるのがトゥルビヨン
アームの縁にはミルグレインがぎっしりと施されています
メインダイヤモンドの爪がここだけまたイエローゴールドになっています
しっかりとした重量がありフレームなども堅牢、フランス18金の刻印あり

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アンティークエピソード

トゥルビヨン（渦巻き）のアンティークリング

フランスで1900年頃に流行した指輪デザインに「トゥルビヨン（トウールビヨン）」があります。
トゥルビヨンリングは、「渦巻き」をイメージしています。
台風のように渦を巻いたデザインが特徴的で、「台風の目」の箇所にメイン宝石があります。

トゥルビヨンリングは他の国のアンティークジュエリーでは見たことがありません。
フランス特有のリングデザインです。
短命に終わった指輪デザインですので、非常に人気のあるアンティークリングのデザインの一つですが数は多くはありません。
渦巻く曲線が宝石、そして指元を効果的に演出します。

トゥルビヨンのリングは大抵の場合、ダイヤモンドです。
トゥルビヨンリングは小さい石でも効果的に見えるデザインなので、割と小さな宝石がついていることが多いのですが、このように例外的に大きな石が用いられた贅を尽くしたリングも見られます。

トゥルビヨンリング"

しかしもちろん例外はあります。
下記は珍しく中央の石がエメラルドです。

下記はもっと後年のリングです。
やはりトゥルビヨン（渦巻き）がモチーフですが、1900年頃に一世風靡をしたトゥルビヨンリングとは全く異なります。
かつてのトゥルビヨンリングとはまた異なる大胆でボリュームのあるシルエット。
鮮やかな色彩も魅力的です。