アンティークドレスウォッチの王道
1940年代のスイス製。
全体が18Kホワイトゴールドで、文字盤の上下に2つずつダイヤモンドが配されています。
「ホワイトゴールドxダイヤモンド」白いジュエリーといった印象のドレスウォッチ。
時計の製造はスイスで、時計の裏面にフランスへのインポートマークである刻印が押されています。
(メカ以外の宝飾部分の製造は、フランスで行われたのではないかと思います)
文字盤、ブレス部分も綺麗な状態でとてもお薦めのアンティーク時計です!
ブレス部分のなだらかな曲線に注目
全体として非の打ち所のないアンティークジュエリーウォッチですが、特にブレスの形の美しさは特筆すべきです。
文字盤部分から流れるように取り付けられた18Kホワイトゴールドのブレス。
装着したときも綺麗なラインを描くように角度がつけられています。
両辺1つずつのWGのブレスが、途中から2つに分かれているところが良いです。
太い1本のブレスレットからなるより、ずっと繊細で女性らしいラインを描いているのと同時に、2本に分かれていることで堅牢さも兼ね備えています。
ブレスの長さは内側の金具で留めれば16.5センチ、外側の金具で止めれば17.5センチまで対応可能です。
短くすることは有料で可能ですが長くすることはできません。
当ショップ提携工房でオーバーホールなどすべてのチェック済みです。
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フランスで1900年頃に流行した指輪デザインに「トゥルビヨン(トウールビヨン)」があります。
トゥルビヨンリングは、「渦巻き」をイメージしています。
台風のように渦を巻いたデザインが特徴的で、「台風の目」の箇所にメイン宝石があります。
トゥルビヨンリングは他の国のアンティークジュエリーでは見たことがありません。
フランス特有のリングデザインです。
短命に終わった指輪デザインですので、非常に人気のあるアンティークリングのデザインの一つですが数は多くはありません。
渦巻く曲線が宝石、そして指元を効果的に演出します。
トゥルビヨンのリングは大抵の場合、ダイヤモンドです。
トゥルビヨンリングは小さい石でも効果的に見えるデザインなので、割と小さな宝石がついていることが多いのですが、このように例外的に大きな石が用いられた贅を尽くしたリングも見られます。
しかしもちろん例外はあります。
下記は珍しく中央の石がエメラルドです。
下記はもっと後年のリングです。
やはりトゥルビヨン(渦巻き)がモチーフですが、1900年頃に一世風靡をしたトゥルビヨンリングとは全く異なります。
かつてのトゥルビヨンリングとはまた異なる大胆でボリュームのあるシルエット。
鮮やかな色彩も魅力的です。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。