帝政ロシア アンティークシルバースプーン

帝政ロシアの銀のスプーン アンティークジュエリーでも珠玉の作品を生み出した帝政ロシア。
帝政ロシアのアンティークジュエリーではなくアンティーク銀器を入手しました。
1881年製作の刻印が見られます。
ロシア革命が勃発するのが1904年ですから、革命前の帝政期のロシアの作品になります。
革命前のロシアは銀製品も優れた作品を残していますが、市場で出会えることは少なく大変希少です。
スプーンにこれほどの手がかけられたのかと感心します。
銀の上に金を塗ったヴェルメイユ(シルバーギルド)です。
銀の純度は「84」の刻印があることから、87.5%の純度のシルバーになります。 贅を尽くした銀細工に注目 特にスプーンのカップの裏面の銀細工が優れています。
描かれているのは花。
百花繚乱の咲き乱れる花が、銀を彫ることで描かれています。
持ち手の裏面にもやはり花が描かれていて、この部分に全ての刻印が打たれています。
刻印はすべてのスプーンそれぞれに押されています。
工房印は「MK(あるいはNK)」で、モスクワの作品です。
持ち手の表面にもまた別の花が描かれています。
5点セットで入手しました。
ばらばらになるのも忍びなく、値段は5つセットでの価格になります。
銀製。

  • 幅:21mm 
    高さ:117mm 
    重量:55g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

帝政ロシア アンティークシルバースプーン

  • デザートスプーンで横が2.1センチ、縦が11.7センチ。いずれも良い状態です
  • 持ち手の部分は表裏両方にぎっしりと彫刻が施されています
  • もともと5点セットであったかと思われます。金塗りもしっかり残ってます
  • カップ裏面の花模様の銀細工が一番豪華です
  • MK(NK?)、1881年、84は銀の純度
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン
  • 帝政ロシア アンティークシルバースプーン

小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。

 

帝政ロシア アンティークシルバースプーン

売り切れました。
送料無料!

新着のアンティークジュエリーは、いち早くメールマガジンでご紹介させて頂いています。是非ご登録ください。
ご登録は、メルマガ登録からどうぞ!

アンティークエピソード

ロシアのアンティークジュエリー

アンティークジュエリーの中で特に玄人受けする、私たちディーラーにとっても魔力があるのは「ロシアのアンティークジュエリー」です。
特にロシア革命前、ロマノフ王朝時代のロシアのアンティークジュエリーは垂涎ものです。

ロシアと言えばファベルジェを思い浮かべる方が多いことでしょう。
下記は現在、V&A美術館に所蔵されているファベルジェのシガレットケースです。
ファベルジェのコレクションで名高いロンドンのWartskiからV&A美術館に寄贈されたもの。

ファベルジェ
c Victoria and Albert Museum, London

ファベルジェのジュエリーは非常に稀でもありますが、ヨーロッパ特にロンドンで流通することはとても僅かですがあります。
私も一度、この手のジュエリーで美術館にもコネクションのあるディーラーさんから拝見したことがありますが残念ながらはっきりとした修理の跡があり、真偽に関しては確かなジュエリーではありましたが断念した経験があります。

何人かのトップディーラーさんが集まって、「これはファベルジェのイースターエッグかどうか」と談義していたのにも遭遇したことがあります。
結局それは同時代のロシアの普通のイースターエッグだったのですが、この時代のロシアのイースターエッグはファベルジェには適わないものの相当な価値があります。
下記は当店扱いのロシア製イースターエッグ。

ロシアのイースターエッグ

ロシアのアンティークジュエリーには、ヨーロッパのジュエリーとはひと味違う個性があります。
一部の特権階級の特権がより強かったロシアでは、西ヨーロッパ以上に贅沢な素材の使い方がされていることも多いです。
ロシアならではの宝石としては、サイペリアンアメジトとデマントイドガーネットが挙げられます。
またロシアのジュエリーではプラチナの登用も早めです。
これは当時、ロシアが世界で唯一のプラチナの産地であったことともちろん関係しています。

ロマノフ王朝崩壊後は優秀なジュエラーはアメリカやヨーロッパに亡命してしまいますので、その魅力は大きく損なわれることになります。
ロシアのアンティークジュエリーを購入する際は、それがロシア革命前に作られたものなのか、後に作られたものかが大きなポイントになります。

製作された年を確認するのは、例えばフランスのアンティークジュエリーではかなり難しいですが、ロシアのジュエリーに関してはよく分かる事例が多いです。
ロシアのホールマークは、歴史上もっとも完成度の高いシステムの一つであったと言われています。
ロシアで刻印制度がはじまったのは1613年と英仏と比べてもかなり早いです。
ピョートル大帝により1700年までにロシア帝国中に広がっていきます。

ロシアの刻印は、まず「地金の種類、純度」 「製作年代」「場所」「製造者のイニシャル」が打刻されるのが普通です。

ロシア革命前(1917年以前)は金の純度を表す数字が100分率です。
下記は当店で販売済みの「ロシアのアンティークジュエリー 蛇のゴールドバングル」。

ロシアンアンティークジュエリー 蛇のゴールドバングル

ロシアンアンティークジュエリー 蛇のゴールドバングル

56が14カラットゴールドを指しています。
DGが工房のイニシャルです。
下記はかのファベルジェの工房印になります。
キリル文字で書かれています。

ファベルジェ

下記はやはり当店で販売済みのロシア製、銀製チェーンの刻印。
84という数字は、帝政ロシアにおける銀の純度を示しています。
84ズロトニキ(87.5%の意味)です。
左側を向いた「ココシニク(伝統的な頭に巻く女性用装飾)」をかぶった女性の刻印は1917年まで用いられました。
HKは工房印です。

ロシア製 アンティーク銀製チェーン(モスクワ 1899-1908)

ロシア製 アンティーク銀製チェーン(モスクワ 1899-1908)

アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

お名前(必須)
ご住所
お電話番号
メール(必須)

hotmailなどのフリーメールは、メールが届かない事例が増えています。できる限りプロバイダーのメールなどをご使用ください。
お問い合わせ内容(必須)

×

Antique Jewelry シェルシュミディ[Cherche Midi]

シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。

シェルシュミディ情報発信

メールマガジン
新着ジュエリー&セール情報をいち早くお届けします
オーナーブログ
シェルシュミディのオーナーブログ。買い付けの様子など
facebook
買い付けたジュエリーを現地からリアルタイムでご紹介
アンティークエピソード集
アンティークジュエリーを購入する上で知っておきたい知識
シェルシュミディ 電話:080-3931-1647
© 2018 Cherche Midi, All Rights Reserved.