アンティーク天然サンゴブローチ(地中海珊瑚、18金ゴールド)

極上の赤い珊瑚 最上級の珊瑚と唄われ、南フランスの地中海沿岸でももうこんな珊瑚は現在取れないといわれているのが、この「ポーダンジュ」と呼ばれる地中海の血赤珊瑚。
そんな赤々しい珊瑚をぎっしり配した、フランス19世紀のブローチです。
ダイヤモンドより貴重だった珊瑚 赤い珊瑚は昔もニースを中心とする地中海沿岸部でしか取れず、それを20個以上配したブローチは、当時もどれほどの羨望を集めたブローチだったことか。
一つ一つの珊瑚は何とハーフカットされています。
これはハーフカットされた天然パールと同じで、どれだけこうした珊瑚が貴重だったかを物語っているのです。
極小のゴールドのツメで四方留めていることからも、ダイヤモンド以上の敬意をもってこの珊瑚が扱われていたことが伺えます。
地金は18K。
高さをつけて、円形状に珊瑚を配していく貴族的なスタイル。
海のうねりのような最下部のゴールドフレームが、海の宝石と呼ばれた珊瑚にふさわしいです。
珊瑚の美しさに目を奪われますが、彫金技術も素晴らしく、最も大きな真ん中の珊瑚の周りに施された粒金や、珊瑚の石止めにも注目していただきたいです。
フランスの金の刻印あり。

  • 幅:250/300mm 
    高さ:13mm 
    重量:5g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティーク天然サンゴブローチ(地中海珊瑚、18金ゴールド)

  • 何段階に高さが付けられているので、横や斜めから見ても美しく高貴なデザイン
  • 年配の方がつけるイメージが強い珊瑚ですが、赤い珊瑚はこんなにおしゃれ
  • フレームに留められた小さなゴールドのツメが芸術的。すべて18Kです
  • 横が2.5センチ、縦が3センチと、真ん中に留めて主役にするにふさわしい大きさ
  • つぶらかで、丸みがあり厚さのある珊瑚は何とハーフカットされてます
  • アンティーク天然サンゴブローチ(地中海珊瑚、18金ゴールド)
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アンティーク天然サンゴブローチ(地中海珊瑚、18金ゴールド)

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アンティークエピソード

珊瑚を使ったアンティークジュエリー(エンジェルスキン 天使の肌のコーラル)

パールとともに「海の二大宝石」と呼ばれるコーラル(珊瑚)。
コーラルを用いたジュエリーの歴史は、古代ローマに遡ります。
当時、珊瑚(コーラル)は悪魔から身を守ると信じられてきました。

ヨーロッパではコーラルは彫刻されてカメオとして使われたり、自然の形のままでネックレスやブレスレット、リング、ピアスにされ愛されました。
下記は販売済みですが、当時セットで見つけた珊瑚のピアスとブローチです。

アンティーク天然サンゴピアス(お花、18金ゴールド)

アンティーク天然サンゴブローチ(地中海珊瑚、18金ゴールド)

しかし珊瑚が特に脚光を浴びるのは1920年代。
アールデコのジュエラーがジュエリーに「ビビットな色彩」を出すために用い始めたためです。
下記のコーラルとダイヤモンド、エナメルのバングルは1925年頃の製作です。
ササビーズに出展されています。

珊瑚ジュエリー
(c)sotherby's

珊瑚は、宝石の中でも珍しい有機物質の宝石です(大半の宝石は鉱物系)。
宝石として使われる珊瑚は、いわゆる「サンゴ礁」などと異なりずっと深海に生息する硬質のサンゴです。
ポリプ(サンゴ虫)の触手が8本に分かれていて(珊瑚礁は、触手の数が6本です。)、多くは太陽の光が届かない深く冷たい海の底でひっそりと生息しています。

数百ミクロン程度までの微小な浮遊物などを捕食して、ゆっくりと成長します。
わずか1cm成長するのに、50年近くかかる種類もあるのだとか。
磨くと美しい光沢を放ち、その赤い色が当時の女性の舞踏会用のドレスによく合い、女性の顔色を健康的に若々しく見せてくれると重用されました。

アンティークジュエリーで用いられる珊瑚としては、19世紀にイタリア、ナポリ湾で取れたもの。
フランス、ニースを中心とする地中海沿岸部でとれたものが有名です。


珊瑚は赤、オレンジ赤、ピンク、白色に大きく分けることができます。
ヨーロッパのコーラルの色もオレンジレッド、血赤色、ピンク色など様ざまです。
下記はくっきりとしたオレンジ色の珊瑚が鮮やかなピアスです。

アンティーク珊瑚ピアス(地中海サンゴ、19世紀)

ピンクがかったものやオレンジ色、濃いものから薄い色までと、実にさまざまな自然の色が存在する珊瑚ですが特に価値が高いといわれるのが、「ポーダンジュ(天使の肌) Peau d'ange (英語でangels skin) 」と呼ばれる色の珊瑚です。
ローズ(薔薇)の色を深くしたようなサーモンピンクで、特にアールヌーボー期に好まれます。

アンティーク珊瑚の大半はオレンジ色ー赤色の珊瑚ですので、「エンジェルスキン」のピンク色の珊瑚は少ないです。
下記はやはりアールヌーボーの頃のエンジェルスキンの珊瑚のネックレス。
粒も大きく色もくっきり、これだけ美しい珊瑚は当店としても初めてです。

天使の肌 アンティーク珊瑚のネックレス

また下記は2010年頃のフランスのジュエリーオークションに出品されていた、やはりエンジェルスキン珊瑚のネックレスです。
「peau d'ange」がフランス語でangel skinを意味します。
上記の当店扱いのネックレスとノットの部分の色合いまでが同じだったのでドキッとしました。

エンジェルスキン珊瑚

ピンク色は濃さがあるほど良いです。
下記はカルティエ製のヴィンテージの指輪ですが、珊瑚自体は上記のネックレスの方が上質です。

カルティエヴィンテージ指輪(珊瑚、ダイヤモンド、サイン入り)

最上級のエンジェルスキンの珊瑚は今日、1グラム220-230ユーロ(2017年1月現在1グラム27,500円程)で取引をされることもあるのだとか。
つまりゴールドより高い価格がつけられることがあるのです。
日本でもこのようなピンク色の珊瑚が「桃さんご」と呼ばれ、高知近海で採れたようですが、今では採取されていないそうです。

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