ジュエリーのようなカフス
1900年頃のフランス製の18金カフスボタン。
何とすべてが18Kでできています。
薄いのにしっかりしていて、シルクのブラウスなどに合わせるとエレガントに使えます。
細やかな細工が見事です。
現在ではこんな細やかなカフスボタン、絶対に作れないですね。
ジュエリーもそうですが、手の込んだ小物ほど、現在では採算性が取れないものはありません。
もっともこうしたレベルのカフスボタンは、現在では技術的にも作れません。
きちんとした素材を使用した手の込んだアンティークの小物で、気に入った物を見つけたら、絶対に手に入れることをお薦めいたします。
最後の貴族文化ベルエポック期のカフスボタン
ファッションリーダーが貴族であった最後の時代が、このベルエポック期。
美しい繊細な線細工、ベルエポック時代らしい瀟洒なラインがエレガントです。
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アンティークカフスボタンにはアンティークジュエリー顔負けの素晴らしい作品を見つけることが出来ます。
実はジュエリーと同等に素材や細工などが高レベルで、現代では再現できない貴重なアンティークです。
ゴールドなどの貴金属でできたものや、ダイヤモンドなどの宝石が入った豪華なものまで存在します。
下記はガーネットがセットされたフランス、王政復古時代のカフスボタンです。
宝石のみならず金細工も素晴らしいです。
円形のものやスクエアのものなどデザインが豊かで、細工が細やかです。
「カフスボタンは男性が着けるもの」と言うイメージが強いかもしれませんが、繊細な細工が施されたアンティークカフスは女性がつけてもとてもエレガントです。
特に薄手のもの、ゴールドなどの素材が使われたハイクラスのカフスは、是非現代の女性の装いに取り入れてみてください。
下記はカフスボタンではなく、スタッドボタン(胸ボタン)ですが、かのカルティエ社の製作です。
ギロッシェエナメルが美しい作品です。
カフスボタンに限らず、美しいボタンは継続して作られます。
下記は陶器製のボタンでアンティークボタンというより後年の、1960年代のボタンです。
パリ装飾美術館にもそのジュエリーが展示されている、リーンヴォートラン(line vautrin)製作のビンテージボタンです。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。