アンティーク薔薇の花のネックレス(アールヌーヴォー、金彫り)

2カラーゴールドのバラの花のネックレス 1890年頃のフランス製。
典型的なアールヌーボー様式で作られたネックレスで、モチーフはアンティークジュエリーの中でも最も人気のあるバラの花。
宝石を一切使用することなく、18Kゴールドだけで生き生きとしたバラの花を表現。
2色のイエローゴールドを巧みに使い分けています。
片方が完全なイエローゴールドの色でバラの花部分はこちらを、もう片方がとちょっとだけ黄緑帯びたイエローゴールドでこちらを葉っぱ部分に使用しています。
薔薇の花は何と言っても花びらの重なり合うところがポイントなのですが、当時の素晴らしい彫金技術により、この難しい薔薇の花びらを造形的に描いています。
ずっしりとした重みのあるモチーフに可憐なチェーンが粋 通常のこうした18Kゴールドで出来たアールヌーボーのネックレスは重量は7グラム前後で、少なめの金で繊細な打ち出しなどを行って装飾したものが多いのですが、このネックレスは手にすると分かりますがモチーフ部分に相当な重量感があります。
ゴールドを塊でたっぷり使用して、ゴールドをくりぬいたり彫ることで、ダイナミックに薔薇を表現しているのです。
同じアールヌーボーのゴールドネックレスでもそれぞれ得意とする金細工技術やスタイルが異なり、違いが出ているのが面白いところです。
対照的にチェーンは細身です。
もちろん当時のオリジナルハンドメイドのチェーン。
丈夫なハンドメイドチェーンだからこそ、このちょっとアンバランスな組み合わせが可能なのです。
細身のチェーンをあわせることで、全体がより生き生きと垢抜けたジュエリーになっています。
ネックレスの長さは54センチ程と比較的ゆったりめ。
首周りにゆったり優しく拡がる、優雅な薔薇のネックレスです。

  • 幅:540mm 
    重量:11.1g
  • 販売価格:売り切れました。

アンティーク薔薇の花のネックレス(アールヌーヴォー、金彫り)

世界にひとつだけの一点もの

  • 5つのモチーフがストンと線対称に垂れて全体のバランスが良く着けやすいです
  • 54センチと首周りにきゅっとするのではなく、ゆったりめに着けれるネックレスです
  • 花葉が1つの彫刻作品のよう。ゴールドを削って作り上げた花、葉の彫金が見事
  • 中心のモチーフが1.6センチx2.3センチ。微妙に異なる2色のゴールドが雄弁です
  • 花びらは裏から打ち出し、表も一部ゴールドを切り抜くことで立体感を出してます
  • アンティーク薔薇の花のネックレス(アールヌーヴォー、金彫り)
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アンティーク薔薇の花のネックレス(アールヌーヴォー、金彫り)

[通販価格:税込]:売り切れました。

アンティークエピソード[Antique episode]

花がモチーフのアンティークジュエリー「薔薇」

花を主体にしたジュエリーは1820-30年頃から多く作られ始め(それ以前にも見られますが)、19世紀中ごろにその全盛を迎えます。
お花をモチーフにしたジュエリーが当時なぜそれほどまで流行したかというその理由については純粋にそのデザインが可愛かったこと、お花モチーフのジュエリーは身につけやすいジュエリーでもあったこと、またヨーロッパの王室貴族の間でガーデニングが同時期に流行したためと言われています。
この頃にガーデニングに良く使われた花はパンジー、薔薇、フクシア、キク、ダーリア。
これらはつまるところ、アンティークジュエリーの花のモチーフにしばしばされた花です。

フランスでもこの影響を受け、19世紀後半には多くのお花をモチーフにしたジュエリーが作られます。
特にナポレオンの妻、ユージェニーが特に花をモチーフにしたジュエリーを好みました。
どんなお花がモチーフになったかと言いますと、「薔薇(しあわせな愛)」、そして「忘れな草」。
その他、「エーデルワイス」「ハイビスカス」「プルメリア」「パンジー」「オークの葉と実」「マーガレット(忠実な愛)」「プルメリア」「チューリップ」「ダーリア」「百合(花束で表現されることも多いです)」「すずらん」「アイリス」「デイジー(片思いの愛)」等々。
センチメンタルな忘れな草、フラワーバスケット(花籠)のジュエリーなども比較的よく見られます。
イギリスでは、イングランドのバラ、スコットランドのアザミ、アイルランドのシャムロック(クローバー)が度々、ジュエリーのモチーフにされてきました。

フランスのアンティークジュエリーで薔薇ほど、ジュエリーのモチーフとして愛された花はないでしょう。
特にアールヌーヴォー期には、薔薇の花びらや蕾を細やかな金細工で装飾した、それは美しいゴールドネックレスが次々に作られました。
アールヌーヴォーの薔薇のネックレスは実に様々な金細工が駆使されました。
彫金を中心に仕上げたもの、レポゼで全体の形を作っているもの、フィリグリーが施されたもの等々。
1種類の金細工だけでなく、一つのネックレスに数種類の金細工が用いられているものも多いです。
そのネックレスが取った金細工手法により、一見同じように見えるネックレスの重量もまったく異なるところも面白いです。
金細工の最盛期であったということもあり、バラの花びらの立体感を生き生きと表現した作品が見られます。
また所々に真珠やダイヤモンドをあしらったネックレスも作られます。
ところでアンティークジュエリーで頻繁にそのモチーフを飾ってきたバラ。
薔薇には実は2種類あるそうです、オールドローズとモダンローズです。
1867年以前の薔薇をオールドローズと呼ぶそうです。
19世紀末の時代に描かれたバラは、オールドローズだったのでしょうか、モダンローズだったのでしょうか。
かの王妃マリー・アントワネットも薔薇の愛好家であったことはあまりに有名な話ですね。
バラは長いフランスの宝飾史の中で、多くのジュエラーにインスピレーションを与えてきた花です。
色々想像するととまりません!

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