誰もが認める上品で上等な一点もののダイヤネックレス
1910年代末から20年代初頭、アールデコのドラップリーネックレスを先取りしたようなデザインのダイヤネックレス。
曲線を生かした繊細な18Kベースの金細工が上品で、先端部分に選りすぐられた透明度の高いダイヤがミルグレインセッティングされています。
シンプルなようで再現不可能な、高度な金細工このダイヤネックレスはフランスジュエリーの黄金期。
世界でもっとも優れたハイジュエリーが生み出された1910年代後半から20年代初頭のフランスで製作されたものです。
地金には、フィリグリーと呼ばれる高度な金線細工が駆使されています。
フィリグリーは19世紀初頭にイタリアで発達した金細工で、イタリアやフランスで1900年ころまで良作を生み出してきました。
1910年代ぐらいまでは辛うじて、こうした繊細なフィリグリーを作れる職人が残っていました。
「細やかなフィリグリーの技術」x「モダンなアールデコ期らしい20年代特有の抜群のセンスの良さ」がこのダイヤネックレスの何よりの魅力です。
ベースである18Kのフィリグリー及び、ダイヤモンドの周りに施された緻密なミルグレインが、ダイヤモンドの美しさをさらに引き立てています。
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18世紀まで遡るアンティークジュエリーは少ないですが、さらにその前の17世紀になりますともうほとんど市場でも見ることがなく、市場にほとんど出回ることがありません。
どのようなジュエリーが作られたと思いますか?
ルネサンスからバロック初期
17世紀に入ると、16世紀までの「ルネサンス様式」を脱却した新しい装飾様式が見られるようになります。
それが顕著になるのが1625年頃からです。
ルネサンス期の女性が着ていた硬く窮屈なドレスへの反動から、ネックラインが下がった柔らかい流れるようなドレスが好まれるようになり、ジュエリーもファッションにあわせて変化していきます。
下記は16世紀末から17世紀初期にかけて活躍したフランス人のゴールドスミス、ダニエル・ミニョ(Daniel Mignot)によるペンダントのデザイン画です。
アラベスク模様が用いられ、また直線的にダイヤモンドを配したシンメトリーで整然としたデザインが見て取れます。
1625年以降、ジュエリーは自然主義の影響が見られるようになります。
それが顕著に見られたのはまずフランスですが、特に花をモチーフにしたジュエリーはその後、1630-1640年代にかけてヨーロッパ中に流行します。
下記は17世紀の幼い子供用のリング。
フルールドリスが描かれています。
バロック後期
17世紀後半になってくると、宝石のカッティングが発展し、宝石セッティングもより手の凝った繊細なものになっていきます。
ジュエリーデザインとしてはクラスターからリボンモチーフに流行が移って行きます。
元々ドレスに安全にジュエリーを留めるために使われたリボン(ノット)はやがてジュエリーのモチーフとしてもてはやされて、バロックジュエリーを代表するジュエリーモチーフになります。
下記は当店で販売済みのバロック様式の小物入れ。
17世紀も終わりに近づくと、今度はアンシメトリーな花束(ブーケ)や単体の花がジュエリーのモチーフになっていきます。
エナメルの使用が減り、日中に着けるデイジュエリーと寄るの柔らかいキャンドルの光の下で着けるナイトジュエリーが意識されるようになります。
この後、バロック様式に続いて18世紀初頭(1730年頃)よりフランスから流行しはじめるのがロココ様式です。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。