この状態で残っていることが奇跡です
1920年頃のフランス製。
何とすべてが琥珀で出来たブレスレット。
琥珀はまさに自然の産物で、そしてとてもデリケートなものですから、この大きさでこれだけ良い状態で残っているのは奇跡的です。
琥珀は年月を経ることで飴色に変わっていきます。
このブレスは100年近く経っており、あめ色の滑らかな色合いがとっても魅力的です。
琥珀だけで作られた開閉ベルト
琥珀の素材の良さもさることながら、琥珀だけでジュエリーを作ってしまったというところがすごいです。
長方形の琥珀11パーツに穴を開けて、中でゴムでつなげています。
そして左右両先端が、ベルトのような構造になっており、開閉できるようになっています。
閉じる側の穴が2箇所に開いていますので、手首の太さでどちらか都合のよいほうで閉じることができます。
各パーツは、2.6センチx1.9センチほどの大きさ。
全体の長さは22センチと贅沢な長さ。
これだけの量の琥珀を使っているのに、このお値段はとてもリーズナブル。
そしてこうした自然素材でパーフェクトな状態のジュエリーは、プライスレスです。
琥珀は衝撃には弱い繊細な素材ですので、落下にはお気をつけください。
自然素材がお好きな大事にしていただける方にぜひご検討いただきたいです。
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アンティークジュエリーとして珍しい素材に琥珀(こはく)のジュエリーがあります。
琥珀は古代の松柏科の植物樹脂が、地質学的な時間を経て硬化した石のことです。
有名な琥珀の産地はバルティック沿岸ですが本源はロシアで、比重の低い琥珀(こはく)は海水によって対岸のデンマークやノルウェー、さらにはイギリスの東海岸まで運ばれそこで発見されました。
琥珀には透明から半透明まで見られます。
また産出されたときには明るい黄色のこはくも、時間がたつと飴色に変わっていきます。
アンティークジュエリーにセットされたものは、赤味の強い朱色になっています。
琥珀は純粋な鉱物ではなく樹脂が化石化したものなので、採取する場所は鉱物類とは性格が大きく異なります。
琥珀には、当時のアリや蚊などの虫や植物の破片を含んだままの物もあります。
こうしたものを一般に「虫入り琥珀」と呼んでいます。
映画「ジュラシックパーク」では、架空の設定として、琥珀に閉じ込められた蚊から恐竜の血液を採取し、その中に含まれているDNAから恐竜を蘇らせていました。
いわば保存状態の良い化石でもあるわけです。
琥珀には帯電効果があることから良い気を引き付け、また黄金色の色合いも加わり、金運、財運、人気運が良くなると言われています。
また邪気ばらいの効果もあるとされ、子供が持つと病気にかかりにくく、大人が持てば健康と長寿につながるとされています。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。