大粒ローズカットダイヤモンドのピアス(1.2センチ、1910年頃フランス、18金ゴールド)

とんでもなく大きなローズカットダイヤモンドのピアスです アンティークダイヤモンドピアスはほとんどがフランス製になります。
近年もっとも価格が高騰しているアイテムの一つですが(フランスにしかないアンティークであるため数が少なく希少になってきてしまっているのでしょう)、もっとも定番で売れるアイテムでもあり、現地ではディーラー・コレクター問わず誰もが探しています。
お値段が高騰しており、特に大粒のものは入手不可だなと諦めていました。
しかしお世話になっているディーラーさんのところで、こんなに大粒のローズカットダイヤモンドのピアスを発見!
直径何と1.2センチ!
ローズカットなのでカラットは出せないのですが(カラットは重量であり、ローズカットの場合ブリリアンカットとは奥行き等が異なります)仮に現代のブリリアンカットでこれだけの表面積がありますと左右それぞれ5-6カラット程度の存在感があるということになります。
(ローズカットは奥行きが浅めなので実際にはそこまでは重量はないです。見た感じの印象はそれぐらいに見えるという意味でご参考にしてください)
当然法外に高いのだろうとため息をついていたら、ディーラーさん得意気に「私、このピアスについてはものすごく買い付けがラッキーだったの、あなただしスペシャルプライスで譲るわ」と。
聞いてみればもちろんそれなりのお値段はするものの想像していた価格よりはずっと安かった!
もちろん即決です。
超大粒である上に、透明度が高く内包物もほとんどないその時代でもトップレベルのダイヤモンド、状態もベリーベスト。
通常これぐらいの粒がありしかもこのクオリティーなら当時はオールドヨーロピアンカットにするのですが何とも贅沢。
中心部分のカット面が非常に平坦に大きく取られているため、ぱっと見たところはオールドヨーロピアンカットらしくも見えます。
大粒のローズカットを生かすカッティングにしたのでしょう。素晴らしいです。
今後ここまで大粒のダイヤモンドピアスを探すのはさすがに厳しいと思います。

  • 商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

大粒ローズカットダイヤモンドのピアス(1.2センチ、1910年頃フランス、18金ゴールド)

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アンティークエピソード

ローズカットダイヤモンド、ダッチローズカットのアンティークジュエリー

ローズカットダイヤモンドとは
ローズカットダイヤモンドは、ブリリアンカットが主流となっている現在においては珍しい存在で、「アンティークジュエリー」ならではの味わいのあるものとして人気があります。
ローズカットとは、底辺が平らでドーム上にもりあがった上部に三角形のファセットカットが施されたカッティングのことです。
表面に細かなファセットが入っていて、ダイヤモンドの上部にテーブル(平らな面)がなく、バラのつぼみが開いたように見えます。

ローズカットダイヤモンドリング(レイトジョージアン 1830年頃

ローズカットダイヤモンドの歴史
フランスでローズカットのダイヤモンドジュエリーは特に18世紀から19世紀半ばのジュエリーに見られますが、ブリリアンカットが19世紀半ばに登場してからも完全になくなるわけではなく、特に小さなダイヤモンドでは度々用いられ続けます。
ダイヤモンドのカッティングは大まかに言いますと
「ポイントカット→テーブルカット→ローズカット→ブリリアンカット」と変遷していきます。

ところでローズカットダイヤモンドはアンティークジュエリーの代名詞のように語られることが多いですが、現代でもカッティングそのものは可能です。
「ローズカットダイヤモンドだから必ずしもアンティークジュエリー」とは限らないということぜひ気に留めておかれてください。

ローズカットダイヤモンドは煌めかない?
またローズカットダイヤモンドはブリリアンカットのように「どこから見ても輝くよう計算されたカッティング技法」ではありませんので「ローズカットダイヤモンドは光らない」とおっしゃる方もいます。
しかし良質なローズカットダイヤモンドは控えめな輝きながらも、綺麗に煌きます。
下記は当店で販売済みの大粒のローズカットダイヤモンドのピアスですが、燦々と煌めくダイヤモンドが印象的です。

大粒ローズカットダイヤモンドのピアス(1.2センチ、1910年頃フランス、18金ゴールド)

2種類のローズカット
また驚かれるかもしれませんが、一言で「アンティークダイヤモンドのローズカット」と言っても、実はローズカットも何種類かありそれぞれ異なります。 例えば下記は「ダッチローズカット(Holland cutting)」と呼ばれるものです。

dutchrosecut.jpg

ダッチローズカットブレスレット

ダッチローズカットは普通のローズカットよりカット面数が多く、ダッチローズカット・ダイヤモンドは、優れたカットの石が使われていることが多いです。
ちなみにその名前からも分るようにダッチローズカットはオランダで生まれましたが、オランダに限らずフランスなどのアンティークジュエリーでも見られます。
ダッチローズカットはよくローズカットの見本のように示されていますが、実際のアンティークジュエリーではもっとファセット面が少なく簡略化されたローズカット(「シンプルローズカット」と呼ばれることもあります)の方がむしろ多く見られます。

シンプルローズカット
シンプルローズカット

18世紀ダイヤモンドピアス

他にも底がちょっと厚みがあるものとか、上部がドーム状にふくらんでいるもの等々、ローズカットも色々違いがあります。


ローズカットダイヤモンドの年代
ローズカットは主に17世紀半ばから19世紀半ばにかけてジュエリーに用いられます。
17世紀半ば以前はダイヤモンドはテーブルカットや原石に近いダイヤモンドが用いられており、1850年以降はオールドヨーロピアンカット(ブリリアンカットの一種)が登場します。
しかしながらその後も特に脇石などの小さめのダイヤモンドにはローズカットが施されることも多く、「ローズカット」と言うカッティングだけからそのジュエリー(あるいはダイヤモンド)の年代を特定することは難しいです。
下記は比較的後年の20世紀に入ってからのローズカットダイヤモンドのリングです。

アンティークローズカットダイヤモンドリング(プラチナとゴールド)



ダイヤモンドのカッティングは年代を特定する大事な要素の一つには違いありません。
18世紀のローズカットと19世紀のローズカットには違いも見られます。
一般的に18世紀のローズカットのカッティングは19世紀のそれよりずっと平坦で、またダイヤモンドももっと中に黒い内包物の見られるものが多いです。

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