ルビーがぎっしり、夢のようなブレスレット
1930年頃のフランス製。
アンティークルビーをなんと23個もセッティングした、とても贅沢なルビーブレスレットです。
ルビーはピンクっぽい明るめの色で、直径4-5ミリ程度。
人工的に色を調整することが多い現在のルビーとは異なる、天然ルビーならではの自然で優しい色です。
地金のピンクがかったゴールドの色と美しく調和していて、華やかです。
高さのあるゴールドのセッティングも見ごたえあり
美しさの秘訣はセッティングにあります。
高さが6ミリ程度と、かなり高さがあります。
側面のゴールドを部分的に抜いているため、これだけ重量感があるのに重すぎず。
側面から見ても、とても美しいのです。
ルビーは一石ずつを包み込むように4つの爪できっちりセット。
ゴールドの細工も装飾性、機能性ともに優れています。
輪っ子同士は金の輪でつなげています。
一定の角度で動くようになっており、そのため適度な張りとしなりが出て、手首にフィットするのでとても気持ちが良いです。
ブレスの内寸16センチ強(有料で短くすることは可)。
ゴールドは9Kと15Kの刻印が押されていますが、15Kあります。
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フランスの刻印(ホールマーク)制度
世界で最も長いジュエリーの歴史をもつ国のひとつフランス。
フランスの刻印制度はイギリスと並び世界で最も早く、19世紀を通じて制度が作られました。
フランスの刻印は金の刻印だけでも「フランス国内用に作られたゴールド製品の押される刻印」、「輸出用ゴールド製品に押される刻印」、「輸入金製品に押される刻印」等いくつもあります。
すべてを網羅するのはプロでも難しいですが、アンティークジュエリーで使われる刻印はある程度は決まっています。
(もちろん珍しい刻印も時々出てくるのですが・・・)
フランスの刻印は昔も今も国によって厳しく管理されていますので、「金位や貴金属の区分」に関しては、刻印を正確に読み取ればまがい品をつかむことはまずありません。
ただし刻印で読み取れるにはフランスのアンティークジュエリーの場合、貴金属の種類と金位、製造国が主で、必ずしもアンティークの真偽を保証するものではないことも多いです。
(イギリスの場合、製造年や具体的な地域までが刻印で読み取れる場合が多いです)
もちろんヒントになるところはあります。
分からない刻印を調べたいときは、分厚いフランスの専門書で調べるとほとんどすべてが明らかになります。
下記は当店で保有しているフランスの刻印の本です。
刻印がないアンティークジュエリーというのもあります。
刻印がないアンティークジュエリーで特に多いのが、「19世紀前半までの作品(刻印制度自体が19世紀を通じて発展していくためです)」「軽量のジュエリー(刻印を免責されています)」「指輪でサイズ直しが過去にされているもの」。
「刻印がない=必ずしもフェイク」と言うことではなく、アンティークジュエリーの真偽は色々な要素を複合的に観る必要があります。
ですが刻印がそのジュエリーの真偽や歴史をたどる大きな道しるべになることは確かです。
アンティークジュエリーの刻印に関して更に詳しい情報は、アンティークジュエリーの刻印(ホールマーク)についてをご参考ください。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。