薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)

薔薇とパンジー、2種類のお花が入ったブーケ 19世紀後期のフランス製。
18Kゴールドだけで花束が表現されています。 3本のお花は中央が薔薇、左右2本がパンジー。
お花だけを描いたペンダントは時々見かけますが、このように茎まで描いて花束のようになったジュエリーは珍しいです。
2つの異なるお花が入っているのも、様々な花が束ねられたブーケならではです。
薔薇の花びらの重なり合う様子や、パンジーのオシベや花びらや雄しべのが、立体的でまるでゴールドの彫刻のような正確さです。
裏側を見ても、裏からゴールドを押し出していたり、また通常は目に入らないはずの裏側のゴールドまで艶消しが施されていて、当時の作家の飽くなきこだわりを見ることが出来ます。
真珠と珊瑚で、全体が優しい雰囲気になっています 花束はゴールドだけで表現されていますが、ペンダントトップの先に一粒の天然真珠が、そしてチェーンには天然珊瑚が贅沢に使われています。
「珊瑚と真珠」という海の2大宝石は、19世紀後期にもっとも愛された組み合わせの一つです。
作家性の強いゴールドの花束だけではともすればやや硬派なイメージになりそうですが、真珠と珊瑚が加わることでグッと女性らしく柔らかい雰囲気になっています。
珊瑚のチェーンの長さは39.5センチ。

  • 幅:28mm 
    高さ:30mm 
    重量:9.1g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)

  • ゴールドの細工だけで薔薇とパンジーのお花の形の違いがはっきり分かります
  • 珊瑚と真珠が加わることで優しい印象に。珊瑚のチェーンは約40センチ
  • ペンダントトップ下の一粒の真珠は直径5ミリ。ほぼ真円で艶やかで美しいです
  • 艶のあるとても美しい円形の天然真珠
  • 珊瑚は天然のものなので大きさはまばらですが、大体直径2.5-3ミリ程です
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)
  • 薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)

小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。

 

薔薇とパンジーのアンティークペンダント(サンゴ、天然真珠、ゴールド)

売り切れました。
送料無料!

このジュエリーに似た商品をご希望の方は、メールマガジンのご登録をいただくと、サイト掲載前に新入荷商品としてお知らせいたします。
ご登録は、メルマガ登録からどうぞ!

アンティークエピソード

珊瑚を使ったアンティークジュエリー(エンジェルスキン 天使の肌のコーラル)

パールとともに「海の二大宝石」と呼ばれるコーラル(珊瑚)。
コーラルを用いたジュエリーの歴史は、古代ローマに遡ります。
当時、珊瑚(コーラル)は悪魔から身を守ると信じられてきました。

ヨーロッパではコーラルは彫刻されてカメオとして使われたり、自然の形のままでネックレスやブレスレット、リング、ピアスにされ愛されました。
下記は販売済みですが、当時セットで見つけた珊瑚のピアスとブローチです。

アンティーク天然サンゴピアス(お花、18金ゴールド)

アンティーク天然サンゴブローチ(地中海珊瑚、18金ゴールド)

しかし珊瑚が特に脚光を浴びるのは1920年代。
アールデコのジュエラーがジュエリーに「ビビットな色彩」を出すために用い始めたためです。
下記のコーラルとダイヤモンド、エナメルのバングルは1925年頃の製作です。
ササビーズに出展されています。

珊瑚ジュエリー
(c)sotherby's

珊瑚は、宝石の中でも珍しい有機物質の宝石です(大半の宝石は鉱物系)。
宝石として使われる珊瑚は、いわゆる「サンゴ礁」などと異なりずっと深海に生息する硬質のサンゴです。
ポリプ(サンゴ虫)の触手が8本に分かれていて(珊瑚礁は、触手の数が6本です。)、多くは太陽の光が届かない深く冷たい海の底でひっそりと生息しています。

数百ミクロン程度までの微小な浮遊物などを捕食して、ゆっくりと成長します。
わずか1cm成長するのに、50年近くかかる種類もあるのだとか。
磨くと美しい光沢を放ち、その赤い色が当時の女性の舞踏会用のドレスによく合い、女性の顔色を健康的に若々しく見せてくれると重用されました。

アンティークジュエリーで用いられる珊瑚としては、19世紀にイタリア、ナポリ湾で取れたもの。
フランス、ニースを中心とする地中海沿岸部でとれたものが有名です。


珊瑚は赤、オレンジ赤、ピンク、白色に大きく分けることができます。
ヨーロッパのコーラルの色もオレンジレッド、血赤色、ピンク色など様ざまです。
下記はくっきりとしたオレンジ色の珊瑚が鮮やかなピアスです。

アンティーク珊瑚ピアス(地中海サンゴ、19世紀)

ピンクがかったものやオレンジ色、濃いものから薄い色までと、実にさまざまな自然の色が存在する珊瑚ですが特に価値が高いといわれるのが、「ポーダンジュ(天使の肌) Peau d'ange (英語でangels skin) 」と呼ばれる色の珊瑚です。
ローズ(薔薇)の色を深くしたようなサーモンピンクで、特にアールヌーボー期に好まれます。

アンティーク珊瑚の大半はオレンジ色ー赤色の珊瑚ですので、「エンジェルスキン」のピンク色の珊瑚は少ないです。
下記はやはりアールヌーボーの頃のエンジェルスキンの珊瑚のネックレス。
粒も大きく色もくっきり、これだけ美しい珊瑚は当店としても初めてです。

天使の肌 アンティーク珊瑚のネックレス

また下記は2010年頃のフランスのジュエリーオークションに出品されていた、やはりエンジェルスキン珊瑚のネックレスです。
「peau d'ange」がフランス語でangel skinを意味します。
上記の当店扱いのネックレスとノットの部分の色合いまでが同じだったのでドキッとしました。

エンジェルスキン珊瑚

ピンク色は濃さがあるほど良いです。
下記はカルティエ製のヴィンテージの指輪ですが、珊瑚自体は上記のネックレスの方が上質です。

カルティエヴィンテージ指輪(珊瑚、ダイヤモンド、サイン入り)

最上級のエンジェルスキンの珊瑚は今日、1グラム220-230ユーロ(2017年1月現在1グラム27,500円程)で取引をされることもあるのだとか。
つまりゴールドより高い価格がつけられることがあるのです。
日本でもこのようなピンク色の珊瑚が「桃さんご」と呼ばれ、高知近海で採れたようですが、今では採取されていないそうです。

アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

お名前(必須)
ご住所
お電話番号
メール(必須)

hotmailなどのフリーメールは、メールが届かない事例が増えています。できる限りプロバイダーのメールなどをご使用ください。
お問い合わせ内容(必須)

×

Antique Jewelry シェルシュミディ[Cherche Midi]

シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。

シェルシュミディ情報発信

メールマガジン
新着ジュエリー&セール情報をいち早くお届けします
オーナーブログ
シェルシュミディのオーナーブログ。買い付けの様子など
facebook
買い付けたジュエリーを現地からリアルタイムでご紹介
アンティークエピソード集
アンティークジュエリーを購入する上で知っておきたい知識
シェルシュミディ 電話:050-5361-7915
© 2018 Cherche Midi, All Rights Reserved.