アンティーク天然真珠のネックレス(鑑別書とオリジナルボックス付き)

ピンキーゴールドーの天然真珠 特筆すべきは色です。
「Pinkish gold」と英語でも書かれているのが分かると思います。
真珠はオフホワイト、色のついている場合はクリーム系の色が圧倒的に多いのですが、ピンクを帯びているのです。
中心に向かって珠が大きくなっています。
もっとも小さな粒の真珠で2.2ミリ程、最大の粒で6.4ミリです。
6mmを超えてくる天然パールを用いているネックレスは、一層希少です。 鑑別書、オリジナルボックス付き天然パールのネックレス フランスのラボの天然パールの鑑別書のついたネックレス。
しかもオリジナルボックス付きです。
ボックスの外側の革には傷みがありますが、肝心なネックレスを守る内側とネックレスそのものは良い状態です。
もちろん納品の際は鑑別書の原本とオリジナルボックス付きでお送りします。 留め具部分も素晴らしいの一言。
このようなアンティークのパールネックレスにダイヤモンドのセットされた留め具は珍しくありませんが、円筒状の立体的な留め具です。
アンティークのパールネックレスの留め具はデリケートで小さいものが多いですが、程よく大きさがあり開閉がしやすいところも良いです。
セキュリティーチェーンもついていて、セキュリティーチェーンの留め具のつまみだけがイエローゴールドになっているのも、旧式である証です。
すべてが完璧な天然パールのネックレスを入手するのは奇跡に近くなってきている昨今、安価とは言えないと思いますがそれでもかなりリーズナブルに出せていると思います。
ネックレスの長さは45センチ。
1900年頃のフランス製。

  • 幅:450mm 
    重量:6.6g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティーク天然真珠のネックレス(鑑別書とオリジナルボックス付き)

  • 特に大粒の珠。ピンクゴールドのこれだけ大きな真珠は極めて稀です
  • 長さセンチで程よい長さ。グラデーションも美しく糸の状態も良いです
  • かなりはっきりとしたグラデーション、内側からにじみ出る艶と照り
  • 小さすぎて見づらいと思います。ご連絡を頂けましたらコピー送ります
  • 4面からなる立体的な留め具、ミルグレインも美しいです
  • アンティーク天然真珠のネックレス(鑑別書とオリジナルボックス付き)
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アンティークエピソード

アンティーク=天然真珠(ナチュラルパール)は大きな間違い

アンティークジュエリーに詳しい方でしたら「昔は養殖の技術がなかったのだから、アンティークジュエリーで使われている真珠は全て天然真珠ですよ」といったことを聞かれたことがあるでしょう。
これはアンティークジュエリーの業界のセール文句になっているようですが必ずしも正しくはありません。
アンティークジュエリーに使われている真珠の多くが天然真珠です。
しかし全てが天然真珠ではありません。

上記の「アンティーク真珠=全て天然」説はヨーロッパで養殖真珠が本格的に市場に出始めるのは、一般的に1920年代頃からと言われていますからそれに基づいた論拠ということになります。
しかし養殖真珠はそれ以前にヨーロッパに存在し、一説には1880年頃から存在していたと言われています。
実際に1900年頃のヨーロッパのアンティークジュエリーから一部に使われています。
例えば下記をご覧ください。

こちらはフランスの有名なジュエリー専門のオークション会社のカタログからの抜粋です。
クリスティーズをはじめ世界の著名なオークション会社の競売では、真珠に関して天然か養殖か明記します。
この「真珠とダイヤモンドの指輪」は「1900年頃に製作されたと」推定されていますが、ジュエリーの説明文のところに「Perles de culture(養殖真珠)」と言う記載があります。


同じカタログから別の事例をご紹介いたしましょう。
こちらは花綱模様の美しい典型的なベルエポック時代のダイヤモンドと真珠のペンダントです。
こちらは1910年頃の推定と先ほどの作品より僅かに後年になりますが、こちらは「une perle en pampille(天然真珠の房飾り)」と記載があります。
天然真珠になります。



天然真珠の評価がもっとも高かったのは、20世紀の初頭です。
1900-1920年頃は非常に美しい天然真珠のジュエリーが作られた時代であるのと同時に、初期の頃の養殖真珠がジュエリーに使われはじめた時代でもあります。

この時代に天然真珠として最大に近い大きさの最高級の天然真珠を使ったロングネックレスは、現在の貨幣価値に換算して約10億円で取引されたと言う記録が残っています。

養殖真珠が多く市場に出回るようになったのは、1920年頃からです。
1940年代にはもう養殖真珠が凌駕していき戦後は言うに及びませんので、美しい天然真珠が用いられたアンティークジュエリーを探すのであればやはり1930年代頃までというべきでしょう。

「養殖真珠」といっても本当の初期の頃(20世紀初頭)の養殖真珠は真珠層が厚くとても出来がいいです。
例えば下記は、1920年前後に英国で製作された養殖真珠のネックレス。
真珠の粒は0.8センチ程です。

1920年養殖真珠

現代の養殖真珠とは雲泥のレベルの差があり、それはそれで近年では高額に取引をされています。
天然真珠への評価が高まる昨今では、初期の頃の養殖真珠はヨーロッパのオークション等で非常に高価な値段がついてきています。
養殖真珠へのイメージが大きく変わるのではないでしょうか?

アンティーク真珠に関して更に詳しい情報は、アンティーク真珠についてをご参考ください。

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