アールデコブレスレット(ベルギー1930年代、天然石)

斬新なベルギーのアールデコ 1930年代のベルギー製のブレスレット。
アールデコスタイルですが、このブレスレットはフランスではなくベルギーで作られたものです。
フランスアールデコの特徴を強調した、一目見たら忘れられない個性的なデザインです。
素晴らしい金属の彫琢と石の嵌込細工 素材はベースは銅系のメタルで、内側にシルバーのメッシュをあしらっています。
緑色の天然石は鋭角にカッティングされて台座の金属に1ミリの狂いもなく嵌め込まれています。
金属に施された彫琢(ちょうたく)が、驚くほど深く細かいです。
留め具部分は80年ほどたった今でも、カチッと気持ちいいくらいの音を立ててきちんと留められます。
こうした仕立ての良さは、当時の一流職人ならでは。
重量感があり、アクセサリーというよりジュエリーらしい高級感があります。
ブレスレットの長さの調整は不可。

  • 幅:205mm 
    高さ:18mm 
    重量:35g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アールデコブレスレット(ベルギー1930年代、天然石)

  • 横から見ると緑の天然石がポコンと突き出ていて、かっこいいです
  • 長めで大ぶりなブレスレットなので、ざっくりつけて楽しんでください
  • 濃い翡翠のような緑石と、やや黄緑がかった黄色い金属の色が絶妙にマッチ
  • 裏側に通されたシルバーバンドが表からも一部見えるようになった不思議な作り
  • これから何十年と持つであろう、素晴らしい作りの留め具はアンティークならでは
  • アールデコブレスレット(ベルギー1930年代、天然石)
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アールデコブレスレット(ベルギー1930年代、天然石)

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アンティークエピソード

アールデコのジュエラーたち(ジャン・デプレ、RAMA、ジェラール・サンドス)

アールデコ期には数々の名ジュエラーが生まれました。
代表的なジュエラーを何人かご紹介します。

ジャン・デプレ(Jean Despres)
1920-30年代に活躍したフランス人ジュエラーです。
幾何学模様の指輪や、ケルト民族の影響を受けたシルバーや真鍮、銅をハンマー打ちしたブローチで一躍有名になりました。

デプレは同時代のキュービズムの絵画から影響をうけ、その抽象的な幾何学デザインは、アールデコ様式をもっとも顕著なデザインのひとつであるとされています。
またデプレは、ピュリフォルカのテーブルウェアのデザインもいくつか手がけ、そのシルバープレートのナプキンリングなどは、世界的なオークションで非常に高価で取引されています。

現在では、ブルゴーニュ地方にあるアヴァロンという町の美術館にかなりの数のジャンデプレ作品のコレクションが所蔵されています。

下記は1932年にジャン・デプレが製作したアヴァンギャルドなペンダント(現在 美術館所蔵)。
ジャンデプレはプラチナの代わりにホワイトゴールドを用いることが多く、こちらのペンダントではゴールドを銀で塗った面白い使い方をしています。
黄色石はシトリン。

ジャンデプレ

ラマ(RAMA)
アールデコは1920年代パリではじまった装飾スタイルですが、1930年代その動きは他のヨーロッパ諸国、大陸にも広がります。
そしてフランス人以外の傑出したアールデコジュエラーを生み出しました。
そのうちの一人が、南米ウルグアイ出身のラマです。

ラマは1920-35年の間、モンテビデオ(ウルグアイの首都)で、TORRES-GARCIA というクリエーターグループと仕事をし、この頃からその作品の独創性により世界的に認知されはじめます。
彼女の作品は権威あるヨーロッパのアンティークギャラリーで稀に扱っていますがとても高価で販売されています。

ジェラール・サンドス(Gerard Sandoz)
ジェラールサンドスは1902年に、長い歴史を誇る宝飾家の家庭に生まれます。
父は当時の宝飾業界に大きな力を持ち、ジェラールは10代のときに一族が経営する宝飾店(メゾン・サンドス)のためにジュエリーデザインを手がけはじめます。
アールデコは対照的な色使いがその特徴のひとつとして挙げられていますが、それを地でいったのがまさにこのジェラールサンドス。

赤と黒の幾何学模様のシガレットケースやブローチなどが、最も有名です。
ジェラールはまたポスター作家そして画家としても活躍。
同年代のジュエラーたちとUAMとして知られる近代芸術家同盟に参加。
しかし多才であったジェラールサンドスは1931年、画家活動と映画活動に専念するため、ロワイヤル通りにあったサンドス宝飾店を閉店します。

下記は1928年にジェラールサンドスが製作した指輪。
銀、ゴールド、赤と黒のエナメル。
赤と黒の強い色のコンビネーションが印象的です。

ジェラールサンドス

シャルルジャコー(Charles Jacqueau)
シャルル・ジャコーは1885年生まれ、20 世紀前半のアール・デコの時代にカルティエで活躍した宝飾デザイナーです。
1909 年、高級宝飾店が軒を連ねるパリのラ・ペ通りのカルティエで、ジャコーの才能溢れるデザイン画は 3 代目ルイ・カルティエの目に止まり、カルティエのジュエリーデザイナーに抜擢されます。
下記はシェルル・ジャコーがデザインを手がけたカルティエのブローチペンダントです。

シャルルジャコー

華麗な色彩と幾何学的な形を駆使した独創的なアールデコの宝飾品を数多く生み出します。
シャルルジャコーの活躍は同時代の絵画界のトップを走り続けていたピカソにちなんで「ジュエリー界のピカソ」となぞられていました。

Paul Flato
1930-1940年代に活躍したアメリカのジュエラーです。
ヨーロッパのアールデコをもっと派手に煌びやかにアレンジして、当時のアメリカの富裕層、ハリウッドのスターなどにジュエリーを提供しました。

特にブルー系の宝石を重用し、ブルーサファイアやアクアマリンを使った大ぶりで豪華なジュエリーを作りました。

paulflato

アクアマリンとダイヤモンドのブローチ、サファイアとダイヤモンドの羽の形をしたブローチ。
コンヴァーティブルのジュエリーも得意としていて、ブローチが時計にもなるもの、バングルがブローチになるものなども有名です。

この時代、アメリカは非常に景気がよく、社交界で目立つためならお金に糸目をつけなかったと言います。
ビジネスマンとしての商才にもたけ、この時代、ハーパースバザーやヴォーグなどの有名ファッション雑誌で広告を打ち始めていました。

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