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ロッククリスタルとは、無色透明な水晶のことです。
ギリシア語で「 krystallos 」は「氷」を意味し、ロッククリスタルの名前の起源になっています。
水晶の内、不透明なものをクォーツ(石英)、透明なものを水晶と呼びます。
透明で無色なロッククリスタルは、古代「氷が化石化」したものと信じられていました。
ロッククリスタルは古代より彫り物をするにも好まれ、古代エジプト、イラク、イランなどそのようなジュエリーが見つかっています。
ヨーロッパでは1650年ぐらいからジョージアン王朝時代に至るまで、宝飾家は表面がフラットになったクリスタルの上に彫りを施して、側面にファセットを入れました。
このようなロッククリスタルをジュエリーは「Stuart Crystals」と呼ばれています。
下記はロッククリスタルに彫りの入ったペンダント。
シャルル1世が描かれています。
(c) Trustees of the British Museum
この時代、ロッククリスタルは指輪のベゼルやピアス、クラスプ部分やカフスに用いられました。
ヴィクトリア時代になると、ロッククリスタルに彫りを施してシール(印章)やカメオ、インタリオにするのが流行しました。
そしてロッククリスタルを語る上で欠かせないのが、アールデコ期です。
幾何学的な形に切りとられたロッククリスタルが指輪やブローチ、ペンダント、ブレスレットのプレートとして重用されます。
ロッククリスタルのプレートの中心にダイヤモンドなどの宝石がセットされることもしばしばでした。
下記は当店扱いのオーストリアのアールデコのピアス。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。