ペルピニャンガーネット アンティークブレスレット(1840年代)

希少なペルピニャンガーネットのブレスレット 大人気のペルピニャンガーネットのアンティークジュエリー。
ペルピニャンガーネットのジュエリーの多くはブローチで他のアイテムは少ないのですが、特にブレスレットは多くの石を必要とするため非常に高価になってしまうことが多いです。
そんなこともあり、ペルピニャンガーネットのブレスレットはシェルシュミディでもこれでようやく3点目です。
20年ほどやっていて3つ目なのですから(1つは1900年前のもので、もう1つがやはりこのブレスレットと同じ年代のものです)、いかに少ないかお分かりいただけることでしょう。
全周をぐるりとペルピニャンガーネットがセットされています。
合計19石。
1石でもメイン石になれそうな美しいペルピニャンガーネットですから、何とも贅沢なアンティークジュエリーです。
石はいずれも良い状態です。 1840年頃ととても古い時代のペルピニャンガーネットのジュエリーです 色は真っ赤ものと、少しピンクや紫を帯びた石もあります。
ペルピニャンガーネットは必ずクローズドセッティングで、裏面に「パイヨン」と呼ばれる金の箔を入れて色の調整をします。
そのため特に古い時代のものは紫が強めに出ることも多いです。
近年、ペルピニャンガーネットのアンティークジュエリーが大人気なのは良いのですが、中にはアンティークとは言えないそこまで古くない時代のものが、同列に売られていることも多いです。
当店では20世紀初頭頃までのものを扱うようにしています。
セッティングも似せているようで異なりますし、希少性が異なるのは言うまでもないですが、ペルピニャンガーネットというだけで売れてしまうのですから困ったものです。
その金の箔の微妙な経年変化の色や、セッティングの仕方、横から見えやすい彫金などが1840年らいのペルピニャンガーネットジュエリーの典型です。
これほど古い時代に遡るペルピニャンガーネットのアンティークジュエリーの入荷自体が久しぶりです。
1840年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
ブレスレットの長さは18.5センチ。
動画も撮影しています。
ペルピニャンガーネット アンティークブレスレット(1840年代)

  • 幅:185mm 
    重量:7.4g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

ペルピニャンガーネット アンティークブレスレット(1840年代)

  • 色艶の素晴らしいペルピニャンガーネット。ファセットも良い状態です
  • 長さ18.5センチと日本女性には十分ですが比較的短めだったのが功を奏しました
  • 1石ずつ厚みがありぷっくりとしています。直径6.5-7ミリ
  • 裏面は味わいのあるクローズドセッティングで、一部へこみが見られます
  • フランス18金の旧式の刻印(馬の頭)が打たれています
  • ペルピニャンガーネット アンティークブレスレット(1840年代)
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ペルピニャンガーネット アンティークブレスレット(1840年代)

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アンティークエピソード

ペルピニャンガーネットとフランス南西部のアンティークジュエリー

イギリスのでもフランスでもアンティークジュエリーでもに使われているガーネットの大半がボヘミア産。
ボヘミアンガーネットはちょっと黒っぽい赤色をしており、アンティークガーネットと言うとそのイメージを強くお持ちの方も多いのはないでしょか?
しかしペルピニャンガーネットの用いられたアンティークジュエリーを見れば、そのイメージは払拭されるはずです。

ペルピニャンガーネットとは、フランス南西部ペルピニャン地方で産出されていた希少な美しいガーネットのことです。
カタランの文化歴史を象徴する宝石で、その歴史は1750年に遡ります。
ペルピニャンガーネットが採掘されたのは、18世紀半ばから1920年代にかけてです。
鉱山からガーネットが採掘されることはもうありません。
ペルピニャンガーネットは、深いピンクがかった赤ワイン色をしており、同じサイズのルビー以上の価値があると言われるずば抜けた宝石です。
昔から数は少なく、フランスアンティークジュエリーにしか(しかもそのほんのごく一部)存在しません。

フランス現地でもやはりアンティークでしか手に入らないペルピニャンガーネットは、まさに幻の石です。
まさにフランスのアンティークジュエリーに限定された美しいアンティークガーネットです。
下記は当店で数年前に販売済みのペルピニャンガーネットのピアスですが、いまだに多くお問い合わせを頂きます。

ペルピニャンガーネットのピアス(アンティーク、ベルエポック)ス

ペルピニャンガーネットのセッティングは、この地方独自のもので、「ペルピニャンセッティング」と呼んだりします。
石の下をゴールドで閉じます。

ペルピニャンガーネットアンティークブレスレット(18金ゴールド)

ガーネットそのもののカッティングも独特で、石が閉じられているので見にくいですが下は平らで、上にたくさんのファセットをつけています。
パピヨンと呼ばれるヴェルメイユの破片をガーネットとゴールドの間にいれて、美しい反射を起こすこともあります。

ペルピニャンガーネットは、真っ赤のものから、ピンク帯びた赤、ワイン色がかった赤と複数の色があります。
いずれの色もボヘミアンガーネットよりずっと明るい色調の赤が特徴的です。
下記のリングでは、真っ赤なペルピニャンガーネットとピンクを帯びたガーネットの両方が用いられていますが、どちらもボヘミアンがーネットにはない明るい色調です。

ペルピニャンガーネットアンティーク指輪(ダブルクローバー 三つ葉 )

ペルピニャンガーネットが生まれたペルピニャンという街はフランス南西部の都市です。
ペルピニャンの歴史は極めて古く、ローマ時代から人が定住していたといわれています。
中世になってペルピニャンの街の建設が始まり、1276年から1344年までは、マヨルカ王国の王国の首都として栄えます。
時代の中でマヨルカ王国に組み込まれたりバルセロナ伯領となったり、過酷な歴史を生きつつも、いつの時代もペルピニャンは複数の文化が入り乱れる工芸品の中心地でした。
ジュエリーもパリを中心としたジュエリーとはまた異なる味わいのジュエリーが作られました。

一つにはこの地域は鉱物的に非常に豊かな地域であったからです。
古くは銀、ゴールド(共に閉山しています)、そして宝石ではガーネットが産出され、この地域においてジュエリーは一大産業でした。
そしてその主役がガーネットでした。
ペルピニャンガーネットの一部はスペインに運ばれかの地でジュエリーにされたものもありました。
これはやはりスペイン国境の約20キロに位置する地理的要因も大きかったことでしょう。

「ペルピニャンガーネット」と言う呼称は産地による呼称であり、いわゆる鉱物名ではありません。
産地を取って「カシミールサファイヤ」と呼ぶのと同じロジックです。

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